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17歳

2008-08-24 11:24:39 | Music
昨日、8月23日はニキの誕生日だった。生きていれば、17歳。
先日、京都で満月の夜空を眺めつつ、ニキが逝ってからまる3カ月経ったんだな、と思った。
いまも毎朝お水をあげるし、時々、目頭がじーんとなることも そりゃあ ある。
けど、『ノラや』の内田百みたいに極度のペットロスに泣き暮らす日々では決してなく
存外げんきに生きている。ふしぎなほど げんきに。

☆☆
週末は、レイちゃん&ハカセと一緒に新丸ビルの[MARUNOUCHI]HOUSEで行われた
Tokyo Crossover/Jazz Festival 2008のプレイベントへ。
 テラスに吹く風がすっかり秋だった。

トップは先日イクスピアリのパーティでも拝見した沖野修也氏。一見こわもてだけど面白いかた。
ROOMの時みたいにしぶいジャジーな選曲なのかと思いきや、キラキラディスコ(?)な感じで。


ラストのスティービー・ワンダーから、BEAMS青野さんにバトンタッチ。ドアーズのTouch me♪

青野さんは昨夏『モダン・インテリア』の記事でインタビューしたのだけど、
ニッチな趣味が私と微妙にかぶるとこがあり、選曲も興味深く。ラストはアコースティックなTong poo。


会場は想像以上の混雑ぶりで、日付が変わる前においとま。深夜0時きっかりに携帯が鳴った。
随分前にセットしたニキのお誕生日の合図。。おめでと、ニキ。永遠の16歳から永遠の17歳へ。
まちうけ。


さらに秋めいた土曜夜はご近所のHakuju Hallへ。「ギター・フェスタ ラテンアメリカの熱い風」。
ちょうどニキが逝った頃、ふと思いついてチケットを買っていたのだ。ラテン、いいなって。

前半はスペインでイエペスに師事したギターマエストロ 荘村清志(還暦!)に、
キース・ジャレットなどとも競演しているフルート奏者中川昌三らによるピアソラのタンゴを堪能。
後半は、独自解釈のブラジリアンを展開するボファーナと、
荘村清志&福田進一のギターによるジョビンカバーが心地よく。
少し大きなハコで聴くボッサもいいものだなあ、と思いつつ帰宅(徒歩3分)。

雨音と共にジョビンの余韻に浸りたくて、数年前に出た坂本龍一のCASAを聴く。
世のジョビンカバーは玉石混交だけど、これは今でも一線を画すると思う私。
でも、私がボッサに傾倒したきっかけは、前にもブログで書いたけどやっぱジョアン
そしてアストラッド。

『Estate(夏)』を聴くと、瞬時に遠い目になる。少し伏目で。
アストラッド・ジルベルトがカバーしたドアーズの『Light my fire』で、心は17歳(笑)
この曲もいろんなカバーがあるけど、私は断然アストラッド。『Fly me to the moon』も 同じく。


ねえニキ、音楽聴こえてる? 
いまどうしてるのかな? かにゃ? にゃあ? にゃん? にゃす?
にゃお? チャオ! ハウ? アロハ! サヴァ?
<7歳頃
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