幌尻岳は、自分の百名山最後の山にするにふさわしい、いい山であった。特に山懐の深さだろうか。聞けば、この山、里からは見えないらしい。それだけに登りがいの山とも言えよう。今回は、既存の3コースのうち、最もポピュラーなコースから登ったが、未体験の他の2コースのことはともかく、このポピュラーコース、20回の渡渉付きの変化のあるなかなかのコースで、満足して百名山を達成した次第である。 . . . 本文を読む
ようやくといった感で幌尻岳に行ってきた。自分には日本百名山の最後の山でもある。こだわりがないと言えばウソになる。栃木も群馬百もまっとうしていない自分には、現時点で手ごろな百名山は日本百だった。一通り歩いたことで、これからの自分の山歩き、さらに他人様の価値基準で決めた名山シリーズを追うつもりはもうない。ようやく、おかしなしがらみから解放された気がして、むしろ清々している。 . . . 本文を読む
◎2009年9月5日(土)─1人
今日の樽前山は失礼ながら一種の付録。浅間山と同じで火山活動のため山頂には立てない。ぐるりと回っても、せいぜい2時間か。今日こそは確実に雨に打たれる。うっとうしい合羽歩きには手ごろな歩程だろう。朝起きたら、やはり外は霧雨状態だった。昨夜はすごい雷鳴も響いていた。
白老の宿もかなりのものだった。部屋に洗面所とトイレはあるものの、部屋全体が臭く、換気も悪い。この . . . 本文を読む
◎2009年9月4日(金)―1人
15日まで有効な夏期休暇があと2日。といっても、3日しか権利はない。南アルプスにでも行くつもりでいたが、急に北海道に行きたくなった。直前では安いチケットもないだろうと、半ばあきらめながらもネットで調べたら、往復ともに、格安のが数枚残っていた。便名変更は不可のやつ。それでもラッキーだった。今のところ、天気の崩れ予報はないようだが、過去、北海道の山は10山登り、ピ . . . 本文を読む
◎2007年4月29日(日)―1人
連休前半に帯広出張が入ってしまった。どうせ休日なのだし、29日の出発予定を早め28日に羽田を発った。今年は暖冬だったから、北海道の雪も少ないだろうと、ウペペサンケ山にでも行くつもりでいたが、何気なくNHKのばんえい競馬のニュースを見ていたら、画面に映った周辺の山は真っ白。これじゃ出張ついでに行ける山の状況ではない。急遽、ガイドブックを買ってきて、お手軽ハイキ . . . 本文を読む
◎2006年9月16日(土)―1人
石狩岳かニペソツ山にするか迷ったが、トムラウシで足の故障が出なかったので、思い切ってニペソツ山に決める。宿はどちらにも便利なようにと、幌加温泉を事前予約していたが、後日、15人の団体さんが泊まり、ニペソツに登るという話を宿の方から聞き、これじゃ山小屋と同じ。静かな温泉宿も山旅も楽しめないなと、幌加温泉はキャンセルして糠平温泉の宿に変更。車移動の時間の問題だけ . . . 本文を読む
◎2006年9月15日(金)―1人
今年のJALバースデー割引は昨年に続いて北海道。クラスJにグレードアップしても往復30,000円弱だから、年に一回の好機は活用したい。ただ、フライトの変更は不可。昨年は台風の北上とともに女満別に向かい、雨の羅臼岳を体験した。何も見えなかった。ただ、翌日は台風一過の斜里岳を満喫できた。今回のバースデー割引ツァー、関東は秋雨前線の停滞でずっと雨続きだが、北海道は . . . 本文を読む