goo blog サービス終了のお知らせ 

たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

登っては下るの繰り返しにうんざりした足利・羽黒山尾根(仮称)。

2025年03月06日 | 近所の栃木県の山
◎2025年3月2日(日)

雷神社駐車場(8:06)……六之丞八幡(8:16)……羽黒山(8:46)……本羽黒(9:00)……大入山(9:42)……後行道山(10:35)……仏法僧峠(10:37)……行道山見晴台(10:47)……しし岩・くま岩(10:56)……大岩山展望所(11:04)……野山分岐(11:12)……「バリ板くら」標識(11:19)……林道(11:35)……雷神社(12:11)

 今回の山行はぶなじろうさんというよりもみー猫さんのパクり歩きだ。ぶなじろうさんは身体の変調で途中撤退している。もちろん、みー猫さん歩きに脚色はした。みー猫さんは珍しく電車、バス利用で両崖山、織姫神社まで下っている。
 こちらは車利用のため、出発地点に戻らないといけない。さりとて、ピストンで同じところを戻るのでは面白みもなく、当初、地図上の行道山434m(実際は後行道山)の南側の仏法僧峠に南西に下る破線路があり、これを使って、林道と思われる実線に出ての周回にするつもりでいたが、ネット上にその破線路を通った記録はなく(そもそも羽黒山、大入山を歩いた記事は少ない)、特定はできないものの、その破線路らしきところを下ってひどい目にあったと記された記事はあった。それが自分の歩き予定の破線路だとしたら、踏み跡もあるのか怪しいようで、この破線路は念頭に置かない方がよかろうと、地図で下れそうな尾根のいくつかにマーカーを入れ、その場での様子を見ての判断とすることにした。ただ、尾根ならどこでも下れるわけではなく、ゴルフ場上にさしかかる手前で下るしかなく、12月に行った広戸山のように、ゴルフ場のスペースエリアらしき細い破線は尾根型ながらも使わない方が無難だと思っている。あれはただの敷地の境界線だろう。

(雷神社駐車場。神社はどこ?)


 駐車した雷神社境内とはいっても、鳥居と社務所のような建屋があるだけで、社殿そのものは見えず、おかしな神社だなと思ったが、羽黒山の取り付きに向かう際、社務所の裏に神社らしきものが見えた。戻るまでもないので、帰ってから拝観することにする。
 住居街の道を歩いて行くと、左手に<板倉町集会所>があった。ここに駐車してもよかったようだが、仙人ヶ岳への叶花集会所の駐車場ほどに広いわけでもなく、地区の施設に地元ナンバーの車を置くのは気が引けるし、遠慮した方がよいかもしれない。

(ここを左に。標識には<羽黒古墳>とある)


(柵を開けて)


(六之丞八幡)


 すぐ先で<羽黒古墳>と記された標識を見かけた。ここが羽黒山への取り付きのようだ。古墳そのものは、柵内に羨口が確認できる小さな円墳のようだが、さして興味もないままに上に社殿が見えた。防御柵のヒモを外して境内に入り、石段を登る。鳥居には<六之丞八幡>の銘板がある。六之丞とは人名だろうし、神社の由来は何だろうかと思ったが、帰宅してから調べると、堀江六之丞という名字付きの名前を持つくらいの身分のようだから、おそらくは庄屋か名主だったのだろう。不作で年貢減免を代官所に越訴した百姓連の扇動者と見なされて寛永年間に処刑された。実際は百姓連をなだめたようだ。その後に不正を訴えた妻女もまた処刑され、ともに神社を建立して祀られたとのこと。このあたり、先頭に立って一揆を起こした義民の佐倉惣五郎や磔茂左衛門とは立場が違う。

(神社の左から裏手に出るが、結構急だった)


(貧相そうな尾根が続いている)


(たまに大きな岩も見かける)


 余計な見聞を記してしまった。社殿の左に登り道があり、やけに急だ。いきなりはつらいと思ったが、ほどなく緩くなった。落ち着くと、コースの雰囲気がどうもあまり好みではない。明瞭な尾根状で、ピンクのテープも断続的に続くのはいいが、岩がちで、ヤブではないが、周囲には立ち枯れしたような細い枝がずっと続いている。そして、滑りを誘いそうな落葉が多い。期待していた、のんびりな尾根歩きになりそうには思えず、何となく、うっとうしい歩きになりそうな気がした。自分には結果としてやはりそうなったが。

(最初のピーク)


(登った分、下る。これがずっと続くとは思わなかった)


(羽黒山かと思うが)


(やはり)


(山名板。この足利百名山も増えている気配。今は三桁になっている。「足利二百名山」とした方が良いかも)


 ピークを一つ越えると、前方に羽黒山らしき山が見え、ほどなく羽黒山に到着。あっさりした素っ気ないピークだ。ここまでは取り付き部を除けば問題なく来られた。時間的にも六之丞八幡からは30分ほどのもの。しかし、周囲に見ごたえのある風景が広がっているわけでもなく、何とも特記しようもない尾根だ。ツツジの頃に歩いたらどうだったろう。それほどきれいに咲き誇る所には思えないし、ツツジの木らしきものも素人の自分にはわからないが、両斜面にはありそうだが、尾根上にはないようだ。倒木も目立ち、山自体が枯れている。
 右下にゴルフ場の一角が見える。左手・北側からは絶え間のない破裂音が聞こえる。石灰工場でも稼働しているのかと思ったが、よく聞いていると発砲音だった。狩猟期は2月15日までだが、シカとイノシシ相手なら3月15日まで可能のようだ。半端でない銃声がしばらく続く。北側の里の家並は続いている。住んでいる人は、土日になればさぞ嫌な気分だろう。後で知ったが、発砲音は狩猟ではなく、麓の射撃場で射撃会が開催されていたようだ。確かに半端な発砲音ではなかった。
 地図を広げると、ここから大入山361mまで小ピークが4つある。ストレートに登って行ってくれたら120m登るだけで助かるが、そうではないから面倒そうで、ピークを数えながら、5つ目が大入山だと黙々と登って行くしかない。しかし、下図に示したが、大入山まで4つのピークどころではなかったし、大入山の先、後行道山までは地図上は3つ目のピークのはずが、こちらもまたそう単純なものではなかった。この時点では、そんなことは予想もせずに地図を信用しきっている。里山の低山歩きにはありがちなことだ。



 大入山に向かって下る。乾いた落葉が堆積していて滑る。靴底が減っているわけではない。この先も、深いところでは膝まで埋もれた。できるだけ、岩場や、落葉の少ないところを選んで歩くようにする。ただ、足もとばかりを見ていると、枝木が顔や頭にあたってうっとうしい。

(本羽黒)


(テープが巻かれている)


(北側からやたらと発砲音が聞こえる)


(先に見える三つのピーク。奥が大入山かと思う。さらに先が後行道山だろうか。とにかく、特定できそうなすっきりした展望は見えない)


 一つ目ピークを通過して二つ目。ここの樹に手書きで<本羽黒>と記されたテープが巻き付けられていた。「ここが正確な羽黒山だ」とこだわる方がいるのか、羽黒山とは関係のない別の山かは知らない。この先に地図どおりに三つのピークが見えている。カウントでいくなら一番奥が大入山だろう。結構、遠くに見えていてげんなりした。
 ここまで、やはり何だか面白くもない歩きだなとずっと思っていた。地道にきつい歩きになっている。左右の展望を楽しみながらの歩きだったら堪えられもするが、見えたところでたいした風景でもなく退屈だ。ここまで来た以上は予定通りに行くしかない。この先は、谷間を挟んだ右手・南側の、帰路で下れそうな尾根ばかりを眺めながら歩いていた。ゴルフ場が切れた東側に見える尾根を下るとすれば、地形図ほどの緩そうな尾根ではなく、他にもここから見る限りは急で不明瞭な尾根ばかりだ。

(こんな岩場がところどころにある。岩を避けると落葉で滑る)


(右のゴルフ場)


 ケチをつけてもしょうがない。大入山まではまだ到達していない。ピークごとに、やれやれと思いながらも、ここから行道山にすんなりと行けたわけではないから、この先の面白みのない歩きを記載すれば気分も重くなる。しかし、この先も続くアップダウンの多さには参った。
 暑くなった。薄手のシャツとフリースでも汗をかき、フリースは脱いだ。この際、カメラを岩にぶつけてしまい、レンズの自動開閉がいかれてしまった。カメラ本体にもキズが付いた。これからは写真を撮る都度にレンズカバーを手で開け閉めすることになる。

(あれが大入山だとすれば、近づいてはいるがまだ遠い)


(ゴルフ場は切れた。正面の尾根を下ってもいいかと思ってもいたが、何だか鬱蒼としている。確証はないが、横に連なる稜線の、こんもりとしているのが遊山378mかと思う)


 邪魔な立木は減り、細い松が続くようになった。同時に低い岩場も目立つようになった。歩行に差し障りはなく、むしろ、歩きやすい。三つ目のピークに立った。大入山まではあと二つと安心したものの、前方には依然、三つ以上の小ピークがある。数えるのはやめにした。ピークとはいってもたかが知れている。少し下って登り上げるだけのことだが、この登りがまた長いところもある。
 ゴルフ場が切れ、右手対岸の尾根の全体が見えてきた。地図にマーカーを引いたいくつかの尾根は緩そうにも見えるが、どうもここからでは鬱蒼とした尾根ばかりで、果たして下れるだろうか。気はそぞろで、さっきから、帰路のことばかりが気になってきた。今からすれば昔のことになる。足尾の山々の、歩けるかなと思いながらも、地図頼りに尾根歩きをした頃に比べれば気力は半減している。がむしゃら歩きも安全を優先するようになっていて、里山まで遭難したり、ケガでもしたら赤っ恥の思いがある。

(繰り返しになると地味にきつい)


(日光連山かと思うが、霞んで男体山が特定できないから自信はない)


(ようやく大入山だろうか)


(やはり)


(NO.122か。「ついで」の山のようだ)


 ここを登り切れば大入山かと思われるピークをいくつか過ぎ、左に日光連山かと思しき峰々がぼんやりと見えたところでようやく大入山に到着。標識には<足利百名山122>とある。羽黒山は<35>とあったから、ランク入りは最近のことだろう。ここもまた眺望は素晴らしいわけでもなく、せいぜい、前方に行道山らしいのが間近に見えるようになっただけのことで、感覚的には、もはやノルマ達成的なものになってきている。決して、足利百名山達成を目指しているわけではないのだが。

(左が後行道山かと思ったが、右だった)


(ここに至っても、登っては)


(下る。感覚も麻痺しつつある)


 落葉に注意しながらの急な下り。そしてきつい登り返し。急だとかきついというのは傍から見ればたいしたものではないが、こうもアップダウンが続くと嫌気も限度を超える。ようやく後行道山かと思しきピークに出ると、近づいてはいるが、まだ先にある。後行道山が間近になったところで振り返ると、おそらくあれが大入山で、その先にちんまりと見えるのが羽黒山かなと思うと、随分と歩いた感じになった。

(かなりうんざりしている)


(後行道山かと思ったが違った)


(まだ先がある)


(落葉でこの始末)


(ようやく名草方面からの道に合流)


 下って登る。落葉は深くなった。そして登り切る。左から、道が入り込む。おそらく名草方面からの道だろう。ここまでのテープ頼りの踏み跡よりもしっかりしている。地図では、ここで行道峠からと上川田からの道も合流しているはずだが、そんなことを確認している気分的な余裕はなく、ただほっとし、ようやく終わったかと思っただけの解放感しかなかった。他人様のパクり歩きとはいっても、大方は、自分のように良くない印象は記さないものだが、自分には、この尾根を歩いたという経験と自己満足だけで十分だ。

(後行道山に到着。出発から2時間半)


少し下って登ると後行道山に到着。ここに登ったのは初めてのことで、名草からここまで歩くような大それたことをしたことはない。胴体のない屋根一部と台座が置かれている。屋根の形状からして神社だったようだ。実は、羽黒山もさることながら、行道山というよりも<後行道山>の山名は知らなかったために、羽黒山よりもむしろここに来たかったのが本音で、どうせならと、随分と遠回りして歩いてみた。その分か、ようやく目的地に到達した達成感はあった。羽黒山経由で登ったのも無駄ではなかった。ただ、羽黒山尾根と勝手に名付けるが、この尾根を二度と歩くことはもうあるまい。矛盾しながらも、一度は経験するのもよろしかろうとは思う。静かに歩ける。プチ岩場や深落葉もある。そして、確認はしていないが、おそらくは携帯も通じるだろう。率直な自分の主観では半分お薦め、半分がっかりといったところだ。前述したが、花の時季はどうかは知らない。金原山のような歩きを楽しめるかもしれないが、どうだろう…。

(仏法僧峠。標識は後付けなっている。元から仏法僧峠と呼ばれていたのか気になる)


(当初の予定ルート。下って行けそうだが、踏み跡はない。破線路は消滅したということか。ルーファンになりそうで、下るのはやめた。おそらく、一昔前ならやったろう)


 仏法僧峠に下る。浄因寺に向かう5、6人のグループの姿が見えた。この先はハイカーと出会う機会が多くなる。暑くなり、青空が覗いているのに空はどんよりしている。雨が降るわけはないが、気にはなる。だれも歩かない、踏み跡もないような尾根を、雨にあたりながら下ることになったらたまらない。
 峠の右手・西側斜面を覗き込む。破線路の起点になっているところだ。踏み跡らしきものはまったくない。この疎林の斜面は右手側からの針葉樹林の中に吸収されて行くようだ。現に周囲は針葉樹マークになっている。その林の中の歩きが、おそらく倒木や泥濘で「ひどい目にあった」という記事ではなかろうか。破線を無視して雑木側を下ったとしても、等高線の幅からして急斜面と思われる。実線路には何とか出られるだろうが、その間、滑って転び放題になる可能性は高い。やはり、ここを下るのは現実的ではないようだ。
 等高線といえば、気にかけもせずに地図のあちこちにマーカーを入れてきたが、見直すと、この先も等高線の幅はすべて狭くなっていて、大岩山の先の野山に行く途中にある378m標高点(<遊山>というらしい)の手前にかろうじて緩そうな北に下る尾根がある。そこまで行くしかないようだ。

(石尊山見晴台へ)


(羽黒山尾根)


(NO.7行道山になっている)


 石尊山見晴台からは羽黒山尾根が正面に見えている。自分のカメラに全容は入らない。休憩者が4人。<行道山>の山名板を見て、今さらながらにあれっと思った。直前の標識には<石尊山見晴台>とあった。ここの441.7m三角点は石尊山で、南の417m標高点は剣ヶ峰(大岩山)のはず。まとめて行道山という認識でいたが、違うのだろうか。赤城の黒檜山を赤城山と称しているようなものなのか。ふと疑問に思ったが、榛名山も同じようなもので、地元の人間でもないのに、山名にこだわることもあるまい。古来、山名は地元の方が名付けるもので、国土地理院を含めた部外者の意見を取り入れるようなものではないと思っている。ただ、余計なことだが、それでは、里山の多くが「裏の山」になってしまう。

(先へ)


(こちら側は)


(くま岩)


(反対側はしし岩)


(微妙に姿は違う。見方によっては、板を交換しても、それなりに見える)


 下って行くと、傍らにポツンと岩があった。<くま岩>の手書き板がはめ込まれていた。確かにクマに見えなくもないが、反対側に回ると<しし岩>の板。ライオンに見えるのも面白い。どうも同じ人が書いた筆跡のようだ。

(剣ヶ峰へ)


(改めて羽黒山尾根。左の高いのが羽黒山で、中央寄りのこんもりが本羽黒。右が大入山だろう)


(大入山の東側。後行道山はここからでは見えない)


(417m大岩山から。野山方面が見えてきた)


(下って)


(野山ハイキングコースへ)


(天空テラスを見下ろす)


 剣ヶ峰で少し休み、菓子パンを少し食べ、水を飲む。出がけにバナナを2本食べただけだが、あまり食欲はない。さっさと下る。
 途中から<野山ハイキングコース入口>の標識に合わせて直進する。ここを歩くのは初めてかと思ったが、火災直後の4年前に野山まで歩き、南下している。火災現場を見るのが目的だったから、野山の印象は薄い。整備されたハイキング道だし、歩くハイカーも多いようだ。林を抜けると、ここは伐採地になっているのか、展望が良く、左下に天空テラスが見え、車が10台ほどとまっている。前方にはブル道が見え、もしかしたら、ブル道を辿って林道に出られるのではと期待したが、ブル道は北側には行かず、巻きながら南に下っている。残念。この辺、歩いていながら、風景の記憶がはっきりしない。それ以上に、野山にはまだ行ったことがないと思い込んでいた。4年前のことなのに、こうなったらもうアウトだろう。

(正面のピークにあるのが遊山休憩所。ベンチがあるが、ここからでは見えない。左にブル道。あれがここの鞍部をかすめて、右ではなく左に下っている)


(これを見た時、まさかと目を疑った。何というか、バリはともかく、「板倉」を「板くら」としたあるところに、何となく嘘っぽく感じたのは確かだ)


(落葉に覆われているのは最初だけ。道型は明瞭。決して貧相な道ではない)


(石ころもなく歩きやすい。正面に、下ろうとした尾根の一角がかすかに見える)


 前方に石ゴロのピークが見えた。どうせここまで来たら、遊山まで行き、戻って尾根下りをしようかと思ったところで、右に向けた手書きの標識を見かけた。<バリ板くら>と書かれている。わざわざヤブっぽい尾根を歩くよりも、バリルートらしいここを下った方が良いに決まっているし、確実だ。地図を見ると、石ゴロピークは<遊山休憩所>で、そこから北に尾根を下るつもりでいた。ここはちょうどその鞍部になっている。
 バリとはいいながらもしっかりした道になっていた。ところどころで落葉に隠れているところもあるが、先を見れば紛らわしくもない。途中、細い踏み跡が分岐する場所に出た。そちらには行かないようにとのことか、太い枝が横たえられている。
 ここのバリは結構歩かれている道のようで、下る予定の尾根を左に見上げれば、かなりヤブっぽい。あの板切れの標識を見落としたら、あそこを樹につかまりながら下る羽目になっていた。

(こんな標識もあった)


(右からの道に合流し)


(さらに、正面からの道も合流する。逆からならきついだろうが、ここからなら無理なく仏法僧峠に行けそうな気がする。左下隅に写っているのはシカの頭)


 道はやがてスギの植林帯に入る。樹には古い<←大岩毘沙門天>の標識が括り付けられている。そして、右からヤブめいた道が合流。おそらく、地図の大岩山の西途中から続く実線路だろう。続いて仏法僧峠からの破線路の延長と思われる実線路も合流。

(現役の道かもしれない)


(左手に池。画像の左上が黒くなっているのは、レンズカバーをしっかりと開けなかったため)


(里に入り込んだ。里の通りの歩きはそれなりに長いようだったが、飽きは感じなかった。上でうんざりしたせいか)


(ウメもちらほら。のどかだ)


(羽黒山登山口を通過)


 道は一本になり、落葉の間からアスファルトが顔を出しているところもある。やがて左手に池が見え、さらに先では人家が見え出した。こうすんなりといくとは思わなかった。考えてみれば、道端には庚申塔やら石祠、石仏が置かれているし、この板倉町の方々は自分が下って来た道を通って、毘沙門天やら浄因寺に参拝したのではなかろうか。勝手な想像だ。
 散歩しているジイちゃんに声をかけられた。どこを歩いて来たんだい? と聞かれたので、羽黒山から行道山を回って来たと言うと、すごいなと言われたが、大してすごくもない。太田から来たと言うと、金山にはよく行くそうだ。何とか岩も見たとおっしゃっていたが、金山にそんな岩があるのは知らない。どこかの山と混同しているのではないだろうか。

(要害山。社務所の後ろに見える神社に行ってみよう)


(雷神社)


(駐車場から。羽黒山か? 手前ピーク?)


 正面に要害山が見えてくる。予定では、戻ったら要害山に寄るつもりでいたがやめた。疲れているわけでもなかったが、みー猫さんのブログには、年寄りには石段登りがきついだろうとも書かれていた。機会があったらということにしておこう。
 雷神社にお参りして駐車場到着。自分には、アップダウンが続いたせいか、そして展望もさしたるものもなく、羽黒山尾根はさほどに面白いものではなかった。これはあくまでも自分の主観である。逆回りで歩けば、また違った印象だったかも知れない。

(今回の歩き)

この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

コメント (4)    この記事についてブログを書く
« 別にだまされたわけではない... | トップ | 地元の方には失礼だが、たい... »

4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぶなじろう)
2025-03-06 19:03:34
今晩は。
羽黒山尾根、お疲れさまでした。
自分は六之丞八幡裏の一歩目でフクラハギがヤラれて撤退でした。たそがれさんが示されました標高データを見た瞬間にウンザリ感がじわじわと染み出しました。とは言え、最近は同じ低山を繰り返し歩いているので、たまには知らない所を歩いてみたいですね。たとえウンザリしようとも。
最後の下りは超ラッキーでしたね!きれいな周回で完結していますし。
返信する
ぶなじろうさん (たそがれオヤジ)
2025-03-06 21:48:28
ぶなじろうさん、コメントありがとうございます。
「始めよければ終わりよし」とはいいますが、中盤でこうなるとは予想もしませんでした。地図通りなら、何とかさほどに苦もせずに登れるとは思っていたのですが甘かった。
おそらくは年齢的なものだとは思います。標高データのアップダウンの繰り返しは、どこでもありがちなことで、決してつらいほどの標高差ではないのですが、こうなると、体力の衰え、つまりは年齢的なものでしょうが、繰り返しになると、たかが10mほどの登り下りでもつらくなるものだなと、しみじみ思いました。
ぶなじろうさんの思い、わかりますよ。私とて同じで、自分には、決まって、金山、三毳山というわけにもいかず、足利の山なら、せめて歩いたことのないところを歩きたいです。もう、きつそうな山は無理だと思っていますから。さりとて同じ山で定番化するわけにもいかない。
こと、私には、足利の山に関しては、今回の羽黒山の取り付きまでにしても、車で30分のほどのものですから、気軽には行けました。とりあえずはジジイにはきつそうで短時間歩きで登れそうな要害山に行き、ついでに近くの稲荷山と思ったりしています。やはり、歩いていないところねらいで行きたいと思っています。
返信する
Unknown (みー猫)
2025-03-11 20:32:22
たそがれさん、こんばんは。
どちらかというと面倒な尾根、紹介してしまって申し訳ないです。だんだん行く場所も新規は無くなってしまって、何か見出そうとしたのですが、たそがれさんのルート取りが正解かもです。どこか良い時期の良いとこ見つけたら教えてくださいね(笑)追伸、高木さんはお元気でしょうか。
返信する
みー猫さん (たそがれオヤジ)
2025-03-11 21:24:10
みー猫さん、こんばんは。
とんでもない。面倒な尾根とはいっても、ここのところ、そんな尾根とはかけ離れた楽な山歩きばかりしていましたから、ちょいと刺激にはなりました。
実は、どこから下ろうとばかり気になって、羽黒山尾根のアップダウン以上に、気になって登っていました。まさか、ひょんな標識から楽に下れるとは思いもしませんで、知っていれば取り越し苦労といったところでしょう。
私の立場で、みー猫さんに教授するなんざ、おそらくは、面白くもないところばかりでしょう。
高木のことを気に掛けていただきありがとうございます(笑)。
高木は、ハイトスさんと同じく、ご夫婦歩きがメインで、私と高木の付き合いは、高木の仕事上のことばかりで、つい先日も、私の小山にあった実家を解体してもらったばかりですが、まぁ、追々、気ままに一緒に歩いてみたいと思っています。ちょっとハードなら、みー猫さんにもお声をおかけいたしますよ。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

近所の栃木県の山」カテゴリの最新記事