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ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

自分のための覚え書き

2007-10-18 21:15:35 | 日記
そろそろグランプリシリーズが始まる、ということで、フィギュアスケート関係の情報が活発に出て来るようになって来ましたねということで以下、出版関係。

フィギュアスケートDays vol.4 (4)
日本女子フィギュアスケート公認ブック2007-2008
フィギュアスケート '07-'08シーズンパーフェクトガイド (ブルーガイド・グラフィック)

女子本も一応貼っときました。一番買う気になってるのは「~パーフェクトガイド」ですね。「FLASHBACK」が結構良かったので。何故いつも旅行ガイドのレーベルで出ているのかが謎ですが。
「~Days4」はアイスガールズが載ってるっぽいのが何気に気になるでございます。

あと、ついでに音楽の方も。
クラッシックには詳しくないので、メジャーそうなのをテキトーに。
「幻想序曲」ってかっこいい枕詞ですね。察するに、バレエやオペラのために作られたのではなくて、純粋にストーリーからイメージを想起して作られた曲、と思っていいんでしょうか。
ロメオとジュリエット
チャイコフスキー:交響曲第6番
…なんかこの、「悲愴」とカップリングになってるやつは実家に転がってたような気がしないでもないです。聴いたことないけど。

余談ですが、私取りあえず一度どんな曲が聴いてみたいと思って試聴できるサイトを探してたんですが、たまたま見つけたのがMIDIのサイトだったんですよね。
MIDI特有の電子音で聴く「ロミオとジュリエット」は…困った。(スーファミ時代の)ゲームのBGMにしか聞こえない。瞼の裏に浮かぶのは、大ちゃんの華麗なステップではなくドット絵の2頭身キャラだ(そう言えばあの衣装ちょっとロマサガっぽいような)。
その後友人と話し合った結果、「クラッシック音楽は電子音で鳴らすとゲーム音楽になる」という結論に辿り着きました。ステップの部分の勇壮な音楽は、ラスボス戦にぴったりだと思います…。
逆も又しかりなんですけどね。ドラクエのテーマもオーケストラで演奏すればちゃんと芸術っぽく聞こえる不思議。楽器は大事だと改めて思いました。

閑話休題。全然関係ないけどこんなのもありました。
ロメオの心臓

ちなみに「白鳥の湖」の方は、どの「白鳥の湖」なのかさっぱり分かりません。出だしの部分はクライズラー&カンパニーのにちょっと似てるけど、出だし以外が全然違うし。

***

ニュースもちょこちょこ出てますが、やっぱり地元山陽新聞は頼りになりますねー♪
目標は世界選手権V フィギュア高橋大輔にインタビュー

私の性格上、問題点が見えているのに自覚のない人を見ると、無性にイラッとして指摘したくなるという悪いクセがあります。
大ちゃんだって完全無欠ではない。克服すべき課題も問題点も多々あるかと思うんですが、彼の場合自分でちゃんとそれを分かって向き合ってるのが分かるので、そういう意味ではストレスを感じない人だなあと思います。私なんかが何も言う必要はないよね。
先シーズンが本当に躍進の年だったので、そのままの勢いを維持するのは正直しんどいんじゃないかな、とも思ったんですが、このインタビューの地に足がついた発言を読んでちょっと安心しました。
結果を焦ることなく、一歩一歩進んでくれたらいいですね。

***

拍手コメントお返事

>>「刃の下に心」
ありがとうございます。実は元ネタは「甲賀忍法帖」です。ていうか、「甲賀忍法帖」の元ネタが実は「ロミオとジュリエット」だったりするというトリビア。

>>ペンダント
あれは作るのは簡単なので、材料代と送料くらい頂ければ作ってお送りしても良いんですが、でも本当に簡単なので、自作して頂いた方が早いかもしれません。

>>剣さばき
結構ぐさぐさ刺してるように見えたんですが、まだ甘いですか。今後の修行の成果に期待しましょう。逢瀬の場面はダイジェストのようでしたね。全面カットではなくて良かったです。

刃の下に心と書いて忍

2007-10-12 00:15:52 | 日記

写真は衝動的に作ってしまったロミジュリペンダントです♪
剣のシルバーのチャームを見つけてしまったもので、つい…。なんだかんだ言って、私はあの真っ赤なハートが好きらしいです(笑)。
オペラ座衣装もそうでしたけど、コンセプトはものすごくはっきりしてますね。
ていうか、「もういい分かった、みなまで言うな!」と言いたくなるくらい分かりやすい衣装でした。
こういう時、表現することに二の足を踏んで「この程度でいいじゃん」とつい妥協してしまう自分自身を反省してしまいます。表現することを躊躇してはいけないんですよね。「これでもか!」ってくらい主張しないと、伝わらないことも世の中にはあるから。
増して、世界のトップを目指して戦うのであれば。過剰なくらいの強烈な主張が必要なんだろうな。いや、わかりませんけど。

でも、分かりやすいぶん余計に怖かったですけどね。
あの胸元の模様付けて出て来た時点で、既にロミオの運命がはっきりと示されているから。
運命とは、性格。彼は自分ではそうと気づかないまま、でも確実に破滅へと向かって、自らの意志で疾走する。運命からは逃れられない。何故なら運命とは、自分自身のことに他ならないから。

…うーん、何か「ロミオとジュリエット」が、オペラ座以上に怖い話に思えて来ました。こうしてみるとやっぱり、フランスの作家ってロマンチストなんだろうか。その点、イギリス文学って結構シビアな気がする。舞台で見た「ハムレット」の印象が強烈だったせいもありますが。
私が読んだものなんて知れてますけどね。

ただ私は個人的に、恋愛映画よりアクション映画が好きなヤツなので(笑)。
思ったよりラブラブしてない!寧ろガンガン戦ってる!っていう意味ではかなり嬉しい誤算でした。これに関しては逆な人の方が多いかもしれませんが。特に女性には。

これを機にちょっとシェイクスピア齧ってみます。
今の所私的ロミオのイメージは、余りにも若くて未熟で急ぎ過ぎた恋、という感じでしょうか。熟考に熟考を重ね考え抜いた末に破滅したハムレットと、救いのないのはどっちだろう(笑)。

***

そして、白鳥。ワクワクしますねえ。
「これが審査員にどう評価されるのか?」という疑問がありますが、でもそこの部分こそがある意味一番面白い所でしょう。
これってある意味、審査員に挑戦してるようにも思えるんですよね。「これをどう評価する?さあどうする?」みたいな。答えはスケートアメリカで聞かせてもらいますみたいな。
先制攻撃でパンチかまして、相手が反撃して来るのをワクワクしながら待ってるような、無駄に好戦的な高揚感を感じます。いや、私が勝手に思ってるだけですが。

***

それにしても、SPが白鳥ヒップホップでFSがバトルロミオでEXが暗黒舞踏バチェラレットって…濃いですね。箸を休めるヒマもないですね。

日米対抗時点での完成度と時間的な余裕を考えると、スケートアメリカくらいはまだ、見る方も覚悟は決めておいた方がいいかも知れませんね。いや、信じてるし期待もしてますが、何があってもいいように心の準備はしておこうかと(笑)。

F1の最終戦が終わったら、戦闘モードに入ります。
F1も、一応次のブラジルでチャンピオンが決まるんですけどね…なんかもう正直誰が勝っても後々スッキリしないチャンピオンになりそうな。できればキミになって欲しいけど、一番不利な条件だしなあ…。

F1雨乞いGPin中国

2007-10-09 00:51:40 | F1
雨が明暗を分けたレース。という感じ。

スケートの方に夢中になってまして、ようやく録画見れました。
遅ればせながらキミ優勝おめでとう!!本当にやってくれるとは。
ハミルトンとは7点差ですか。
辛うじて首が繋がったという感じだけど、タイトルは難しいかなあ…。
なんとなく見てて、次のチャンピオンとして望まれているのはなんだかんだ言って彼のようにも思えるんですけどね。
中国の姑娘たちにも大人気のようだし。
次戦ブラジル、奇跡を信じて戦って下さい。

そしてバトン5位。よくやった!!
ていうか、ホントにこの人雨に強い。優勝したのも雨のレースだったし。
今年は特に2強が突出してるので、その他のチームが上位を伺おうとするにはドライコンディションでは到底太刀打ちできなくて、そうなると雨のドタバタの隙を狙って行くしかない…という部分はあるかなと思ってたんですが。
それだけじゃなくて、ホントに雨に強いんだ。
(回想:ミカは雨に弱かったなあ…なんか苦手意識があったみたいだった)

琢磨が最近ちょっと元気がないのは気になりますが、この時期ならもう今年の車は諦めて来年に期待する方が…とも思うんですが…期待していいんだろうか?大丈夫ですかスーパーアグリは。

そんな感じで、私的には中々満足なGPだったんですが、寂しいニュースもちらほら入ってますね。

◇ブルツ引退表明
結構好きだったんだけどな。F1には珍しくインテリで、独特の行動原理を持ってて面白い人だった。ベネトンでのフィジコとのコンビも面白かったし。
開発力を買われてたみたいですが、やっぱり体が大き過ぎるのがネックだったんでしょうか。彼を乗せるためにモノコックを大きくしないとダメだったみたいだし。

◇ラルフ引退表明
トヨタという会社は嫌いだけど、ドライバー自体は嫌いではなかったんですけどね。彼もデビュー当時は期待されていただけに、いざいなくなると思うと寂しい気がします。

ミカが走ってた頃のドライバーがどんどんF1を去って行くなあ…時代の流れだから仕方がないことなんですが。

踊る男

2007-10-08 15:47:17 | 日記
日米対抗のEX見ました。
大ちゃんがえらい事になってました。

***

今期SP「白鳥の湖(HIPHOP ver.)」
白鳥の湖がヒップホップになってる事には驚きませんが(最近は色んなアレンジがあるからね)、あの踊りまくるステップには流石にびっくりしました。
何が凄いって、ダンスが普通にかっこいい。
あれ、よっぽどリズム感よくないと、地上で普通に踊るのも難しいと思うんですけど。
ていうか、オキナワとかヨコスカとかであっちの文化にどっぷり浸かって育ちました!とか言うならまだしも、山と田んぼとコンビナートしかないような所で育ってあれはないわ。あり得ない。
しかもそれで、ちゃんとスケートになってるんですよね…EX用に作られたものなら足下は適当に誤摩化してもいいけど(誤摩化せるものなのかどうなのか分からないけど)、SP用ってことはスケートの技術としても難しい動きを組み込まないといけない訳で(一部、テレビに映ってなかったんですけど…)。

世界ジュニアの時の「WSS」やショーのOP&EDで踊ってるのを見て、この人ががっつり踊るプログラムを滑ったらさぞかしハマるだろうなと妄想してたけど、実際出来上がって来たものは予想を遥かに上回ってました。
前々から思ってたことではあるけど改めて、基本的にこの人、踊るために生まれて来たような人だなと思いました。

「全く新しい表現を創り上げた」というのは、ファンの欲目というものでしょうか。
でも以前にも書いたように、ヒップホップって下町の文化ですから。
ヨーロッパの貴族文化をベースにした従来のフィギュアの表現を流用してもヒップホップ「風味」にしかならないだろうし。
ガチでストリートの文化を表現するなら、そのための新しい表現を創るしかない訳で、「今まで誰も創ったことのないものを創ってやろう」というモロゾフさんの野心を感じます。
そして多分モロゾフさんに、そういうものが「できる」と思わせたのは、リズム感が良くて、踊るのが大好きでステップの技術もあって本人もヒップホップ大好きな大ちゃんの存在だったんだろうなあと。
欲目ですか?

それで思い出したんですが、大ちゃんにハマりたての頃、なんとなく「この人が『白鳥の湖』やるときは、オーソドックスなやつじゃなくて何か捻ったのをやりそうだな」とか考えてました私(本当は、以前荒川さんがやったクライズラー&カンパニーのでやって欲しい気もしてたんですけどね。あのアレンジ大好きなので)。
それがこんな形で実現するとは思わなくて、びっくりしてます。
あとは衣装ですね。楽しみ♪

***

アンコールの「バチェラレット」お疲れだったしサワリだけでしたけど、DOIやFOIの時よりまた更に滑らかに妖しくうねってませんでした? こっちも何気にグレードアップしてますよね。ロングバージョンはお預けになってしまいましたが、これも早く見たいです。

***

あと、前のエントリーの書き方だと、「ロミオとジュリエット」が気に入らないみたいに読めたかもしれないですが、実際にはそんなことないです。
まだまだ完成度も低そうだし、大ちゃんも感情を込めて滑るまでには至ってなかった感じなので、まだ感想を言うべき時期ではないとは思いますが(その状態でも出場しなければならなかったというのが何とも…ですね)。
アクション大好き&チャンバラ大好きな人間としては、あの戦うパントマイム満載のサーキュラーステップがこの先どう進化するのかもの凄く楽しみですよ。
甘さ控えめのダークでビターな味付けも私好みだし。
もしかして、「ロミオをジュリエット」って結構怖い話なのか…?と思い、早速これからネタにして遊ぼうと張り切ってる所です。

やっぱりテストだった気がする日米対抗

2007-10-06 23:47:09 | 日記
日米対抗・試合編が終わりました。
大ちゃんに限らず、皆さん本調子じゃなかったみたいですね。
「試合に合わせてピークを持って来る」というのがどんだけシビアな事か、素人の私にもちょっとだけ分かったような気がしました。

大ちゃんに関して言えば、素人目にも慣れてないんだなあ…という感じがしました。
「滑り込む」ということの大切さが素人の私にも以下略。
何か本当に「試運転」という感じでしたね。本当なら、試合でやるにはまだ早い段階なのを強引にやったという感じで。
ご本人の前後の発言からしても、今回はとにかく試合本番と同じシュチュエーションで、4回転を2回飛ぶということを経験してみるというのが最大の目的だったように思えました。
これを参考に、試合へ向けて調整して行ってくれることを祈ります。

さて。

で、プログラム自体の感想なんですが…。

一言で言うと、「暗い」&「怖い」。
「ロミオとジュリエット」って、もっと甘ったるいような印象があったんですけどね。
音楽も何か、不安を煽るような怖いメロディが耳に残るし、振付けもそんな感じだし。

ただ、これを見る前に、以前読んだ本に書いてあった事を思い出しまして。
「運命とは、性格のことである」とは、シェイクスピア晩年の洞察だそうですが、彼がそんな悟りを開く前に書かれた「ロミオとジュリエット」にもその片鱗は表れているということ。
ロマンチックな優男のイメージが強いロミオですが、実はあんまりもの考えてない。
恋に落ちたロミオくんが考え無しに行動することで、坂道を転がるように破滅へと向かって行くという、そういう話なのかなあ…と漠然と思ってたら、なんか本当にそういう感じのプログラムだったのでびっくりしました。

ていうか、衣装が怖いです。
いや、デザインというか、全体の印象は私的には全然OKなんですよ。特撮ヒーロー物に出て来るかっこいい悪役みたいだし。戦ったら強そうだし。
でもあの胸に付いてる模様は何だろう、と思ってよくよく写真を見たんですが…。
これ、デザイン的に単純化してるけど、剣が心臓に刺さってるとこじゃないですか?
しかも、服が破れてその下から刺し貫かれた心臓が見えて…っていうのが生々しい。
心臓にぐっさり剣が刺さってるロミオ。甘いラブストーリーを語るより前に、既に死の影に取り憑かれてるというか…。
ロミオを演じているというより、ロミオの亡霊が表れて、かつての自分に起きたことを物語ってるようにも見えました。能とかでよくありますよね、そういう話。

先日見た「ハムレット」の、不吉な影を背負って破滅へと突き進んで行く、あの感じを思い出してしまった。
甘くはない、お砂糖抜きの「ロミオとジュリエット」。甘いラブストーリーではなく、その下にある暗い影に焦点を当てた「ロミオとジュリエット」…のように、今回は感じました。

ここからどう変化して行くのか、楽しみなような怖いような気がします。

***

明日はEXですね。
てっきりバチェラレットのロングバージョンかと思ってたら、新しいSPかも知れないそうで。
「白鳥の湖」をヒップホップでって、よく分からないけど楽しそうですね。

そして「白鳥」と「ヒップホップ」でついうっかりこれ↓を思い出す、所詮はオタクな私。
「頭が高い」