著名人の理事長が出来てしまった以上、日本大学は、ほぼスポークスマンを兼ねてしまっている理事長に不祥事のカスみたいな些細なものまで挙げる必要がどうしてもある。
澤田副学長の「大麻のカスのようなもの、植物細片(もうその判断で犯罪認識ありじゃない?)」はもしかしたら今年の流行語大賞かもしれない。
もしも理事長だが大半(決裁権の委譲)は下に任せたままだというのならば、質問に安易に応えてはならなかったはずだ。
規程や理事会の会則を読み込んでいくと、役職の範囲が分断されているように感じられるものにあたるが、理事長は最終責任者であることに変わり(代わり?)はない筈である。
著名人な理事長だからこそ、報道はそこに行く。
マスコミの扱いにも明るいと思われているからこそ、答えて(応えて)しまう。
組織運営が難しいのは重々分かっているが、期待していた分、組織を制御出来ていない状態を感じたから、お飾りの理事長という言葉になる。
これに反論しているのが、本当に分からない。
反省しているのならまだしも。
背景も、期待も、自分達の問題点をも意識出来ていないことを露呈してしまっている。
私の担っているのは、イメージアップなだけですけど?という印象があり、透明性の高い運営を標榜していた筈とのこちらからの期待を悉く裏切ってくれる。
大きい組織体制にはそれなりの耐性がないと飲み込まれてしまうのだなぁ。たとえ強い意見の持ち主であろうとも。
去年(11月)の段階でちゃんと世の中に伝わっていたならば、受験しなかった、入学先に決めなかったという父兄や生徒がいたら、どう責任を取るのだろう。
事件性がある中で土日を挟んだという首脳陣。マジですか?
事態が深刻化してしまった今となっては、まるでこれが正しい対処だったという答弁が繰り返される状況には歯噛みしか出来ない。
自組織の批判も改善も出来ず、維持が全面を覆っている状態だから、期待していた理事長の姿とは程遠く思えてしまう。もう分かれよとこちらのイライラに早く気付け!と感じた会見だった。
話はどう責任を取るのかになってしまうのも頷ける。側から見たら、どうしたって無責任というか機能不全に思えるのだから当然だ。
安易に受けるべきではなかった職なのだ。組織の長なんて。
それこそ著名な会社の社長歴のある人物が卒業生の中にいたであろう。そういう方(かた)の方(ほう)が組織は守れたかもしれない。著名人な分、不祥事が起きれば飛んでもない追撃を受ける可能性くらい分かっていただろう。
犯罪が、人が介在する以上、その人数に応じた確率で発生してしまうものだとするのならば、この先、どの学校法人でも連絡広報体制は完全にしておく必要を感じます。
御用心、カス一欠片、壊の元
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