⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

浅野まことがここだだけの話をブログで大公開!!

Nスぺ 病の起源「うつ病~防衛本能がもたらす宿命~」のまとめ

2022年04月23日 | メンタルヘルス


Nスぺ 病の起源「うつ病~防衛本能がもたらす宿命~」を見ました。

以下にポイントをまとめてみました。


扁桃体がストレスホルモンを増やすメカニズム


扁桃体が活性化すると「不安や恐怖に対処せよ」という指令が視床下部に伝達される。すると副腎からストレスホルモンと呼ばれるコルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンなどのホルモンが分泌され血流に乗って全身にいきわたり臓器や自律神経が様々な反応を起こす。


扁桃体がストレスホルモン

恐怖がありすぎるとストレスホルモンが増える。水槽に魚を入れ天敵を入れると、魚はストレスで動かなくなる。

扁桃体は海馬の横にあり恐怖の記憶は海馬に記憶される。

この恐怖が人類が言葉を獲得することで直接体験しなくても話を聞くことで、恐怖が伝達されることとなったのも大きいという。


また、現代社会は、職業の分化と格差を産み、不平等と貧困を生み出した。この貧困、職業によってストレスが

うつ病を引き落とす。

興味深いのは、医師や弁護士などの専門職、大工などの技術職はうつ病が発生しにくく、営業職、事務職、非専門職のうつ病が多い傾向がある。

うつ病を文明が発展すればするほどストレスが増える。

TLC(Tender Loving care: 愛護的ケア)では、人と人との結びつき、運動、日光にあたるなど生活習慣の改善によりストレスホルモンが減少することがわかっており、実際の治療でも行われている。これによりうつ病の薬をやめることができた。

また、ドイツのボン大学では頭に穴を開けて電極を入れて扁桃体を正常にするDBS(脳深部刺激法)という治療が行われているが、医療界ではまだ確立されていない。また脳を刺激することで人格が変わってしまったり倫理面でも問題があるという。


実際、うつ病に効果があっても電極をよる刺激で脳細胞が変化してしまう可能性があること、どこに電極を入れれば病気の改善に繋がるのか、まだ決まっていないとのことである。



「心の病」で労災最多 昨年度認定497人、申請1456人 いじめや過労でうつ病増える

2015年06月26日 | メンタルヘルス
「心の病」で労災最多
昨年度認定497人、申請1456人 いじめや過労でうつ病増える
2015/6/26 3:30 日経朝刊

 過労やいじめでうつ病などの精神疾患を発症したとして、2014年度に労災認定された人は497人(前年度比61人増)に上り、過去最多を更新したことが25日、厚生労働省の集計で分かった。同省は「うつ病と診断される人が増えていることに加え、労災として申請できるとの認識が浸透してきたことが背景にある」と分析している。




 厚労省によると、14年度に精神疾患を理由に労災申請したのは1456人(同47人増)で過去最多だった。労災認定された497人のうち、自殺者(未遂を含む)も過去最多の99人(同36人増)だった。
 厚労省は「働く女性が増えていることを受け、女性の申請が増加傾向にある」としている。
 精神疾患で労災認定された人の発症原因は「悲惨な事故や災害の体験・目撃」(72人)が最多。「嫌がらせ、いじめ、暴行を受けた」(69人)、「月80時間以上の時間外労働を行った」(55人)が続いた。「セクハラを受けた」(27人)、「上司とのトラブルがあった」(21人)も目立った。
 業種別に見ると、製造業が81人で最多。次いで卸売・小売業の71人、運輸・郵便業の63人。年代別では、40代が140人、30代が138人と働き盛り世代が目立った。就労形態別では、正社員が435人、パート・アルバイトが36人だった。
 一方、脳梗塞や心筋梗塞などで労災申請した人は前年度から21人減って763人となり、3年連続で減少した。労災認定も29人減の277人で2年連続減少した。
 過労死や過労自殺をめぐっては、昨年11月に施行された「過労死等防止対策推進法」に基づき、厚労省は国が取るべき対策をまとめた大綱案を策定。労働時間の削減や休暇取得率について数値目標を定め、過労死の発生要因を探る長期的な追跡調査を進める方針。