本日開催されたWWDCでiOSの次期バージョン「iOS 5」とMobile Me後継クラウドサービス「iCloud」が正式に発表されました。また、Mac OS X改め「OS X」の次期バージョン、OS X 10.7 “Lion”の正式版が（サーバー版”OS X Lion Server”も含め）来月Mac用アプリケーション配信サービス「Mac Store」でリリースされることもアナウンスされています。どうやら今回はDVDメディアはないようです。（OS X 10.5.x “Leopard”にはMac App Storeクライアントが存在しないのでアップグレードにはOS X “Snow Leopard”が必須）
iOS 5は１年ぶりになるiOSのメジャーアップグレードで今秋リリース予定。（おそらく時期touchやiPhone 4”S”が発表されるであろう９月あたりにリリースでしょうか）To Doアプリ「Reminders」の新規追加、アプリケーション通知を一元に管理できる「Notifaction Center」、日本では配信サービスが行われるかどうか不明ですが雑誌や新聞のオンライン定期購読アプリ「NewsStand」の追加。カメラアプリの強化、写真アプリで簡単なフォトレタッチが可能、PCとの同期なしでアクティベーションやiOSのアップデート（従来のものが旧バージョンからもアップデートできるMacで言うところの”コンボ”アップデート相当だったのに対し、iOS 5以降はアップデート差分のみのダウンロードとなる”デルタ”アップデートになるとのこと）がiOSデバイス単体で行えるようになる”PC Free"”、iPod touchやiPad/iPad 2でもショートメッセージがおくれるようになる”iMessages”機能など、２００以上の新機能が実装されるとのこと。Wi-Fi同期機能もようやくiOS 5で実装されるようになります。
対応デバイスはiPhone 3GS以降と３世代目iPod touch以降、iPad/iPad2。すべての機種で無償でアップデート可能です。また本日付で開発者向けベータリリースも配布開始になっています。
iCloudはMobile Meの後継サービスでオンラインでMobile Meで行えたカレンダーや連絡先のオンライン同期だけでなく、音楽やアプリケーション、電子書籍、ドキュメントなどの同期も行えるようになるとのこと。Mobile Meは有償サービスでしたが、こちらは基本無料のサービスになっています。サービス開始は今秋予定。
また本日付でiTunesの最新版”10.3”もリリースされています。
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