地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

蒔かれたもの

2012-11-25 14:43:31 | Weblog
一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。
だが、死ねば、多くの実を結ぶ。


『ヨハネによる福音書』 / 12章 24節 新共同訳



(写真) 読売新聞2012年11月24日掲載


今日、11月25日は吉田松陰が刑死し、
三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を遂げた日である。


自民党の安倍晋三総裁の
「晋」の名前の由来は、吉田松陰の門下生高杉晋作である。

「維新」は、
吉田松陰の思想を通して門下生が成し遂げた。

現代に再びよみがえる 吉田松陰。

再び、日本を救えるのか。


(写真) 29歳でなくなった吉田松陰。とても若い・・・。




【辞世の句】

 親を思う心に勝る親心 けふのおとづれ何ときくらん


(現代語訳)

 親が子を思う気持ちは
子が親を思う気持ちよりもなお強いと言われている。
親は今日の私の姿をどのように思うだろうか。



 身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂


(現代語訳)

 私の命がたとえこの武蔵野の野で終えることになっても、
自分の思想はここに留めておこう。


吉田松陰(1830~1859)
『留魂録』より



(写真)
処刑直前に江戸・小伝馬町牢屋敷の中で書き上げられた
「留魂録」冒頭部分。

高杉晋作、久坂玄瑞以下、
全ての門下生達に向けて書かれた魂の遺書。

松陰の死、

そして「留魂録」は松陰の意思を継ぐ同志達のバイブルとなり、
長州藩志士達の倒幕への大きな原動力となる。
『吉田松陰.com』より



司馬遼太郎『世に棲む日々』1~4巻
吉田松陰を主人公にした小説。




「新島八重」関連本ラッシュ 震災復興の“救世主”となるか


■産経新聞 11月24日 15時22分配信



「新島八重」関連本(写真:産経新聞)


 視聴率の話題ばかりが先行したNHK大河ドラマ「平清盛」も、残すところあと5回。出版界は既に、来年の「八重(やえ)の桜」に向け刊行ラッシュとなっている。

 主人公は新島八重。といってもピンと来ない人がほとんどだろう。同志社大学の創立者、新島襄(じょう)の妻。ただし内助の功だけではなく、彼女の人生そのものが波瀾(はらん)万丈なのだ。伝記や小説、マンガに啓発本まで、年末までに刊行される関連本は40冊を下らない。

 既に昨年末には、福島県会津若松市の元市長で白虎隊記念館長の早川廣中(ひろなか)氏と同志社大の本井康博教授が『新島八重と夫、襄』(思文閣出版)を刊行。また、昭和50年代に八重の人生をいち早く小説化した作家の福本武久氏も、『新島八重 おんなの戦い』(角川oneテーマ21)など立て続けに新刊を発表している。他にも、八重の回想記という体裁で書かれた小説『めぐり逢(あ)い』(鳥越碧(みどり)著、講談社)や、ノンフィクション作家の保阪正康氏が週刊誌上の連載をまとめた『八重と新島襄』(毎日新聞社)など、枚挙にいとまがない。


新島 八重(にいじま やえ、弘化2年11月3日(1845年12月1日) - 昭和7年(1932年)6月14日)


 ところで、「八重」に最も期待をかけるのは彼女の出身地、会津地方の人々だろう。会津若松市「八重の桜プロジェクト対策室」の平野貴士さんによると、地元書店も続々と特設コーナーを設置し、盛り上げているという。「会津でも八重さんはよく知られていなかった。『こんな女性がいたのか』と皆、驚いていますよ」

 東日本大震災後、原発事故の風評被害で観光客が例年の6割程度に落ち込んだ。戊辰戦争の銃撃戦に男装で参加した八重は、人呼んで「会津のジャンヌ・ダルク」。救世主到来に、平野さんも「復興へ千載一遇のチャンス」と語る。「ドラマと本によって会津を訪れる人が増えるとうれしいです」(黒沢綾子)



(写真) 新島八重を演じる綾瀬はるか。

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