今回は、SOS救急笛の正しい吹き方について解説したいと思います。
一般的に、災害時に自分の居場所を伝えるためにホイッスルは
大変有効です。ホイッスルに求められるのは以下のポイントだと
言われています。
1.大音量が出て遠くまで音が届くこと
2.聞き取りやすいこと
3.体力が消耗している場合など軽く吹いても大きな
音がでること
4.いつも身につけていられるように小型で軽量であること
さて、ここからSOS救急笛の説明になります。
ホイッスルの吹き口と歌口(音の鳴る部分)は
下の写真のようになっています。
SOS救急笛の正しい笛はいたって簡単です。
1. 笛を吹くときは、歌口を上にします。
2. 笛を口から90度(垂直)の角度に保ちます。
3. 勢いよく吹いて下さい。
以上の3つを守って練習をしてみて下さいませ。
以下はSOS救急笛のうんちくになります・・・・
弊社の実験結果では、半径100mの範囲まで届くことを
確認しています。
広がらず届く範囲が狭くなりますので歌口は上に向ける必要が
あります。
SOS救急笛の吹き口の上部には扁平型の小さな穴が
空いています。これは小さな呼気でも大きな音がを出せるように
するために小さな吹き口になっています。
大きな穴ですと大きな呼気が必要で、例えば、山で遭難した
場合など吹き口の大きな笛を使うと疲れてしまい、体力が
消耗してしまいます。
SOS救急笛から出る音は、難聴の方でも聞こえやすいと
されている3.5khzの周波数帯域の音が出るようになっています。
この周波数に絞ってあるのはSOS救急笛の大きな特徴です。
他の笛とは明らか違って高く澄み渡った音であることが
実感頂けると思います。
そしてSOS救急笛の最大の特徴は、胴体部分に病名、
服用薬などの健康情報、かかりつけ医の連絡先、緊急連絡先、
臓器提供の意思確認などの情報を書き込んで
保管しておくことができる点です。
これが救急医療を受ける際に抜群の力を発揮します。救急救命士、
救急医に必要最低限の情報を提供することができ、迅速な医療を
受けることを可能にします。
SOS救急笛が救急笛と呼ばれている理由です。
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