図書館で大人の遠足ブック、日本百名山 クルマで行くベストプランという本を見つけた。
この本では、車で各名山の登山口まで車で行って帰って来ることを念頭に書かれたプラン集である。
北海道や九州の名山は空港からレンタカーでのアプローチ。でも東北は高速利用。
まだまだ練れるじゃん!って普通に感じたら、もう妄想モードに突入してしまった。
百名山の踏破に拘る登山家、登山愛好家は多いだろう。
他にもあるだろう?という意見を持っていたし、多くの人にも色んな意見があることは想像に難くない。
でも実際に登った人は「まず登ってから言え」というのである。
そうなるとコレクション的に始めることになるだろう。
でも普通にお勤めしてる人には容易ではない。
だからそのハードル含めて物語になってしまう。
車がベストかは場合による。登山口までは快適だろうが、下山したクタクタの状態で運転して帰って来るのかってのはやはり疑問。しかも必ず停めた場所に戻ることになるのも時には苦痛。
逆にバスで向かうとアタックする時間に制約が出ることもあるだろう。なので悩ましい叶い難いコレクションなのだ。
本当は単独行ではなく仲間がいた方がアプローチにもバリエーションが生まれるかとも想像する。
レンタカー、カーシェア、夜行、テント泊、登山はそのスケジュールをどう実現するかで焦りが出兼ねないのである。
そうなると、今度は働き方に工夫が求められる。
以前まだ在宅ワークなんてなかった頃、会社から如何に直接週末の旅行に直結気味に出かけてしまうかというチャレンジはそこいら中で行われていたし、この妄想はその延長である。
年間カレンダーを眺め回し、遠征や近場で叶いそうな行程を練り上げているその思考過程を文字に起こすだけで小説が出来てしまいそうである。
今年、実は私は闘病が待っている。
なので、旅行は正に妄想行事になるのである。