地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

【神に対して生きる】ほれ込んだ函館 魅力や秘話を本 / 第4回キリスト教本屋大賞受賞作 

2014-09-24 23:52:48 | 今日の御言葉


わたしは神に対して生きるために、
律法に対しては律法によって死んだのです。
わたしは、キリストと共に十字架に
つけられています。

「ガラテヤの信徒への手紙」/ 02章 19節
新約聖書 新共同訳


死は悲しい事ではありません。

私たちが悲しむべき唯一のことは、

自分が聖なる者になっていないという
事実だけです。

マザーテレサ
(マザーテレサ『愛と祈りのことば』より)




▲植村隆 (元朝日新聞記者 函館支局長)
※現 北星学園大学非常勤講師 (札幌市)


★ほれ込んだ函館 魅力や秘話を本に : ジョブサーチ :

◆読売新聞(YOMIURI ONLINE)2014年9月24日



▲愛機の二眼レフカメラを手に函館港を望む
元町公園を歩く大西剛さん
(8日、北海道函館市で)=原中直樹撮影


周りには、キリスト教の教会群をはじめ、国の重要文化財に指定された旧函館区公会堂など、ハイカラな建物がずらりと並ぶ。

地元の出版社「新函館ライブラリ」代表の大西剛さん(55)は、週に何度もこの付近を訪れる。函館山を仰ぎ見たり、港に真っすぐ延びる坂を見下ろしたり。

「ここに来ると、函館はいいな、面白いな、と思った初心を思い出すんです」

2009年12月、30年間住んだ京都から住民票を移し、函館市民になった。50歳の時だった。きっかけは、息抜きでたまたま函館を訪れた08年9月に遡る。

編集関係の仕事で全国各地を訪れ、目抜き通りでシャッター街を目にした。街には同じ名前のスーパーやコンビニ店ばかり。

函館は違った。地元企業が元気だった。27万人都市にデパートが三つ。高度成長期には六つもあった。大学・短大は6校。国内第1号のコミュニティーFMもある。

秘密を探ろうと、翌月から毎月のように通い、街を巡った。幕末維新期の側面が知られるが、北洋漁業の基地として日本の近代化を支えた港街でもあった。度重なる大火に耐えた歴史的建造物も残っていた。歩く度に別の風景が立ち現れた。

大阪府岸和田市生まれ。京都大を卒業後、京都市の編集企画デザイン会社などに5年ほど勤め、30歳で独立。フリーライターや編集者として活動してきた。

ほれ込んだ函館で、これまでの経験を集大成しようと出版社を設立した。仕事は延長線上でも、見知らぬ土地での起業。「大企業ではなく、出版という零細な市場で、はみ出し者で生きてきた」と開き直った。

社員は自分1人だが、「新函館写真紀行」「市電でめぐる函館100選」など4冊を次々に発刊し、電子書籍も20冊以上作った。観光ガイドにない風景や地元の人でも知らない話を盛り込んだのが自慢だ。2年前には西部地区に住宅兼事務所を新築、仕事は順調に進んでいる。

移住して5年。函館市の移住アドバイザーも務める。人材の流出など、旅行者の目では見えなかった現実も見えてきたが、こぢんまりとした街は「金融機関や行政の職 とか、刑事さんとか、垣根を越えて人と出会える」と愛着も深める。

北の大地から全国に、かつてこの街に集った知られざる歴史群像を紹介する本を送り出すのが、今の夢だ。(北海道支社 土田浩平)


体験移住2000人突破

北海道の市町村は、道内移住や2地域居住を検討する人に、生活に必要な家具や家電付き住宅などを提供する体験移住事業「ちょっと暮らし」を行っている。
2013年度の利用者は過去最多の2264人(前年度比14.6%増)となり、初めて2000人を突破。内訳は首都圏在住が42%で、3大都市圏が80%を占めた。平均滞在日数は26.0日。アンケートの回答を見ると、60代以上が約80%、夫婦での利用が約64%。「完全移住」を考える人は約23%、「2地域居住」または「シーズンステイ」を考える人は約57%だった。


(2014年09月24日 08時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun)




▲第4回キリスト教本屋大賞を受賞した八木谷涼子著
『もっと教会を行きやすくする本』
(キリスト新聞社、2013年11月)


★第4回キリスト教本屋大賞受賞作 
八木谷涼子著『もっと教会を行きやすくする本』

◆クリスチャントゥデイ 2014年9月6日


http://www.christiantoday.co.jp/articles/14002/20140906/4th-christian-bookstores-award.htm



キリスト教出版販売協会が主催した「2014年 第4回キリスト教本屋大賞」を、八木谷涼子著『もっと教会を行きやすくする本』(キリスト新聞社、2013年11月)が受賞した。全国のキリスト教書店の中には、店頭でこの受賞を強調して示しているところもある。

同賞は、2013年発行のキリスト教書の中から、加盟書店スタッフの投票により選ばれている。今年3月末締め切りの一次選考で上位10点がノミネートされ、さらにノミネート書籍10点から再投票を行い、大賞が決まる。

投票形式のため受賞理由は明らかではないが、同賞のフェイスブックには選出候補書籍について、「2013年1月1日~2013年12月31日発行のもので、日キ販の流通を通ったもの。神学書・信仰書などのジャンルは問いません。とにかく読者にお奨めしたい本」という基準が記されている。

同賞の実務委員長である関達夫氏(恵泉書房社長)によると、授与式は今月1日、桜美林大学多摩アカデミーヒルズで行われた。著者が都合により欠席のためコメントを代読したという。著者の八木谷氏は、自身のウェブサイトで、その時は先約があったとしながらも、「多くの方々に支えられて本が刊行でき、この賞に至ったこと、しみじみありがたく、感謝する者です」と、文章で受賞について感謝の気持ちを表している。

過去の大賞には、第1回に日野原重明著『愛とゆるし』(教文館、2010年)、第2回に山浦玄嗣(はるつぐ)著『ガリラヤのイェシュー』(イーピックス出版、2011年)、第3回に渡辺和子著『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)がそれぞれ選ばれている。

これらに続いて今回大賞を受賞した『もっと教会を行きやすくする本』は、著者によれば、新来者が「教会で最初に受ける対応」に的を絞ったという。新来者の視点から、その対応の仕方やあり方について、「教会に行くまで」「はじめて礼拝に出てみる」「礼拝の難しさ」「教会とインターネット」といった側面から、多角的かつ具体的に述べられている。

ただ、実際にこの本によってどれだけ教会をもっと行きやすくできたかという、その効果については、まだ検証に時間がかかるであろう。人が教会へ行きにくいと思う原因には、教会側の具体的な対応のあり方にとどまらず、例えば日本の宗教文化といったもっと根本的なものがあるのかどうかについても、検討の余地があるのではないだろうか。


(2014年9月6日16時10分 記者 : 行本尚史)

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