
欺き取ったパンはうまいが/
後になって口は砂利で満たされる。
【箴言 / 20章 17節】 旧約聖書 新共同訳
神様は常にあなたのことを
愛しておられます。
ですから、あなたは
神様に愛された分だけ
多くの人に尽くしてあげなさい。
人の和は、与えることによって
大きく広がっていきます。

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マイケル・フランゼーゼ
裏社会で昇りつめた著者が、
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★九州の暴力団抗争「終結宣言」
背後に山口組の影も…
警察は動向注視
◆産経新聞 2013年6月17日 21:34
ともに特定抗争指定暴力団の「道仁会」が「九州誠道会」との対立抗争終結を宣言する文書を福岡県警に提出し、九州誠道会は解散を届け出た。九州北部ではこれまで両団体の抗争で一般男性も含め多くの死傷者を出し、長期にわたり地域住民に不安を強いてきただけに、警察庁幹部は「動向を見極める必要がある」と慎重な見方を示している。住民の不安解消にはまだ時間がかかりそうだ。
◆7年で47事件
発砲事件などが相次いだ対立抗争事件は、道仁会の会長人事をめぐる内紛が発端で、人事を不服とする同会内の最大派閥のグループが平成18年に離脱して九州誠道会を結成。同年以降、双方の幹部が射殺されるなど7年間にわたって対立抗争状態となり47事件が発生、14人が死亡した。
19年には佐賀県の病院で、一般男性が暴力団関係者と誤って射殺され地域住民に大きな不安が広がり暴力団排除運動が盛り上がるきっかけとなった。

対立抗争は一時沈静化したが、23年に再燃し同年は13件、24年は7件発生。福岡県公安委員会などが同年12月、改正暴対法に基づき対立抗争を繰り返す暴力団の活動を大きく制限する「特定抗争指定暴力団」に双方を指定した以降は、事件の発生はない。
約半年後の今月11日、双方が抗争終結と解散届を提出、特定抗争指定が効力を発揮したとの見方もある。
「見極め必要」
「抗争終結の文書が出されたことで、直ちに終結したと即断することは適当ではない」。警察庁の米田壮長官は13日の定例会見で、懐疑的な見解を述べた。さらに、「事実確認を行い、抗争終結か見極める」と注視していく方針を示した。
改正暴対法では、特定抗争指定暴力団の指定は3カ月ごとに更新される。両団体は昨年12月27日に指定され今月末が2回目の更新期限のため、警察庁幹部は「このタイミングで双方が文書を出したのは、指定の更新をさせないよう抗争終結を偽装している可能性もある」と警戒する。
九州誠道会は20年にも抗争を終結させると福岡県警に伝えたが、その後も発砲事件が相次いだ経緯があるため、警察庁幹部は「額面通りに受け取れない」と突き放す。
◆新たな火種
警察当局が注視を続ける理由の一つとして、国内最大の指定暴力団山口組の存在がある。九州誠道会は以前から山口組内の有力傘下組織と友好関係にあるとされ、ある指定暴力団幹部は、「九州誠道会の後継団体が山口組傘下となる可能性がある」と指摘する。
そもそも、組織の解散と会長の引退を届け出たとしても九州誠道会は約500人の大所帯。そろって正業に就くとは考えにくい。

(▲画像は2012年12月27日 読売新聞より)
この指定暴力団幹部は、「一部は脱落するかもしれないが、解散といっても500人がバラバラになることはないはず。結束して、なるべく有利な条件を引き出してどこかの組織に加入するだろう」と見通しを示し、有力なのが「山口組だ」という。警察当局も同様の情報を入手、分析を進めている。
九州誠道会は福岡県や佐賀県などを主な活動地盤としているため、警察庁幹部は「この地域に山口組傘下の暴力団が生まれるとなると新たな火種になりかねない」と危機感を募らせる。
【特定抗争指定暴力団】
指定暴力団のうち対立抗争事件を引き起こし地域住民に危険を及ぼす恐れのある団体について、暴力団対策法に基づき、都道府県公安委員会が指定する。平成24年10月に施行された改正暴対法に規定され、福岡県など4県の公安委が同年12月、全国で初めて道仁会と九州誠道会を特定抗争指定暴力団に指定した。縄張りを中心に警戒区域が設定され、組員が区域内で事務所に出入りしたり5人以上で集まると直ちに逮捕される。指定期間は3カ月。
【道仁会】 改正暴対法に基づき平成24年12月に、特定抗争指定暴力団に指定された。本部は福岡県久留米市。九州誠道会と18年以降、対立抗争事件を繰り返している。福岡県警によると、今年3月現在の勢力は約1080人。
【九州誠道会】 道仁会から離脱した最大派閥が平成18年に結成、福岡県大牟田市に本部を置いている。道仁会とともに特定抗争指定暴力団に指定された。今年3月現在の勢力は約500人。
