コロナウイルスでのびのびになってしまった個展を4年ぶりに日本で開きます。ヤマダトミオ個展の会期は11月13日(月)から25日(土)です。会期中は無休です。僕は毎日画廊に居ます。個展タイトルは「君といつまでも/ Contigo para siempre」です。長らく連れ添ったお二人を思い浮かべました。できればお二人でおいで頂ければ画家冥利に尽きます。
ところで、個展の宣伝の話とは180度変わりますが、スペインの首相はまだ決まっていません。総選挙がすんでからすでに3ヶ月になります。スペイン国王の首相指名を受けた国民党(PP)のヘイホー氏は予想通りに首相選に敗れました。次にスペイン国王の指名を受けた社会主義労働者党(PSOE)のサンチェス氏はひと月近くになるのにまだ首相選をしません。
理由は逃亡中のプイデモン氏(Puigdemont)が党首のジュンツ党(Junts)との談判に時間がかかっているからです。プイデモン氏はサンチェス首相に票を入れる見返りに自分の恩赦とカタルーニャ州の独立を問う州投票を要求しています。スペイン憲法に違反する要求にサンチェス氏が出した妥協案が暗礁に乗り上げているようです。今日のニュースではそれらの要求が受け入れられないなら、バルセロナ市長の座を求めていると伝えています。普通のスペイン人には開いた口が塞がらない話です。再度の首相選でも決着がつかなければ再び総選挙です。
とりあえず、社会主義労働者党(総選挙では敗れたが首相選では勝ち組)のサンチェス首相が暫定内閣を引き継いでいます。この6月-12月の半年間は当番制の欧州連合長(EU)にスペインが当たります。それも彼が兼任しています。世論調査の結果でもスペイン人の大半はこのままサンチェス内閣が続く-好き嫌いは別として-と思っています。
翠嵐会美術展の受付に『ヤマダ トミオ展」の案内状が置いてあった。どなたかが持ってきてくれたみたい。