◎2014年10月25日(土)
銅親水公園駐車場(6:00)……林道ゲート(6:37)……小足沢出合い・尾根取り付き(7:55)……取り付き戻り(9:00)……銅親水公園駐車場(12:00)
小足沢の左岸、右岸尾根をいつかは歩いてみなければと思ってはいたが、自分には冒険ではないのかと先送りしていた。ネット記事を読む限り、右岸尾根歩きに関してはYoshiさん、左岸尾根はふ~てんさんの記事が目につく。Yoshiさんはあっさりと登っていらっしゃるが、これはなかなかの曲者だろう(誤解なく。ご本人のことではない。表現上のこと)。
ふ~てんさんの左岸尾根記録を読むと、どうも自分のレベルには程遠い。ふ~てんさんですら危うい思いをされたようだ。それでいてRRさんが築いたらしいケルンを補強するとは、なかなかの余裕の歩きをされている。いずれにせよ、ここで左岸尾根は断念した。取り付き部が冒険なら、その先には進めやしない。
ということで、選んだのが右岸尾根。ここなら少しはマシかなと思った。
直前になって、なぜか心細くなった。本当に登れんのかねぇ。前夜の10時前にみー猫さんにメールした。行先は記さずに「明日は空いていますか?」。あわよくば、みー猫さんを巻き込もう(その前にハイトスさんにご機嫌伺いをしたら、奥方のリハビリ山行とのことだった)。だが、メールの返信があったのは翌朝の4時過ぎ。もっとも、そんな早朝、こちら、メールのチェックもしてはいないし、すでに一人で行く腹づもりになりきっていた。返信に気づいたのは下山してからの話。
(霧がこんなに)
(上は晴れているようだが)
(下はまだ)
(ようやくすっきりした)
銅親水公園には車が2台。準備中の2人組は導水管橋の方に向かった。霧が立ち込めている。いずれは上がるだろうが、荒修行に出かけるようで、何となく心細くなる。林道をいつものように何も考えずに歩き続ける。中倉山の上は明るくなった。ゲートに着いて、ようやく霧も消えた。青空が広がり出した。
丹兵治沢を見てガレ場道を進む。朝露がすごくてズボンはすでにぐっしょり。布靴も濡れている。
(やはり渡渉か)
(履いてもいないのに黄ばみがかなりできている)
河原歩きになり、左手にウメコバ沢。ここは陽が射さないのか、いつも暗い。そのためか不気味な気配を感じる。さて、そろそろ川越えになる。果たして水量は…。やはり渡渉しないといけない。取り付きまでは短距離だしと、今日は4年ほど前にホームセンターで衝動買いしたズック靴を持ってきた。800円の代物。まだ履いたことはなく、ずっと車に積んだままでいた。靴下を脱ぎ、素足に履いた。そして、裾を膝までたくし上げる。
水は冷たかった。ビリッときた。やはり安ズックだ。底が薄いため、歩いていると痛い。歩行が一気に遅くなった。我慢、我慢。
(6号堰堤)
6号堰堤を越える。いつも正面右側から越えているが、左側からも行けるようだ。左に行ってみる。これでは斜面を巻くようにして越えないとダメなようだ。このズック靴では無理だろう。それでなくとも、中に大量の砂と小石が入り込んでいる。あきらめて右から越える。
(ここが小足沢右岸尾根末端。見るからに岩峰。右の黒ズミは左岸尾根の影)
右から三沢が入り込む。そして小足沢。えっ、あれか。あの尾根か。どうも尾根型にはなっていないじゃない。見上げると上は岩場。これそのものが岩峰になっている。ここをよく通るのだが、意識して眺めたのは初めてだ。これ、無理じゃないのか。下はもろそうだし。取りあえず靴を履き替え、小足沢の手前滝を見たりして気持ちの余裕をつくる。何の目印かは知らないが、左手の岩には青ペンキで何やら書かれている。読む余裕なし。
攻略ルートを探ろうにも、真下から上部は見えやしない。すぐの上しか見えていない。
(下は木も多くてつかまりながら登れる)
(トラロープがあった)
気持ちが落ち着いたところで、では取り付きましょうかと、やや右から入ってみる。急ではあるが、リョウブを主体にした灌木が上に続いている。これがなかったら登れはしない。木につかまりながら必死に登る。と、後ろから何かに引っ張られた。ザックに括り付けたストックが枝に引っかかった。ここで敢えて記すのもおこがましいが、実は、今日は小足沢右岸尾根を抜けて三俣山に向かうつもりでいた。ストックなぞめった持参しないが、ロングになるし、足も疲れるだろうと、ストックをザックの両サイドに括りつけていた。これが最後の下りまでじゃまな存在になる。
岩が露骨に出てきた。どうすんだと思っていたら、トラロープが2本渡してあった。こんなところ歩く人もいるんだね。大助かり。すると、木に赤テープが2か所に巻かれていた。ロープ、テープともに古い。考えるに、小足沢大滝に至る目印でもあるのだろうか。別に大滝見物に行くつもりはないが、幸先がいいなと思ったのは確か。しかし、それっきりなくなった。テープの先に行ってみたら、下は断崖だった。
(あれを越えるまでの辛抱だろうが、上は木がないじゃないか)
ここまで、右から入り直進、右と来た。左に軌道修正。右の岩場は手がかりなし。岩の間に生えた木につかまって、これまた強引に這い上がる。松木川が見る見る遠くなる。というか、真下に見える。途中がまったく見えていない。
つかめる木がなくなりつつある。次第に危険を感じ始めていた。全身汗まみれ。メガネに汗が行く筋も流れている。拭うゆとりはまだある。また右に行って、ちょっと上がって左。もう、上のピークの岩は見えている。あのピークに出れば、その先は楽だろう。テラス状のところに立った。木はない。あとはファイト一発で気合を入れてこの岩場を越えればいいだけだ。その先は見るからに楽にピークに着きそう。
(松木川を見下ろす)
(この先でやめた。この辺でも心臓がバクバクしている。折り返し点の写真は当然ない。それどころではなかった)
(左岸尾根。こちらよりも取り付きやすそうだが、その先は地獄のようだ)
だが、気合が入らなかった。自分の身長ではちょっとばかりジャンプする形になるのだが、このテラスでは失敗したらお陀仏。岩角をつかんだら、もろくも落ちて行った。もはやこれまでだな。オレには無理。退散。
ストックを何度も枝に引っかけながら何とか下った。言わずもがなのことだが、登ったルート通りの下りとはいかず、引き返しが何度か。
ちょうど1時間、バトルをしていた。河原に下りた時にはぐったりした。シャツもズボンもえらく薄汚れていた。カラ沢の草むしり斜面登り、あの時も生きた心地はしなかったが、まだ先に行けただけでもましだが、自分の場合、ここは二進も三進もいかなかった。この体たらくといえばそれまでだが。
家に帰ってGPSの軌跡を見てみた。標高1,085mまで上がっていたから標高差で90m登っていた。地形図通りならば、あと10mほどではあった。みー猫さんがいたら、空身の尻押しで上がってもらい、ロープで引っ張ってもらえたのになぁと甘いことを思ってしまった。
(小足沢の玄関)
(奥が右岸、手前が左岸尾根)
別にこの尾根をあきらめたわけではないが、松木川の先をみると、左岸側は断崖が続いている。自分の技量では、大ナラキ沢あたりから迂回してこの尾根に至るしかないようだ。この尾根、どうせ、きりんこさんあたりが軽く登るだろう。先日もここの取り付きを下見されたようだし。その節は、指を加えて記事を拝見しましょう。
さて、これからどうしようか。この先に行くとか、オロ山北の大地までザレルートで行ってみるといった体力は使い果たした。だからといって、備前楯の紅葉見物というのもなあ。戻るとするか。ズックにチェンジ。
(ウメコバ沢のロープ)
(入口の小滝)
(足で追いつめたサカナ3匹)
ウメコバ沢にさしかかる。赤ペンキで「ウメコバ」。そんなことも知らずに来る沢歩きがいるだろうか。落書き以外のなにものでもない。中に入ってみた。ロープが垂れていた。水にたっぷりと湿っている。登ってみようかと思い、ロープに手をかけたら随分と伸びてきた。このロープ、やばいんじゃないの。やめておこう。
(暑くなってきた)
(丹兵治沢の7m滝)
(滝の下には虹ができている)
河原でタバコをふかし、靴を履きかえていたら若い2人組がやって来た。これから皇海山だろう。テント泊のようだ。ガレ場林道でまた1人。まさか、小足沢右岸尾根ということはないだろうな。次第に暑くなってきた。
丹兵治沢にさしかかる。ちょっくら滝見でもしようかと入ってみた。滝見もさることながら、ここの左岸尾根は歩いたことがない。その下見のようなものも兼ねている。最初の小滝を越え、瀑泉さん言うところの7m滝まで。上に15m滝が見えている。あそこまで行けそうだなと思ったが、思っただけで終わり。左岸尾根を見上げる。ザレ尾根のようだが、見る限りは行けなくもないか。登り口も問題なさそうだった。次はこれかねぇとまた甘い考えが脳裏をかすめる。
林道に戻る。2人連れが休んでいた。これから行くのだろうかと思って、振り返ると、戻るところだったようだ。探索でしょう。
(この辺の紅葉はちっと早いかも)
(サル1頭。小ぶりだから1匹か)
林道ゲートの先、意味もなくグルグルと歩き回った。サルがやたらといた。そういえば、朝、来る途中、間藤駅の周辺の道路にシカが車道に出ていたが、あんなことは日常の風景なのだろうか。
(これが今日一番のモミジ)
(ここでランチ)
「みちくさ」でコーヒーでもいただきたかったのだが、声をかけられることもなく素通りとなった。分岐を上に歩き、石祠の脇で昼食。石祠の年号は文化九年。松木の里も歴史があったんだね。この先にある墓は慶應年間ぽいのだがしかと分からない。
(あの、おあずけくらった犬のような尾根、そろそろ歩いてみようか)
親水公園の駐車場に到着。車が増えてはいたが、探索している人も多い。
帰り道、どっと疲れが出たのか暑さのせいか、無性に眠かった。
銅親水公園駐車場(6:00)……林道ゲート(6:37)……小足沢出合い・尾根取り付き(7:55)……取り付き戻り(9:00)……銅親水公園駐車場(12:00)
小足沢の左岸、右岸尾根をいつかは歩いてみなければと思ってはいたが、自分には冒険ではないのかと先送りしていた。ネット記事を読む限り、右岸尾根歩きに関してはYoshiさん、左岸尾根はふ~てんさんの記事が目につく。Yoshiさんはあっさりと登っていらっしゃるが、これはなかなかの曲者だろう(誤解なく。ご本人のことではない。表現上のこと)。
ふ~てんさんの左岸尾根記録を読むと、どうも自分のレベルには程遠い。ふ~てんさんですら危うい思いをされたようだ。それでいてRRさんが築いたらしいケルンを補強するとは、なかなかの余裕の歩きをされている。いずれにせよ、ここで左岸尾根は断念した。取り付き部が冒険なら、その先には進めやしない。
ということで、選んだのが右岸尾根。ここなら少しはマシかなと思った。
直前になって、なぜか心細くなった。本当に登れんのかねぇ。前夜の10時前にみー猫さんにメールした。行先は記さずに「明日は空いていますか?」。あわよくば、みー猫さんを巻き込もう(その前にハイトスさんにご機嫌伺いをしたら、奥方のリハビリ山行とのことだった)。だが、メールの返信があったのは翌朝の4時過ぎ。もっとも、そんな早朝、こちら、メールのチェックもしてはいないし、すでに一人で行く腹づもりになりきっていた。返信に気づいたのは下山してからの話。
(霧がこんなに)
(上は晴れているようだが)
(下はまだ)
(ようやくすっきりした)
銅親水公園には車が2台。準備中の2人組は導水管橋の方に向かった。霧が立ち込めている。いずれは上がるだろうが、荒修行に出かけるようで、何となく心細くなる。林道をいつものように何も考えずに歩き続ける。中倉山の上は明るくなった。ゲートに着いて、ようやく霧も消えた。青空が広がり出した。
丹兵治沢を見てガレ場道を進む。朝露がすごくてズボンはすでにぐっしょり。布靴も濡れている。
(やはり渡渉か)
(履いてもいないのに黄ばみがかなりできている)
河原歩きになり、左手にウメコバ沢。ここは陽が射さないのか、いつも暗い。そのためか不気味な気配を感じる。さて、そろそろ川越えになる。果たして水量は…。やはり渡渉しないといけない。取り付きまでは短距離だしと、今日は4年ほど前にホームセンターで衝動買いしたズック靴を持ってきた。800円の代物。まだ履いたことはなく、ずっと車に積んだままでいた。靴下を脱ぎ、素足に履いた。そして、裾を膝までたくし上げる。
水は冷たかった。ビリッときた。やはり安ズックだ。底が薄いため、歩いていると痛い。歩行が一気に遅くなった。我慢、我慢。
(6号堰堤)
6号堰堤を越える。いつも正面右側から越えているが、左側からも行けるようだ。左に行ってみる。これでは斜面を巻くようにして越えないとダメなようだ。このズック靴では無理だろう。それでなくとも、中に大量の砂と小石が入り込んでいる。あきらめて右から越える。
(ここが小足沢右岸尾根末端。見るからに岩峰。右の黒ズミは左岸尾根の影)
右から三沢が入り込む。そして小足沢。えっ、あれか。あの尾根か。どうも尾根型にはなっていないじゃない。見上げると上は岩場。これそのものが岩峰になっている。ここをよく通るのだが、意識して眺めたのは初めてだ。これ、無理じゃないのか。下はもろそうだし。取りあえず靴を履き替え、小足沢の手前滝を見たりして気持ちの余裕をつくる。何の目印かは知らないが、左手の岩には青ペンキで何やら書かれている。読む余裕なし。
攻略ルートを探ろうにも、真下から上部は見えやしない。すぐの上しか見えていない。
(下は木も多くてつかまりながら登れる)
(トラロープがあった)
気持ちが落ち着いたところで、では取り付きましょうかと、やや右から入ってみる。急ではあるが、リョウブを主体にした灌木が上に続いている。これがなかったら登れはしない。木につかまりながら必死に登る。と、後ろから何かに引っ張られた。ザックに括り付けたストックが枝に引っかかった。ここで敢えて記すのもおこがましいが、実は、今日は小足沢右岸尾根を抜けて三俣山に向かうつもりでいた。ストックなぞめった持参しないが、ロングになるし、足も疲れるだろうと、ストックをザックの両サイドに括りつけていた。これが最後の下りまでじゃまな存在になる。
岩が露骨に出てきた。どうすんだと思っていたら、トラロープが2本渡してあった。こんなところ歩く人もいるんだね。大助かり。すると、木に赤テープが2か所に巻かれていた。ロープ、テープともに古い。考えるに、小足沢大滝に至る目印でもあるのだろうか。別に大滝見物に行くつもりはないが、幸先がいいなと思ったのは確か。しかし、それっきりなくなった。テープの先に行ってみたら、下は断崖だった。
(あれを越えるまでの辛抱だろうが、上は木がないじゃないか)
ここまで、右から入り直進、右と来た。左に軌道修正。右の岩場は手がかりなし。岩の間に生えた木につかまって、これまた強引に這い上がる。松木川が見る見る遠くなる。というか、真下に見える。途中がまったく見えていない。
つかめる木がなくなりつつある。次第に危険を感じ始めていた。全身汗まみれ。メガネに汗が行く筋も流れている。拭うゆとりはまだある。また右に行って、ちょっと上がって左。もう、上のピークの岩は見えている。あのピークに出れば、その先は楽だろう。テラス状のところに立った。木はない。あとはファイト一発で気合を入れてこの岩場を越えればいいだけだ。その先は見るからに楽にピークに着きそう。
(松木川を見下ろす)
(この先でやめた。この辺でも心臓がバクバクしている。折り返し点の写真は当然ない。それどころではなかった)
(左岸尾根。こちらよりも取り付きやすそうだが、その先は地獄のようだ)
だが、気合が入らなかった。自分の身長ではちょっとばかりジャンプする形になるのだが、このテラスでは失敗したらお陀仏。岩角をつかんだら、もろくも落ちて行った。もはやこれまでだな。オレには無理。退散。
ストックを何度も枝に引っかけながら何とか下った。言わずもがなのことだが、登ったルート通りの下りとはいかず、引き返しが何度か。
ちょうど1時間、バトルをしていた。河原に下りた時にはぐったりした。シャツもズボンもえらく薄汚れていた。カラ沢の草むしり斜面登り、あの時も生きた心地はしなかったが、まだ先に行けただけでもましだが、自分の場合、ここは二進も三進もいかなかった。この体たらくといえばそれまでだが。
家に帰ってGPSの軌跡を見てみた。標高1,085mまで上がっていたから標高差で90m登っていた。地形図通りならば、あと10mほどではあった。みー猫さんがいたら、空身の尻押しで上がってもらい、ロープで引っ張ってもらえたのになぁと甘いことを思ってしまった。
(小足沢の玄関)
(奥が右岸、手前が左岸尾根)
別にこの尾根をあきらめたわけではないが、松木川の先をみると、左岸側は断崖が続いている。自分の技量では、大ナラキ沢あたりから迂回してこの尾根に至るしかないようだ。この尾根、どうせ、きりんこさんあたりが軽く登るだろう。先日もここの取り付きを下見されたようだし。その節は、指を加えて記事を拝見しましょう。
さて、これからどうしようか。この先に行くとか、オロ山北の大地までザレルートで行ってみるといった体力は使い果たした。だからといって、備前楯の紅葉見物というのもなあ。戻るとするか。ズックにチェンジ。
(ウメコバ沢のロープ)
(入口の小滝)
(足で追いつめたサカナ3匹)
ウメコバ沢にさしかかる。赤ペンキで「ウメコバ」。そんなことも知らずに来る沢歩きがいるだろうか。落書き以外のなにものでもない。中に入ってみた。ロープが垂れていた。水にたっぷりと湿っている。登ってみようかと思い、ロープに手をかけたら随分と伸びてきた。このロープ、やばいんじゃないの。やめておこう。
(暑くなってきた)
(丹兵治沢の7m滝)
(滝の下には虹ができている)
河原でタバコをふかし、靴を履きかえていたら若い2人組がやって来た。これから皇海山だろう。テント泊のようだ。ガレ場林道でまた1人。まさか、小足沢右岸尾根ということはないだろうな。次第に暑くなってきた。
丹兵治沢にさしかかる。ちょっくら滝見でもしようかと入ってみた。滝見もさることながら、ここの左岸尾根は歩いたことがない。その下見のようなものも兼ねている。最初の小滝を越え、瀑泉さん言うところの7m滝まで。上に15m滝が見えている。あそこまで行けそうだなと思ったが、思っただけで終わり。左岸尾根を見上げる。ザレ尾根のようだが、見る限りは行けなくもないか。登り口も問題なさそうだった。次はこれかねぇとまた甘い考えが脳裏をかすめる。
林道に戻る。2人連れが休んでいた。これから行くのだろうかと思って、振り返ると、戻るところだったようだ。探索でしょう。
(この辺の紅葉はちっと早いかも)
(サル1頭。小ぶりだから1匹か)
林道ゲートの先、意味もなくグルグルと歩き回った。サルがやたらといた。そういえば、朝、来る途中、間藤駅の周辺の道路にシカが車道に出ていたが、あんなことは日常の風景なのだろうか。
(これが今日一番のモミジ)
(ここでランチ)
「みちくさ」でコーヒーでもいただきたかったのだが、声をかけられることもなく素通りとなった。分岐を上に歩き、石祠の脇で昼食。石祠の年号は文化九年。松木の里も歴史があったんだね。この先にある墓は慶應年間ぽいのだがしかと分からない。
(あの、おあずけくらった犬のような尾根、そろそろ歩いてみようか)
親水公園の駐車場に到着。車が増えてはいたが、探索している人も多い。
帰り道、どっと疲れが出たのか暑さのせいか、無性に眠かった。
右岸尾根へさっそく行かれましたか。
レポと写真を見る限りでは、左岸尾根よりも手ごわそうな気がしますよ。
左岸尾根は岩いじりよりも、高度感に目が眩むような所が多かったように思います。
自分もいつかは、と思っていましたが・・・ 最近は軟弱になりかけています。
正直、怖そうですよ。
やはり、想像通り苦戦を強いられましたね。
まさかトラロープがあるとは思いませんでしたが、ここから行くとしたら目的は大滝くらいでしょうね。
私も同じ結果になりそうな気もしますが、雪が降る前に挑戦してみますよ。
イワナの写真、ナイスです(^-^)g""
小足沢の尾根ですか・・・下から見上げるだけで登る気がしません.挑戦する意欲があるだけたいしたもんです.以前、滝仲間に誘われた事がありましたが、行きませんでした.大滝は私にとって永遠の秘瀑でしょうね(笑) でも、ロープがあったんですね.
因みに、私は大平山から(興味本位で)拭沢の源流を探索、社山から南尾根を下りてきました.もう一台(埼玉県NO)の人達は3人いましたが、、、10月初めに私達が下りてきた沢を登って塔ノ峰からオロ山へ行くと言ってたんですよ.私が帰った時まだその人達の車があったから、どっかで幕営でもしたんでしょうか.
南尾根の1568Pから、安蘇沢に向かって分かれる尾根がありますよね.あれって下降出来るんでしたっけ?
足ののなかでも深いところまでロープがあちこちにあるなんて、ピンクテープと同じじゃないですか(@_@)
人間勝手なもんで都合がいいときと目障りなときと自分の都合で決めていく。
私もそうですからたそがれさんのことを言ってるわけではないのであしからず(^^;)
早朝の藤間集落ではシカが道路に出ているのは日常茶飯事、普通ですよ。
きりんこさんも「苦戦」と想像されていらっしゃいました?
私の場合の苦戦は、きりんこさんとはレベルは違うとは思うのですが、正直のところ、最後の岩にしがみついてワナワナ、ガクガクでした。
立木に頼ろうとすると、どうしても私がとったルートでしか行けないと思うのですが、その立木が少なくなってからが勝負でしょうね。ヨイショっと越えられれば、おそらくあっけないものでしょう。
そのまま身体ごと這って行けなくもなかったのですが、やり直しがききそうもないし、戻ろうとすればセミになる可能性が高かったといった状況です。
奮起といっては失礼ですが、きりんこさんのあっけないご健闘をお祈りしておきます。
あのイワナ、うまく追い込みましたから、手づかみできそうでしたよ。あまり食欲はなかったもので、そのまま石をどけて放しました。
あの、端っこにあったグレーの四駆の車、雪田爺さんのでした?そうですか。大平山、社山方面でしたか。
あの春日部ナンバーの方々、私が気づいた時には2人でしたが、あるいは、もう1人、先に橋に下っていたのかもしれませんね。
さて、1568mから南西に下った尾根、先日、瀑泉さんがランチをとられたところから南下する尾根ですよね。瀑泉さんは周辺の沢しか目に入らなかったようですが、ふ~てんさんから見せていただいた写真を拝見する限りはなだらかですねぇ。いい感じです。
ただ、問題は末端がどうなっているのやら、ですね。下る場合、沢伝いに行って林道にうまく出られるのやら。
いずれ、下から登ってみようかなとは思っているのですが。
早速、行ってきましたというか、瀑泉さん記事がらみのタイミング的なものもあって、翌日行っていたというだけのことでして、その気だけは以前からありました。虎視眈々といったようなものです。
そのわりにはあっけない結末でしたけどね。
やはり、右岸尾根の方は、ふ~てんさん、まだでしたか。
あの左岸尾根を登られるくらいですから、右岸尾根の取り付きも楽勝かと思いますよ。
右岸尾根の高度感についていえば、せいぜい松木川との高度感程度のもので、想像するに、その先もまた絶壁の中を歩くといったものとは程遠いでしょう。
ふ~てんさんも、軟弱気味などとおっしゃらず、その先の風景、レポともよろしくお願いしますよ。
チャレンジ精神といった高貴な意識はありませんね。むしろ、結果的には身の程知らずです。
無理に登っていたら、結末はどんなものだったのでしょうか。あきらめたこと、いまだに後悔はしておりませんよ。
しかしねぇ、でんさんご指摘のように、何であんなところにロープなんかあるのでしょうかね。それも中途半端に終わっているということは、途中から滝見に向かうためのものでしょう。きりんこさんのコメントでうかがいしれます。
ここでは「大助かり」と記しましたが、実はそれほどのものでもなく、なくても登れはしたのですよ。小足沢の大滝見物に行くようなレベルの方々が何であんなたところにロープとは不思議です。
こんな半端な歩きになったため、今日、仙人ヶ岳に行って来ました。菱から入ってみたのですが、前仙人ヶ岳の周辺、火災の跡が痛々しいくらいでしたよ。
たそがれオヤジさんをして,やはり苦難の尾根でしたか。
これじゃ~行っても無理かナァ・・・一応,足尾のRRさんもアドバイスを頂いた手前,きりんこさんの後にでも,行くだけいってみようとは思ってますが。。。
ただ,記事や写真を拝見した感じだと,岩壁下のバンドを右に行って失敗したとされている,雪田爺様のお友達が歩かれた敗着ルートを登られたように思えますネ。
まぁ,此ればかりは,実際,登ってみないことには判りませんケドね。
話は変わって丹平治沢左岸尾根,結構,苦難の尾根みたいですヨ。雪田爺様や足尾のRRさんも大変な思いをされたみたいだし。(とは言え,お二人とも下りだったみたいですが。)
それと仙人ヶ岳,申し訳ないですが,記事書いてくださいヨ。火災後の様子も気になってはいるんですが,紅葉が忙しくて,中々,足が運べません。。。
何はともあれご無事で生還されて何よりです。
正直な感想として最初に浮かんだのは同行できなくてよかった・・です。
二人で行くと何故か強気になって前を進むことばかり考えてしまう様な気がします。
このクラスになると自分の様な者は自粛せざるを得ませんですよ。
命あっての物種ですからね。
それから瀑泉さんと同じく仙人ヶ岳、気になります。
自分も行かなくてはと思いながら後送りになってました。