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ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

SIerの営業に求められる5つの能力

2011年04月17日 | 思考法・発想法
4月に入り、世の中的には新入社員なども配属され始めていたりするのだろうが、それは同時にこれまで新人扱いだった1年目、2年目社員も「一人前」扱いされていくことを意味している。 僕が新入社員だった頃も決してまじめな社会人だったとは言えないんだけど、実際、入社1ヶ月目には研修先の所長からまじめに「転職」を勧められたりもしたわけで(苦笑)、それでも「せっかくだから、ここにいる間に何かを得よう」とそれなり . . . 本文を読む

福島原発から考えるリスクの拡散と外部不経済

2011年04月13日 | 思考法・発想法
福島原発事故のニュースや解説で使われている「リスク」という言葉に、何となくモヤモヤした気持ちがあって、それがうまく整理できているとは思えないのだけれど、ぼんやりと骨格が見えてきたので、ちょっと書いておこうと思う。 今回の福島原発事故に際して、直感的に原発はやっぱりダメだという人がいる一方で、現実を見たときにそれでも原発は必要なんだと考える人もいる。それはそれ。今日はそのことは問わない。 今日、 . . . 本文を読む

危機的状況・複合的な問題に対処するための能力とは

2011年04月04日 | 思考法・発想法
東日本大震災は日本に未曾有の危機をもたらし、それは福島原発事故は未だに予断を許さない状態が続く。震災直後にはリーダーシップを発揮できるかにみえた菅首相も、原発への対応やその後の震災への対応では「顔」が見えず、国内外からリーダーシップの不在が指摘される。 今回の件では、確かに次から次に新たなる問題が巻き起こり、全てに適切に対処するというのは難しかったかもしれない。しかしそうした中でもこうした「危機 . . . 本文を読む

IT時代の「思考の整理学」:ポスト「新聞のスクラップ」

2011年02月20日 | 思考法・発想法
後輩がお客さんに関連した新聞のスクラップを手帳に貼り付けていた。いい心掛けだ。 でも、と単純に思う。でも、これだけ毎日お客さんの記事が載っているのに、これから毎日スクラップしていったらどれだけ手帳か分厚くなることやら。 外山滋比古(とやましげひこ)さんの「思考の整理学」の中でも、情報整理の方法として「記事のスクラップ」が紹介されている。これまでにも多くの人か情報整理・知的生産性を向上させるために . . . 本文を読む

保険とリスク、ブラックスワン的社会が背負っているもの

2010年11月27日 | 思考法・発想法
仮にあなたがコンビニを経営していたとして、そこに強盗がやってきた時にどうするのだろうか。レジに入っている10万円を守るために危険を顧みず必死に抵抗するべきだろうか、それともどうせ「損害保険」に入っているのだしそのまま強盗に30万円を差し出すべきだろうか。そうすれば怪我をすることもないだろう――そんな話を先日、友人と飲みながらした。 これは別に「正義論」の話をしていたわけではない。「保険」というも . . . 本文を読む

バクシーシ(施し)と資本主義

2010年11月12日 | 思考法・発想法
IT系の、特にB向けのIT系の記事を書いているITProにちょっと興味深い記事が載っていて、その中で気になった言葉を検索して、そしてたどり着いた記事を読み、うん、何となくまとまりも無いまま書いてみたい。 その言葉は「バクシーシ」。 この言葉に初めて出会ったのは沢木耕太郎の「深夜急行」だったか、藤原新也だったかの本だったか。当時は特に深い感慨もなかったけれど、こうして「バクシーシ」に関しての2つ . . . 本文を読む

ひげそりとテクノロジーの話

2010年08月28日 | 思考法・発想法
先日、「ひげそり」を買い換えた。もう長いこと使っていて、結構、お気に入りだったのだけれど、カートリッジが販売停止になってしまって、近くのマツキヨやドラックストアを探しても見つからないので、だったらこの際新しいものを…というわけだ。 これまで使っていたのは「2枚刃」のもの。宣伝文句を引用するなら「肌の微妙な凸凹にフィットする首振り式2枚刃」とのこと(余談ですが「凸凹」は「でこぼこ」、「凹凸」は「お . . . 本文を読む

「強敵」と書いて「とも(友)」と読む

2010年08月08日 | 思考法・発想法
仲里依紗主演の「日本人の知らない日本語」を見ていたらこんな台詞があった。 「告白」と書いて「ゆうき」と読む まぁ、こんな読み方はさすがに無理がありすぎるけど、でもこれはこれで視聴者からすると言わんとすることが伝わってくる。実はこれって凄いことだと思う。「告白」と書いて「ゆうき」と読む。こんな台詞がなりたってしまう。英語や中国語でこんな状況ってありうるだろうか。 かって「北斗の拳」では「強敵( . . . 本文を読む

新しいアイデアと直感の大切さ

2010年07月31日 | 思考法・発想法
後輩から、こんな新しいサービス考えているんですけどどうですかね?」って相談?があった。正直、ネットサービスの企画・開発から1年以上も離れてしまっているので、ネットの動向やそうした新しい企画に対する感覚が鈍ってきているし、あまり関わりなかった分野のアイデアだったので、何か一般的なことしか言えなかったのだけど、心構え的なところで感じたことを。 成功するかどうかは二の次として、新しいサービスや企画を推 . . . 本文を読む

目的達成思考の限界とウサギから学ぶこと

2010年07月21日 | 思考法・発想法
「年収500万円台と2000万円以上の人、スキマ時間の使い方に違い」という記事があった。年収500万円台と2000万円以上の人では、目標の立て方や時間の使い方に違いはあり、2000万円以上の人の方が短期/長期ともに目標設定を立てているとのこと。 Business Media 誠:年収500万円台と2000万円以上の人、スキマ時間の使い方に違い まぁ、納得といえば納得という記事なのだけれど、ちょ . . . 本文を読む

DoCoMoのCMで反応する人間の「錯覚」

2010年05月19日 | 思考法・発想法
テレビでDoCoMoのCMが流れている時に、ちょうどバイブの音が流れて、渡辺謙が「寒くて震えているわけではありません」って言うシーンがあるのだけれど、この「音」、何度きいても(何度CMを見ていても)、とっさに体が「電話が鳴った!」と反応してしまう。普段から、仕事用の携帯は打ち合わせ中に鳴ってもいいようにマナーモードにしているのだけれど、それでもやっぱりお客さんとの打ち合わせ中に鳴ると「バイブ」の音 . . . 本文を読む

京都一乗寺・詩仙堂の庭園と資本主義

2010年05月02日 | 思考法・発想法
京都という街はやはり特別な街だなぁと思う。それは東京や大阪のような「都会」さというよりは「地方都市」という感じだし、河原町をみてもユニクロやスタバのようなチェーン店、ロードサイドショップが進出している一方、六曜社のような個性的な喫茶店が残っていたりもする。学生は多いけれど「おしゃれ」というよりは「もっさり」感があるし、そうかと思うと個性的な異彩を放つ学生もいる。 ただ友達と話をしていたのだけれど . . . 本文を読む

桜をみて思ったこと。個と全体、あるいは社会。

2010年04月04日 | 思考法・発想法
近所の桜の名所に花見に行って来て思ったこと。 よく見ると桜を育てるために枝を切り落とし間引きしてある。こうすることでより特定の枝に栄養が回り、大きく美しく育つことになる。しかしその切り落とされた枝の跡からも新しい芽が伸びようとしており、枝になろうとしている。 当たり前のことではあるのだけれど、これは不思議なことでもある。 「木」という存在は1つの生命体なのだろうか。 例えば60兆の細胞で構 . . . 本文を読む

プロジェクトを回せる人、回せない人

2009年07月07日 | 思考法・発想法
いくつかのプロジェクトを見たり、聞いたり、参加したりしてきた経験から、改めて仕事を任せられる人と任せられない人というのはいるなぁ、と思う。ある人は難しそうな案件も何となくうまく着地させ、ある人は事あるごとに全ての案件を頓挫させる。もちろん1つ1つの案件で取り巻く環境や条件は違うし、うまくいっている場合だって、本当はもっと上手いやり方があったのかもしれない。 それでも、どんな理由がそこにあろうと、 . . . 本文を読む

複雑な問題を解決できない上司と「ちゃぶ台返し」

2009年05月31日 | 思考法・発想法
長い会議。A案がいいか、B案がいいか―。どちらもそれぞれ課題がある。それぞれ解決策も話し合った。それでも問題が完全に払拭されたわけではない。時間が過ぎる。今日こそは結論を出さねばならない。もう締め切りは間近に迫っている…「こっちの方がいいかな」「やむを得ないな」その場の流れはA案に傾きかける。一同が顔を見合わせ、互いに確認し合う。後は部長が了解すれば終わりだ。 課長「部長、A案でいかがでしょうか . . . 本文を読む