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マリバール 文集・ギャラリー

9月27日 NANIOワールドの「友人法」

2006-10-01 11:44:17 | 抱茎亭日乗メモ
 「8月27日 決裂」の中で

「絶縁という言質そのものが、彼の無意識の傲慢を露呈している。絶縁とは、本来、親が子に、親分が子分に、師匠が弟子に対していう、上から下への物言いだからである。」

という文を引用させて頂いた人に報告メール。

私はこの人の言動に痺れたり、震えたりすることが多々ある。
日記に引用することも、私のその人への思いを書くこともしばしば。
私はその度報告している。

それはその人が「書くな」と言い、「俺が『書くな』と言っているのに書いたらぶん殴る」と言っているからだ。
私はひょっとしたら殴られるかもしれない、と思いながらも書いて、報告して、結果としてまだ殴られたことはない。
内容によっては事前に許可を得る場合もある。

比べてNANIOさんは「書くな」とは言わず「俺はいいけど、他の人には誤解されるでしょ。だから書くべきではない。」と言っていた。
最後になって「敵を作り過ぎだ、書くな。訴えられるぞ。」と言い、「書くなら縁を切る」。
そう言われたら、へそ曲がりの私は反抗してしまう。結果、切られた。
当然のことだ。

そんなことを報告されても、その人にとってはどうでもいい話だろうし、大変忙しい人なのに、またしても私を痺れさせ、泣かせる言葉を下さる。

> しかし、まあ友人関係の返上というのもよく判らないな。
>
> だいたい、親子とか夫婦とか会社員とか、関係を制度で規定している場合には
> 絶縁とか契約関係の解除ということもあるだろうけど。
>
> 友人なんていうのは法的に制度化されないし
> 極めて主観的な「関係性」でしかないからね。
>
> 主観である以上、双方の主観においての友人関係なのであって
> わざわざ「絶縁」だの「返上」だのと宣言すること自体が
> そもそも相手の主観を一切認めていなかったということになるんじゃないのかね。
> つまりは、最初から友人関係ではなかった、ということになるね。
>
> 私の場合、勝手に「絶縁」してきた相手と
> 利害で関係する共通の友人たちに対して、
> 仕事上のつきあいをし兼ねるということをいったことがありますが、
> それは、親でも雇用主でもないのに、人に絶縁宣言するような、そんなデタラメなヤツと利害関係でつきあう人間とは仕事はできないという意味で、
> 人間として絶縁するなどということがあり得るわけがないでしょう。
>
> 行儀の悪い客が店から「出入り禁止」にされても、
> それは絶縁とか友人関係の返上ということにはならないでしょう。
> 店と客という利害においての関係性を拒否しますよ、ということだから。
> トータルに人間として全体拒否みたい宣言は、概念として理解できないよな。
> 友人だったというなら、
> フツーに疎遠になって通信を止めて会わなければいいだけじゃん。
>
> ヤクザで絶縁された人間だって、
> 会えば挨拶くらいはするよ?
>
> 男女関係なら法律上でもセックスが法的に関係性を規定するから
> 別れる、絶縁するという宣言も有効だけど、「友人法」ってないからな(笑)。
>
> 「友人関係」が法理のなかにない以上は、
> 客観じゃなくて主観で成立する関係性なのであって
> それを絶縁宣言するというのは、テレビに出ているタレントに勝手に思い入れたり
> おまえなんかのファンを辞めてやる!と独り言いっているのと変わらないと思うけどね。
>
>
> 特に、NANIOという人が物書きだというなら、
> 自分に御せないものをなかったことにするという感性では
> 偽の物書きになってしまうんじゃないかね。
> 文学者や芸術家、創造する分野の人間は、
> 本来、自分が御せない対象にこそ、おもしろさを感じるものだけど。
> 人間なんて自分も他人も御せないから、そこにドラマを見つけて書くわけでしょう。

ううう。
NANIOさんは「俺はルールだ!」ってことでNANIOワールドには「友人法」が存在するのかも。
彼なりの掟があるのだろう。
関係を切られたということは、私は殴られるどころかNANIOワールドから抹殺されたのだ。

私が「より濃い人々とより濃密な関係を築いていく努力をしたい。」と書いた「より濃い人々」とは、例えば恋人とか、「書いたら殴る!」(決して「切る!」ではない)という人とか、他にもいっぱいいるが、「もっと人とのつながりを大事にしなきゃ。」などとありがたい「苦言」をしておいて「友人関係返上」するような人のことではない。

ヤクザは絶縁しても挨拶ぐらいはするそうだが、電脳キツネ目組組員としてのNANIOさんは私にどう対応するのかね?
好きにしてくれればいいが。
コメント
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