萌えてばかりもいられない!

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羽生結弦の衝突後の演技の気迫!

2014-11-08 22:02:37 | スポーツへの想い
直前演習の時の衝突、顎をしたたか氷面に打ち付け、脳震盪を起こしたように仰向けで息をしている姿が数分続く。

リンク外に戻ってくる時に、打ち付けた顎から大量の流血。

治療を受けつつ、目の泳ぎ方から、出来れば競技の延期を思ったが、それが叶う訳はない。棄権だと思っていたが、羽生は演ると言って聴かないらしい。


衝突してしまった相手の中国の選手は早々と棄権を決めているというのに。


直前練習に再び出る。ジャンプ、回転を繰り返す。演技はそれを途切れさせないで行うことに無理だろうと感じ続ける観客やテレビの前の私たちをよそに、やってやるという目つきだけが鋭くなっていく。

怖い。気迫っていうより意地なのかな?大丈夫なのか?こいつ。


ファンの人には申し訳ないが、棄権というのも、言い訳を封印するための一つの選択なのだ。

いや金を獲れなかった時の言い訳とかいうんじゃなくて、悲壮感を匂わせて演技という格闘をするのは、フィギュアに相応しくない。

優雅さを纏った技術を競っているのだ。


衝突した相手の中国の選手が出てくる。一度棄権を口にした者の演技にしか思えない。

羽生が出てくる。ちょっと違う。なんかもうプロ根性としてのプログラムの演者の一人として、穴を開けるわけにはいかないという魂みたいなものを見せつけてくる。だが一切の嫌味がない。やるよという顔してる。


始まる。転ぶ。でも一つ一つの演技に手や顔向き、姿勢に力が籠っているのが分かる。

飛ぶ。転ぶ。飛ぶ、着氷出来た。回る。回る。…。

(なんか包帯も飾りに思えてきた…それくらい自然)

滑り切った!


表情に満足感が表れる。

何を思っている?安堵感なのだろうか?もういいかな?と思ったのだろうか?抱きかかえられる。
何を思っている?


点数が出る。1位。泣く。泣き崩れる。


こっちも震えが止まらない。なんか伝説的なものを目の当たりにした。




そう思った。アジア人としてというか、同じ日本人としてというか、なんか誇らしいものを感じてしまった。




ただ、脳震盪を起こしているのであれば、早急に処置をするべきである。
大事無いことを祈る。

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