久々にプレイスMで暗室作業。
わざわざ休日出勤したのも、暗室作業の時間を作るためなんだから、少しでも元を取りたいなんて、そんなさもしい考えを起こしたら最後、つまらない失敗して大損するというのが自分である。
というわけで、上達しなくてもいいから(いや、よくないけど)、多少でも作業手順になじんでおきたいところなのだが、相変わらずのどたばたぶりに、自分でもちょっと嫌になる。とりあえず、いつものようにネガのコンタクトを取り、当たりを選んで検討用に引き伸ばすのだが、夕方手前あたりから緊張感が薄れたらしく、ケアレスミスを連発してしまう。
仕方ないので、一息入れて巻きなおし、どうにかこうにか最低限の検討用プリントをこしらえると、軽く食事して金村ワークショップへ向かう。
いつものごとく厳しい評価が待っているのかと思いきや、少なくとも自分で思っていたよりはウケがとれたので、まぁこれはこれでよしとするしかないね。
でも、まだまだ超えなければならないハードルはいくつもあるし、しかもそろってかなり高いときていやがる。先が思いやられるとはこのことさね。
ワークショップ終了後、ほかの参加者と作業の手伝いや感材の手配などをチョコチョコやり取りするが、やはりコニカミノルタのフォト事業撤退は大きな衝撃をもたらしたようだし、金村氏自身もニコンが銀塩カメラから事実上撤退した話をワイドショーまで取り上げたことにちょっと驚いていたようだ。
まぁ、ワークショップ参加者の大半はコダックユーザーなので、さほど関係ないといえば関係なのだが、ちょうどプレイスMで嫌な話を聞いた後だったので、なにやかやでちょこっと盛り上がる。モノクロのほうは最小ロットが小さいので、まだなんとかなるらしいのだが、カラーは最小ロットが巨大なので(ロットを小さく出来なくもないのだが、エマルジョンロットごとのカラーバランスを安定させにくくなるそうだ)、実はカラーのほうが危ないってのはげんなりだね。
最後に、先日このブログで紹介した伊藤剛氏の横浜国大における公開講義について、ご本人によるレポートがアップされました。
興味のある方は閲覧してください。