昨日、家族で他の家族(仮にT家)、次男の幼稚園の運動会を観に行くことになりました。私達も転勤で川崎に引越ししてきましたが、T家も最近沼津の方から川崎は新百合ヶ丘に越してきました。更に旦那さんが海外に長期出張中とのことでしたので、初め私は呼ばれていなかったんですけど、お父さんとする親子競技とかに出てみようか?と思うこともあり、付いて行ってみる事にしたのです。
駅に降り立ち、地図を探して会場までの道程を確認しようとしていた家内が、「あら、映画祭やってる。周防監督のこれ、観てみたい」と云っていたので、近寄ってみるとなるほど1本限りの上映を色々と行っているようでした。えっアブラクサスの祭りもやるの?いつ?とか思いつつ一旦運動会の会場に向かいました。
運動会の会場に行き、しばらく息子とT家の長男の相手をしていたのですが、次男くんはやはり本物のお父さんじゃないと嫌だというので(当たり前です)、お父さんのみの出場種目もあったのですが、見学に転じました。
すると、お父さんのみの出場種目は長縄飛び、ピシピシと飛んでいる次男くんのクラスが優勝。迷惑かけずに出ないでよかったです。。。。
余りお役目も果たせず、息子が初めはグズったので付いて来た新百合ヶ丘。なんとか息子もはしゃいでいるようなので、映画祭行って来るわと断り、駅前に向かいました。
ワーナーマイカルにあがると、当日と前売りの売り場があり、これからの上映作品を眺めていると、ワーナーマイカルの方で、映画祭とのコラボで初日の「ツレがうついなりまして。」の監督と脚本の方が見えられるというので、それを見ることにしました。
作品は涙交じりに観ざるを得ないような作品。
意外と堺雅人さん主演作品に縁がある私。
テレビも漫画も知らなかったけど、満員電車や窮まってしまう場面がリアルでした。
宮崎あおいさん?少年メリケンサックから好きです。
怒るところがいい感じなので。。。
監督や脚本家の話を聞くこと自体が初めてで、様々な思い入れがあろうことが分かります。佐々部監督は日本映画学校の生徒が余り来場していないことに少し落胆されていて、地元の大学の学生にもっと来て欲しかったようです。
学生の言い分もあるのかもしれません。自分も若い頃を思い返すと、マイナーで訳ありそうなミニシアターやら観たこともない国の映画を好んでみている背伸びしたような時期がありましたし、その後「男はつらいよ」を何遍も観ることから邦画ばかりを観に行くのですが、まだその当時は洋画全盛期でしたからね。。。それもまた同級には天邪鬼な感じに映ったことでしょう。
脚本の青島武さんからは、やはり脚本は原作とは離れて拘るんですという話を聞けました。佐々部監督も自身で脚本を書くということでしたので、「日輪の遺産」の時から、その複雑な構成を他人に任せて自分の中に芽生えるものを待ったとか、脚本家もそういう化学反応を監督に期待しているとか。。。仕事です、正に。
そして今日はアブラクサスの祭りをアートセンターの方へ観に行きました。
これも鬱なお話。鬱病の住職、浄念が以前を思い出し、地元でのライブ開催に向かうまでの精神過程のようなものを描いた作品。
こちらは鬱の症状には信じられないような薬と酒という組み合わせや治療とかいうんではなくて、自分自身で音楽が大事なんだと気付いていき、祈りを捧げ、音楽にもう一度潜り込み、ライブ開催に情念を燃やす様な作品。
トークショーでは、加藤監督と主演のスネオヘアーさんと音楽に関する話に。。。特にラストのライブの一発撮りに対することが強いみたい。。。でも・・・
私の中では、、、映画って音と画と話(脚本)の総合芸術なので、色々と聞いてみたかったのだけど。。。。
空白というか、劇中歌が際立つ代わりに無音な場面でセリフだけが響くことも多く、ドキュメントやノンフィクションではないのだけど(実在する人物の浄念さんはいるそうです)、ライブとか音楽ってものが真ん中にあるし、音はあるけど、例えばバイクのエンジン音や夕方のスピーカー音とか、読経の韻律とか色々・・・でも何故か引き算的に音を間引いた感じがして。。。それって狙いですよね?なんてこんな感想みたいな質問とか手挙げて話せる訳もなく。。。二度目の鑑賞でもなければ原作も読んでないんでね。
蔵の中の読経、あれって唄っていたんですよね?あれでステージが一つ上に上がったというか。。。原作読めば分かるか・・・
原作読んでる読んでないっていうのは別にいいの、本当は。だって映画でいきなり観られることも監督や脚本家は想定しながら作る訳だから、見落とされないように話を紡ぐように作る必要も覚悟もあるはず。ただ解釈部分は『表現したい』という本質に繋がるから、読んだ上でないと質問ってしにくいっていうのはあるかなぁ。。。『読めよ』とか周りから思われることもあるかもしれないしね。それはそれでプレッシャーだし。
でも、なんか映画監督とか脚本家の方とかって一度呑みながらお話してみたいなぁ~。。。。。
なんて思った二日間でした。
★追記
くまのプーさんの今回のメインテーマは、KeaneのSomewhere only we knowです。
予告編を見たときから気になっていたので、曲の方は動画を貼っておきます。
"Somewhere only we know" - Keane #with lyrics#
くまのプーさんの予告編は・・・なんか貼り付け禁止?みたいなので、
youtubeのリンクを貼っておきます。
くまのプーさん予告編
駅に降り立ち、地図を探して会場までの道程を確認しようとしていた家内が、「あら、映画祭やってる。周防監督のこれ、観てみたい」と云っていたので、近寄ってみるとなるほど1本限りの上映を色々と行っているようでした。えっアブラクサスの祭りもやるの?いつ?とか思いつつ一旦運動会の会場に向かいました。
運動会の会場に行き、しばらく息子とT家の長男の相手をしていたのですが、次男くんはやはり本物のお父さんじゃないと嫌だというので(当たり前です)、お父さんのみの出場種目もあったのですが、見学に転じました。
すると、お父さんのみの出場種目は長縄飛び、ピシピシと飛んでいる次男くんのクラスが優勝。迷惑かけずに出ないでよかったです。。。。
余りお役目も果たせず、息子が初めはグズったので付いて来た新百合ヶ丘。なんとか息子もはしゃいでいるようなので、映画祭行って来るわと断り、駅前に向かいました。
ワーナーマイカルにあがると、当日と前売りの売り場があり、これからの上映作品を眺めていると、ワーナーマイカルの方で、映画祭とのコラボで初日の「ツレがうついなりまして。」の監督と脚本の方が見えられるというので、それを見ることにしました。
作品は涙交じりに観ざるを得ないような作品。
意外と堺雅人さん主演作品に縁がある私。
テレビも漫画も知らなかったけど、満員電車や窮まってしまう場面がリアルでした。
宮崎あおいさん?少年メリケンサックから好きです。
怒るところがいい感じなので。。。
監督や脚本家の話を聞くこと自体が初めてで、様々な思い入れがあろうことが分かります。佐々部監督は日本映画学校の生徒が余り来場していないことに少し落胆されていて、地元の大学の学生にもっと来て欲しかったようです。
学生の言い分もあるのかもしれません。自分も若い頃を思い返すと、マイナーで訳ありそうなミニシアターやら観たこともない国の映画を好んでみている背伸びしたような時期がありましたし、その後「男はつらいよ」を何遍も観ることから邦画ばかりを観に行くのですが、まだその当時は洋画全盛期でしたからね。。。それもまた同級には天邪鬼な感じに映ったことでしょう。
脚本の青島武さんからは、やはり脚本は原作とは離れて拘るんですという話を聞けました。佐々部監督も自身で脚本を書くということでしたので、「日輪の遺産」の時から、その複雑な構成を他人に任せて自分の中に芽生えるものを待ったとか、脚本家もそういう化学反応を監督に期待しているとか。。。仕事です、正に。
そして今日はアブラクサスの祭りをアートセンターの方へ観に行きました。
これも鬱なお話。鬱病の住職、浄念が以前を思い出し、地元でのライブ開催に向かうまでの精神過程のようなものを描いた作品。
こちらは鬱の症状には信じられないような薬と酒という組み合わせや治療とかいうんではなくて、自分自身で音楽が大事なんだと気付いていき、祈りを捧げ、音楽にもう一度潜り込み、ライブ開催に情念を燃やす様な作品。
トークショーでは、加藤監督と主演のスネオヘアーさんと音楽に関する話に。。。特にラストのライブの一発撮りに対することが強いみたい。。。でも・・・
私の中では、、、映画って音と画と話(脚本)の総合芸術なので、色々と聞いてみたかったのだけど。。。。
空白というか、劇中歌が際立つ代わりに無音な場面でセリフだけが響くことも多く、ドキュメントやノンフィクションではないのだけど(実在する人物の浄念さんはいるそうです)、ライブとか音楽ってものが真ん中にあるし、音はあるけど、例えばバイクのエンジン音や夕方のスピーカー音とか、読経の韻律とか色々・・・でも何故か引き算的に音を間引いた感じがして。。。それって狙いですよね?なんてこんな感想みたいな質問とか手挙げて話せる訳もなく。。。二度目の鑑賞でもなければ原作も読んでないんでね。
蔵の中の読経、あれって唄っていたんですよね?あれでステージが一つ上に上がったというか。。。原作読めば分かるか・・・
原作読んでる読んでないっていうのは別にいいの、本当は。だって映画でいきなり観られることも監督や脚本家は想定しながら作る訳だから、見落とされないように話を紡ぐように作る必要も覚悟もあるはず。ただ解釈部分は『表現したい』という本質に繋がるから、読んだ上でないと質問ってしにくいっていうのはあるかなぁ。。。『読めよ』とか周りから思われることもあるかもしれないしね。それはそれでプレッシャーだし。
でも、なんか映画監督とか脚本家の方とかって一度呑みながらお話してみたいなぁ~。。。。。
なんて思った二日間でした。
★追記
くまのプーさんの今回のメインテーマは、KeaneのSomewhere only we knowです。
予告編を見たときから気になっていたので、曲の方は動画を貼っておきます。
"Somewhere only we know" - Keane #with lyrics#
くまのプーさんの予告編は・・・なんか貼り付け禁止?みたいなので、
youtubeのリンクを貼っておきます。
くまのプーさん予告編