Opera! Opera! Opera!

音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

今度は『トロヴァトーレ』のマンリーコが!!

2008-08-14 | お知らせ・その他
ついおととい 8/11の記事で、ネトレプコがメト2008年シーズン『ラ・ボエーム』の
ミミ役から降板することをお伝えし、他の公演に関しても、
”お目当てのキャストでご覧になりたい方は、公演の日まで、
まめにメトのサイトをチェックされることをおすすめします。”と書いたばかりですが、
それからさらにもう一件、大型なキャスト変更が勃発しました。

今度は『トロヴァトーレ』で、なんと、Aキャストのマンリーコ役に予定されていた
サルヴァトーレ・リチトラが降板!
代わりにマンリーコ役に入るのは、2007-8年シーズンのメトで予定されていた『ホフマン物語』を、
”ホフマン役は卒業したので”という理由で『カルメン』にすげかえさせてホセ役を歌い、
私めから大顰蹙を買ったマルセロ・アルヴァレス。
(というのは、その『ホフマン物語』にキャスティングされていた大期待のストヤノヴァが、
芋づる式にミカエラ役に移動。彼女のミカエラなんて、もったいなさすぎ!
もっとたくさん彼女の歌を聴きたかった!)

リチトラの降板の理由は今のところわかっていませんが、
今回メトのピンチを救ったアルヴァレスは、昨シーズンの罪滅ぼしのつもりか。
しかし、最近少し不安定な歌唱が多かったリチトラなので、
このアルヴァレスへの交替は、観客にとっては悪くないニュースかもしれません。

そういえば数年前に、こんなCDで共演をしている二人。
(左がアルヴァレス、右がリチトラ。)



因縁を感じます。

さて、そのアルヴァレスはもともと2月に予定されている『アドリアナ・ルクヴルール』で、
マウリツィオ役を歌う予定だったのですが、『トロヴァトーレ』への移動により、
現在メトのサイトでは、マウリツィオ役はTBA(to be announced 後日発表)ということになっており、
ここにメトがどのテノールを連れてくるのかも気になるところです。

なので、連呼いたします。
”毎日メトのサイトを要チェック!”です。

(冒頭の写真は、新シーズンのプロモーションのために撮影された、マンリーコ役に扮するリチトラ。
ネトレプコの回に続き、”没になった役シリーズ”ということで、白黒にさせていただきました。合掌。)