まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

風船フィーバー

2007-03-19 07:18:04 | 家族
3月18日(日)。

毎週日曜日の午後3時頃から1,2時間、セント・ルシア人の男の子、ファイリーモンが遊びに来る。

始まりは、去年の10月頃。天馬が幼稚園で英語を理解できず孤独に過ごしていたので、家庭で英語の練習をさせてあげようと、同じ棟に住むファイリーモンを呼んだのだった。

天馬が片言の英語で歌っていた歌も、ファイリーモンが上手に歌ってくれたので、何の歌か分かり、幼稚園に行って歌詞が載っている絵本を借りて、寝る前毎日ゆっくり歌って意味を教えてあげた。

アルファベットも、完全にマスターしているファイリーモンに刺激を受けて、天馬も覚えていった。

11月には、他の子と共通の話題を増やしてあげようと思い、金銭的には厳しいが週に2日だけランチタイムまで預かってもらうことにした。ランチ作戦が大成功し、その後飛躍的に天馬の英語力は伸びて行った。今では、発音や遊び言葉に関しては、お父さんよりもはるかに上手になった。何よりも良かったのが、友達がたくさん出来たこと。今では、悪い遊びもたくさん覚えてくる立派なやんちゃ坊主に育った。

ファイリーモンは天馬より一つ年上だが、家に来た時は、緊張していたせいもあって、非常に大人びた印象を受けた。天馬とは対等に遊ぼうとしなかったし、アルファベットや、各文字から始まる単語など、小学校で習うようなことばかり口にして、少し子供らしさに欠けていた。

それが1月頃だろうか、天馬の戦い好きに触発されて、家で大はしゃぎするようになった。彼の両親も、彼が日曜に天馬と遊ぶことをとても楽しみにしているのだと教えてくれた。

今日は、僕がたくさん風船を膨らませて、一緒に遊んだ。バレーボールやクリケット、ホッケーの真似事に子供たちは大興奮。写真は、風船をバイクに見立てて遊んでいるところ。ちなみにお父さんも風船に跨ってブイブイ言わせました。子供って、本当に風船が好き。

下の階の人に迷惑を掛けているのが心配なくらい飛び跳ねたり転がったりして喜ぶ天馬とファイリーモンを見ていたら、好きなことをする大切さ、人間らしく生きる大切さを身に染みて感じた。

最近卒業がだんだんと近くなってきて、完全フリーの僕としては、進路や卒業までに身に付けておきたいスキルのことで、頭がいっぱいになって来ていた。風船にフィーバーする子供たちのように、自分らしさ、人間らしさを捨てずに切り開いて行きたい。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
セント ルシア人 (hawk)
2007-03-21 16:26:36
セント ルシア人が分からず
字引を引きました
カリブ海の国なんですね

イギリス連邦に属する

ってことは この君もご両親も英語スピーカーですねぇ
返信する
そうなんです。 (まっきー)
2007-03-21 18:34:13
ええ、そうなんです。それで、天馬の英語上達のために来てもらっていたんです。
返信する

コメントを投稿