⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

浅野まことがここだだけの話をブログで大公開!!

水の中でも固まる建設補修材料

2011年05月24日 | 日記

 

水と混ぜるだけで急速硬化する高強度セラミック粉末「イーグル8」という

商品がある。もともと核廃棄物の封じ込めを目的に米国のグランクリート社が

開発したセラミックの粉末。

100gの水にイーグル8500g1:5の割合で混ぜると1分経過したころから
ホイップクリーム状になり発熱しながら硬化が始まる。約30分でカチカチに硬化する。

 

硬化後の圧縮強度は1平方ミリ当たり50ニュートン以上、曲げ強度は10ニュートン以上。
通常のコンクリートよりも遥かに強度が優れている。
この急速硬化と強度に優れていることがこの商品の特徴である。

道路補修などに利用した場合は、施工後30分には自動車が通行可能となる。

 

 

既に阪神高速道路などの公的機関、そして民間企業での実績を重ねてきている。

昨年12月に岐阜県関市に製造工場が完成し、国内での供給体制がようやく整った
ところだ。

 

耐震補強材料だけでなく今後さまざまな用途として活躍しそうだ。

  

 

☆イーグル8の主な特性

施工性  : 水との混練のみで施工可能

       打設のほか吹き付けも可能

       プライマー不要

       水中、雨中、氷点下でも施工可能

硬化性  : 硬化に伴う収縮なし。

圧縮強度 : 50Nmm2以上

曲げ強度 : 10Nmm2以上

引張強度 : 3Nmm2以上

付着性  : 対コンクリート 2Nmm2

       *プラスチック、ステンレス以外ほとんどのものに強固に付着

磨耗性  : 通常モルタルの110以下

pH    : 硬化後は弱アルカリ性(pH910

断熱性  : コンクリートの約2

化学反応式: MgO+KH2 PO4 → MgPKO46H2O

 

 製造・販売元 : イーグル・ビジョン(株) (東京都港区)

  


「救援のために水を運ぶ婦人の像」の寄贈に寄せて

2011年05月16日 | 日記

今日は、広尾にある日本赤十字看護大学に「救援のために水を運ぶ

婦人の像」の除幕式に参加してきました。

くの方の見守る中、無事除幕式を終えることができたことを

ご報告いたしますとともに、本プロジェクトにご協力頂きました

皆さんに心より御礼申し上げます。

私は、2007年に日本赤十字社に1体目を寄付したときの初代事務局長で

すが、回の2体目の寄付ができたことを本当に嬉しく思います。

以下に本日の除幕式に寄稿文を載せましたのでご覧ください。

 

除幕式の模様の写真・・・

 

 

     

 

 

「救援のために水を運ぶ婦人の像」の寄贈に寄せて

                  初代事務局長 浅野 真

 

 

初代事務局長として本プロジェクトの起草の段階から日本赤十字社の

本社への1体目の寄付、そして日赤看護大学への2体目の寄付の経緯を

知る者として、少しお話し申し上げたいと思います。
 

私の仕事は、長年、岐阜県出身の彫刻家、岩田実夫妻が温めてきた

構想を具体的に形にすることでした。具体的には、赤十字の発祥の地、

イタリアのカスティリオーネにある赤十字博物館に展示されている

「救援のために水を運ぶ婦人の像」の日本版を制作することの版権の

許諾を頂くことでした。国際赤十字社は、全世界を網羅する世界組織

であり、その組織との交渉は、途方もなく長い道のりでしたが、

カスティリオーネ博物館館長と同館にある像の作家のご遺族から、

我々の熱意に快く賛同をして頂き、日本版の「救援のために水を運ぶ

 婦人の像」を制作することにご快諾を頂きました。

また、過去にこのような事例が無いにも関わらず、日本赤十字社から

丁重なるご対応で募金活動の承諾を頂き、我々は、寄付金の募集活動

を開始しました。

 

この様に全てが初めてでしたが、本当に多くの方の尊い篤志を頂き

 2007719日に日本赤十字本社に1体目を寄贈させて頂きました。

同日の序幕式では、近衛忠輝日本赤十字社社長より金色有功賞という

栄誉ある賞を頂き、「日本赤十字社を代表する作品である」とのお言葉

を頂戴し、岩田実夫妻、及び、実行委員会の皆さんと心から喜びを

分かち合うことが出来たことを昨日のことの様に思い出します。

 

その後、岩田実先生はじめ実行委員の皆さんの思いは更に膨み、

日赤看護大学へ像を寄付する活動は継続され、2011年5月16日に

除幕式を迎えることが出来ました。この尊い思いが結実したことに

対し、心から最大級の敬意を表したいと思います。

 

私は、この像を目の前にしますと「人は何のために生きているのか」

「人間の尊厳とは何か」を常に問いかけられている思いがします。

この語りかけてくる像が多くの方の志によって建立されたことを、

是非、忘れないで頂きたいと思います。

 

 最後に、寄稿をさせて頂く光栄に浴し、心より御礼申し上げます。