まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

去りし者ありて、来る者あり。

2006-11-07 07:37:35 | 学業
11月6日(月)。

今日は、数学の復習はひとまず終わったので、博士論文の第一章に着手しました。
内容は、去年出したレポートをもとに、もう少し見栄え良く整理する程度。一日かけて、だいたい形になったかな、というところ。

さて、先月の末から、同じ建物の中で作業していた博士課程の上級生が、次々と口頭試問をパスし、卒業していきます。

しばらく同じ部屋にいたスペイン人の女性獣医師、オルガも、博士論文提出までには4年半くらいかかりましたが、無事先週試験をパスし、次の仕事が始まるため、明日の夜からロンドンに移ることになりました。2月からは、彼女はケニア、ナイロビにある国際家畜研究所で働くことになっています。
オルガは、指導教官とのミーティング前や、最近では試験前数週間はいつも不安そうだったので、よく話を聞いてあげて、励ましていました。そんな彼女も、もう卒業。

一方では、博士課程の一年生が一人と修士課程が一人、新しく入ってきました。修士課程のクリスティンはウガンダからで、僕もウガンダで研究しているので、何かとローカル・ネタで盛り上がります。

帰りのバスでは、ザンビア人の同級生ジョゼフと、オルガ、タイ人女性のワンデーとクリスティンとの5人でワイワイ話しながら帰りました。よく考えたら、全員国籍が違う。

行く先のことなんか全く分からないけど、多分この先も、みんな次々卒業して行って、今こうしている仲間たちと関わりながら仕事をして行くんだろうな、とふと思いました。