根利山古道。群馬側の記事は目に付くが、自分にはあまり興味はない。足尾側は、最近の記事ではきりんこさんのが唯一といったところだろうか。興味本位で歩いてみた。この古道、軌道設置の工事道、その後の見回り道として設けられた道ではなかったのだろうか。足尾と根利村の交易道と考えるには無理がありそうだ。さて、その古道歩き、自分にはとんでもなく足場の悪いルートだった。戻るにも戻れないから先に行った。何とか、踏み跡の残っている区間だけは一部を除いて歩き通した。充実感といったものはまるでない。改めて、いずれ先を探してみるとか、もう一度といった考えはまったく起きない。自分にはそんな恐ろしげな古道であった。 . . . 本文を読む
梅雨明けかと思うような晴れ間と暑さ。足尾の山に限らず、北関東の山をこの時期に歩くのには勇気もいる。日光ならともかく足尾の山はことに暑い。そんな時期外れに足尾の赤倉山に行って来た。やはり涼しくて爽快な歩きにはならなかった。 . . . 本文を読む
手焼沢の左岸尾根。地図をにらめていない限り気づきもしないし、ネット記事を探そうにも、こんなマイナーな尾根の記録は出てやしない。たいした尾根でもないだろうと歩いてみたが、自分には雰囲気の良い、なかなかの尾根であった。ツツジの満開がさらにいい気分にさせたのかもしれない。つまりはツツジの一人歩きだったりしてというわけだ。時と場合によっては、ツツジもなくて、まったく面白みのないただの尾根となる可能性もある。2回目に行って、何だこんな尾根と思うことにならなきゃいいが。 . . . 本文を読む
3日前に歩いた今倉沢。今日は隣の畑沢。目的は大滝見物。やさしい沢が2回続いたことになるが、いずれも長靴で歩けるくらいだから、沢歩きというには程遠いレベルだ。地図には、並んで巣神沢というのもある。ここは以前、巣神山からの下りで迷い込んだことがあるから、あまり意味もない3本達成ではある。餅ヶ瀬川も、手前でうろちょろしている分にはいいが、さらに奥に行けば、崩壊も重なって、こんなものでは済まないことは重々承知だ。そんなことはどうでもいいことだが、畑沢の下流部はともかく、中流から上は、大滝以外にも自然林の中に炭焼き窯跡が点在しているのを見たりと、なかなかいい感じの沢ではあった。 . . . 本文を読む
足尾・餅ヶ瀬にある今倉沢から小法師岳を目指した。ひょんなことから知ったルートで、聞くことがなかったら、考えも及ばなかったろう。稜線では雨降沢の頭に出るはずで、そこからすぐに小法師岳だ。結局、小法師岳までは行かなかったが、なかなか面白い歩きを楽しめた。今倉沢といっても、決して沢歩きの類いではなく、それ以前のレベルで歩ける沢だ。今や釣り人も入らず、静かな歩きができた。だが、昔の作業をしていた頃のビンや、ハンターや釣り人の捨てたゴミがところどころに目立ち、これだけは何とも興ざめでうるさくもあった。 . . . 本文を読む
備前楯山の「学校口」コース。歩くのは初めてではないのだが、5年前に失敗歩きをしていた。今回はその雪辱といったところだ。そして、ほぼそのコースに近い形で歩けたが、期待して歩くほどのコースでもなかったことは確か。だが、そんなことは自分の足で歩いて初めてわかることであり、自分にとっては、歩いたということだけで満足であった。 . . . 本文を読む
今年の締めは中倉山。この時期の中倉山は積雪もそこそこで、苦労してまでの本格的な雪山は避けたいと思う立場には十分に楽しめる山だ。山頂に出ると、周囲の相変わらずの眺望に白が加わり、さらにいい景色が広がっていた。ただ、天候悪化の方向にあったのか、皇海山を含め、奥の方の山々まで見渡せないのは残念でもあった。今年最後の歩きという点では、7割5分方の満足度でもあった。残り2割5分は、やはり抜けるような青空ではなかったことだろうな。 . . . 本文を読む
松木川から中倉山を目指した。しかし、予定尾根を間違え、お話にもならない結果となった。いずれ改めて歩こう、歩いてみたい、という思いはあるが、果たしてその機会があるかどうかは怪しいところだ。何だか、登っても満足感があるのかなぁといった感じ。登る気持ちが出てきたら登るとしよう。 . . . 本文を読む
足尾の銅親水公園から以前から課題にしていた尾根を末端から歩いてきた。この尾根、後半部は「出川源頭岩峰群」としてそこそこ知られ、歩く方もいるようだが、前半部は想定すること自体が奇特な、まったくのマニアックなルートと言えるだろう。当初から、マニアック系の尾根として臨めば失望感も何もないが、期待して登ったら裏切られるような尾根だ。幸いにも、自分の趣向性からしてもがっかりさせられることはなかった。ただ、正直のところ、他人様にお薦めするような尾根ではないことは確かである。 . . . 本文を読む
「小足沢右岸尾根歩き」は今年こそやってしまいたかったが、先々週、あっ気なく失敗し、「右岸尾根に取りつく」こと自体が当面の目標になってしまった、ある意味、そこから先は、今のところどうでもいい感じだ。そして、今日は再挑戦。何とか取り付いて、尾根に乗ることはできた。目標は達成した。だが、今一つ納得できないところがある。大汗をかき、ノドをカラカラにして登ったはいいが、どうもウソ歩きっぽく感じている。現に、この尾根に乗るまで「意外に楽だった」と記しているネット記事を見たことはあるが、「死ぬ思いだった」とか、「熾烈を極めた」だのといったものはないのである。自分だけが振り回された形なのだろうか。 . . . 本文を読む
いつもの足尾の塔の峰。風が強くなることは予報で知ってはいたが、この時期、あんな冷たい強風にさいなまれるとは思いもしなかった。おかげさまで、勇んで持参した四代目の山名板はまともな設置作業ができず、いずれ確認に行かないといけなくなった。山の紅葉も上は終わり、麓に向かっている。山もそろそろ冬支度に入る時期になってきたということだろう。 . . . 本文を読む
今回は小足沢右岸尾根に挑戦してみただけで終わってしまった。自分の実力のほどの結果でもある。大ナラキ沢左岸尾根と大平山南西尾根の間にあるいくつかの尾根を歩いていないのが依然として続いているし、気になっている。こうなったら、大回りしてでもどこかの尾根に入って歩いてみないことにはなぁといった思いがさらに増しただけであった。 . . . 本文を読む
足尾の庚申山。紅葉のピーク時に訪れたことはない。いつも早いか遅すぎか。今回は例外にもれず早かった。庚申山の標高(1892m)からして期待していただけに残念なことではあった。
庚申山に行くに際し、いくつかの課題を持ち合わせて向かった。未踏尾根歩きと山名板設置だ。紅葉は無理でもこれをまっとうできただけでも満足だ。何で、そんなことにこだわりを持ち続けるだろうと、不思議に思う方が大半であることは分かっている。己もまたそう思っている節がある。性分として致し方あるまい。自己満足、自己満足。これからも繰り返しの歩きだろうな。
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自分には念願の仁田元沢の遡行。昨年歩いて以来、いつかは全うするつもりではいたが、引き続きの機会に恵まれなかった。ハイトスさんらからの沢のお誘いも、この沢に関してはないと思っていた。ところが、その絶好の機会が訪れた。
なかなか素人向きには楽しい沢歩きを経験したが、いかんせん長い沢であった。小滝も最初のうちは一つ一つ几帳面に味わいながら進んで行ったが、後半になると、かなりうんざり気味でもあり、下りのルートにも影響が出る始末であった。しかし、これで、仁田元沢には満足させていただき終了することができた。お二人に感謝である。
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幌尻岳をはさんでの、引き続きのお仲間山行。今日のコースは先月、雨で中止となっていた安蘇沢カラ沢の大滝見物だ。ついでに南岸尾根の稜線に出て拭沢を下りましょうよといったコースである。ところが、これが予想外の展開になって、結果的にドタバタ山行になってしまった。これが一人だったら、どうなっていたであろうかと身のすくむ思いがする。
久しぶりの沢歩きではあったが、どうも、沢を歩いた充実感がほとんどないのである。
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