ピンクの話を、「女の子なんだからもっと愛想よくしなくっちゃあ」というオヤジの視点ではなく、「真面目過ぎるのも考えもん」という観点で語ったのはいいんですが。
自分では対処できない事態になりつつあるのに、応援を要請するどころか連絡も入れず、自分一人で何とかしようとしたけど結局できずに事態を悪化させた…ってこれ、仕事をやる上でやっちゃいけないことのかなり上位に位置するような。
こういう場合、性質の悪いことには、今回の話みたいに「真面目で一生懸命やっていたから(いいことなんだ)」だと本人思い込んでるし、周囲もそう思いがちな所なんですよね。
ホント言うと、本当に真面目なら、「自分一人では任務遂行は困難だ」と判断段階で他の人に助けを求めるのが正しいのです。それができないのは、「自分一人の手柄にしたい」というエゴか、「自分一人ではできない」という判断ができない=能力がないから。
……なんて、お子様番組相手にホンキになり過ぎですか、そうですか。
でもこの人(ピンク)、元警察官なんですよね……。それ考えるとちょっと恐い。
ボウケンジャーに関しては、先週も組織としての描き方が「?」だったんですよね。
ミスターボイスの命令が普通なら、「我が命我がものと思わず」な非情な組織なのか?と思っちゃうし。でもそれが組織の基本方針にしては、赤があっさり命令違反してるし。赤って一応役職付きだし(なにげによく考えてみると、レッドにはっきり管理職の肩書きが付いた戦隊って今まであんまりなかった気がする)、組織の基本方針は本来了解してるはずなんでは、と謎に思ったんですが。
ボウケンジャー、話自体は面白いと思うんですが、組織の描き方として見ると、ちょっと甘いのが気になりますね。
……まーこれが超星神だったらこんなことは気にならないって言うか、気にしようって気にもならないって言うか。
■今週のカブト
翻ってカブトの方なんですが。
先週の感想で「構図が見えない」と書いたんですが、今週になって見えて来た構図はどう見ても、「個人 VS 組織」の対立の構図。
それってとっても「ZECT VS 天道」。
あれ? ワームはどうなってるの? 敵そっちのけで、味方同士の内輪もめこそが話の本筋だった(それはそれで面白かったけど)アギトパターンの再来か。
聞いた話ですが、「ドラゴン桜」によりますと、「自由な奴とは、自分自身のルールで生きる奴のこと」なんだそうですよ。
天の道を行く天道くんは、人の道には従いません。自由に生きる、それは、たった一人で集団の力に立ち向かうこと。自分の「強さ」に絶対の自信がなければ選べない道。
その「強さ」がないものは「集団」の中に取り込まれるしかないし、そうなってたら当然、集団のルールに従わなければならない。
それが調和。パーフェクトハーモニー。
「集団」の力を全面的に肯定して受け入れる矢車と、「個」であることを貫こうとする天道。そして、「力」がないために「集団」に属していながら、微妙に集団からドロップアウト気味の加賀美。……という構図。
それにしても、天道は強烈なキャラクターですね。他人から誤解されても憎まれても、それでも自分自身を貫く「強さ」が今年のヒーローなのかも知れません。
なんの前置きもなく神父に変装して出て来る、あのハッタリ具合がたまらない。
天道役の役者さんも上手くなりましたね。声も良いし。最初はちょっとぎこちなかった俺様台詞を、今では堂々とノリノリでしゃべってる……。
自分では対処できない事態になりつつあるのに、応援を要請するどころか連絡も入れず、自分一人で何とかしようとしたけど結局できずに事態を悪化させた…ってこれ、仕事をやる上でやっちゃいけないことのかなり上位に位置するような。
こういう場合、性質の悪いことには、今回の話みたいに「真面目で一生懸命やっていたから(いいことなんだ)」だと本人思い込んでるし、周囲もそう思いがちな所なんですよね。
ホント言うと、本当に真面目なら、「自分一人では任務遂行は困難だ」と判断段階で他の人に助けを求めるのが正しいのです。それができないのは、「自分一人の手柄にしたい」というエゴか、「自分一人ではできない」という判断ができない=能力がないから。
……なんて、お子様番組相手にホンキになり過ぎですか、そうですか。
でもこの人(ピンク)、元警察官なんですよね……。それ考えるとちょっと恐い。
ボウケンジャーに関しては、先週も組織としての描き方が「?」だったんですよね。
ミスターボイスの命令が普通なら、「我が命我がものと思わず」な非情な組織なのか?と思っちゃうし。でもそれが組織の基本方針にしては、赤があっさり命令違反してるし。赤って一応役職付きだし(なにげによく考えてみると、レッドにはっきり管理職の肩書きが付いた戦隊って今まであんまりなかった気がする)、組織の基本方針は本来了解してるはずなんでは、と謎に思ったんですが。
ボウケンジャー、話自体は面白いと思うんですが、組織の描き方として見ると、ちょっと甘いのが気になりますね。
……まーこれが超星神だったらこんなことは気にならないって言うか、気にしようって気にもならないって言うか。
■今週のカブト
翻ってカブトの方なんですが。
先週の感想で「構図が見えない」と書いたんですが、今週になって見えて来た構図はどう見ても、「個人 VS 組織」の対立の構図。
それってとっても「ZECT VS 天道」。
あれ? ワームはどうなってるの? 敵そっちのけで、味方同士の内輪もめこそが話の本筋だった(それはそれで面白かったけど)アギトパターンの再来か。
聞いた話ですが、「ドラゴン桜」によりますと、「自由な奴とは、自分自身のルールで生きる奴のこと」なんだそうですよ。
天の道を行く天道くんは、人の道には従いません。自由に生きる、それは、たった一人で集団の力に立ち向かうこと。自分の「強さ」に絶対の自信がなければ選べない道。
その「強さ」がないものは「集団」の中に取り込まれるしかないし、そうなってたら当然、集団のルールに従わなければならない。
それが調和。パーフェクトハーモニー。
「集団」の力を全面的に肯定して受け入れる矢車と、「個」であることを貫こうとする天道。そして、「力」がないために「集団」に属していながら、微妙に集団からドロップアウト気味の加賀美。……という構図。
それにしても、天道は強烈なキャラクターですね。他人から誤解されても憎まれても、それでも自分自身を貫く「強さ」が今年のヒーローなのかも知れません。
なんの前置きもなく神父に変装して出て来る、あのハッタリ具合がたまらない。
天道役の役者さんも上手くなりましたね。声も良いし。最初はちょっとぎこちなかった俺様台詞を、今では堂々とノリノリでしゃべってる……。
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