情報科作業日誌

高等学校情報科での毎日の作業記録です

小学校での情報教育

2009年09月08日 | 思うこと
代休を利用し、息子の小学校の授業公開に行ってきました。

小学校では「情報」に関わる直接の教科科目がなく、全ての教科科目や総合的な学習の時間で情報教育を行うことになっておりますが、今回の授業公開では、偶然、息子のクラスがPCを利用しての授業を行っておりました。

見学させて頂きまず思ったことですが、小学校こそ、ICTの専門指導員が必要である、ということです。

「情報科」の黎明期では、私も「PCに関して習熟度に差がある生徒を40人を教えるのはナンセンス」と思っていた一人です。ただ、「情報」はPCだけを教える教科ではありませんし、高校に入ってくる段階では随分と基礎的な内容を身につけている(あるいは比較的容易に身につけられる)生徒が多くなってきた気はしています。

しかし、小学校ではそれぞれの教科の中で情報教育を行うわけですから、教科の目標を達成させるためにPCを効果的に用いるわけであり、PCの操作そのものが目的ではありません。今日の授業を見ていても、どうしても操作の部分で時間をとられてしまい、本来、PCを用いて効果的に行うべき部分がどうしても薄れてしまっているように見えました。

真っ先にPCに触れる小学校でこそ、PCの利用をサポートし効果的な活用を提案したり、TTで生徒に操作のフォローを行う人材が必要なのでは、と改めて感じた1日でした。

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