goo blog サービス終了のお知らせ 

ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

フレンズオンアイス全体編

2009-08-31 01:36:00 | 日記
という訳でフレンズオンアイス。
大ちゃんについては後のお楽しみに取っておくとして、まずは全体の感想から。
相変わらずスケートの事を分かってないので、感想がとても漠然としています。あと、文字数は必ずしも感動には比例していません。
基本アマチュアの人は「選手」、プロスケーターはさん付けで統一。


***

・オープニング~チャンピオンプログラム
荒川さんがリボンを回すと、氷上にレーザーで文字が描かれる可愛いオープニングから、ノリノリの音楽に合わせてスケーターたちが登場。
1人ずつコールされると同時に捌けて行き、最後に大御所カート・ブラウニングさんがコールされてリンク中央へ。彼の指笛を合図にチャンピオンたちが氷上に飛び出し、チャンピオンプログラムへ。
去年の『オペラ座の怪人』のような作り込んだゴージャスさはありませんが、ガーシュウィンの音楽に合わせた小洒落たプログラムです。楽しいショーの幕開け、という感じでこれはこれでステキだと思います。最後に表彰台の真ん中を奪い合うのも面白い。
・村元小月選手
自己推薦枠というのを私は初めて聞きましたが、中々いい試みだと思います。
何か、自分が出たくてこのショーに出たんだ!という気迫のようなものを感じました。
「キル・ビル」の音楽に合わせたかっこいいプログラム。ユマ・サーマンの黄色いスーツ(元ネタはブルース・リー)をアレンジした衣装もいい感じ。
・田村岳斗さん
白×紫のひらひらした衣装の王子様っぽいプログラム。こういうのがハマるのは流石。
・鈴木明子選手
これも私の大好きな映画「ウエストサイドストーリー」。
定番のジェットソングから始まり、I Feel Prettyを一瞬挟んでマリアでしっとり&マンボでノリノリダンス。トゥナイトアンサンブルの一番派手な所で終わる。今季のFSだそうですが、これ試合でやると盛り上がるんじゃないかと思います。楽しそうに踊ってたし。楽しみですね。
・小塚崇彦選手
このプログラムもFSだそうです。上半身の表現を強化しようと意識しているように感じました。
彼もどんどんショーの雰囲気に馴染んではっちゃけて素に近くなって行って、それでもバナーコンテストでは毎回欠かさず「大ちゃんおかえり!」と言ってくれた好青年ですありがとう。
・タニス・ベルビン&ベン・アゴスト組
お手紙を小道具に使い、何やら痴話ゲンカっぽいプログラム。演じてますねー。
恋する乙女なベルビン選手の仕草が可愛い。
・本田武史さん
これも大人っぽいロマンチックなプログラム。
スケールの大きな演技ですね。
・シェイリーン・ボーンさん
タフでクールでセクシーでお洒落なお姉様プログラム。超カッコいい。
これほど迄にガニ股の似合う女性が他にいるだろうか(いや、いない)←反語。
・カート・ブラウニング
トコトコ歩いてリンク中央に向かう所からプログラムは始まっています。
可愛いおじさんの不器用な恋という感じ。「年を取ってしまった私ですが…」としていましたが、魅せ方の上手さはベテランならではですね。
・高橋大輔選手
別エントリーにてたっぷりと語らせて頂きます。しばしお待ちを。

・プレゼントコーナー&コンテスト
いつもの席順による抽選。村元選手と、2部に滑るキッズスケーターが登場。
荒川さんは愛犬ティラミスちゃんを抱いて登場。でも土曜日の夜だけは、ティラミスちゃん寝ちゃったそうで出て来ませんでした。
このショーでは、年毎にエスカレートする荒川さんの愛犬への溺愛っぷりを目の当たりにするのも楽しみの一つです。今年はとうとうワンちゃんたちがパンフレットに登場。よく見ると首輪の代わりにメダルが…ってあなたは「銀のロマンティック…わはは」の更紗ですか。※1
いやでもわんこは可愛いです。ティラミスちゃんは慣れたもので、下に降ろされるといい子でとっとこリンクサイドへ捌けて行くんですよ。
コーナー後半はバナーコンテスト。
土曜日は小塚選手&大ちゃん&本田さんの日本男子3人衆だったのが、日曜日は大ちゃん&小塚選手&鈴木選手の現役3人組でした。大ちゃんもだんだんくだけて来たのか、日曜日はやたらヒューヒュー言ってました。バナーを選ぶのに、皆さん苦労してました。全員が1枚ずつ選んで来た合計4枚を2枚に絞るのに毎回ジャンケンしてました。

・荒川静香さん&キッズスケーター
ここから第二部。ラスボスっぽい衣装&音楽と共に荒川さんが登場。途中、ラスボス衣装をフックに引っ掛けて白い衣装に早変わり。音楽も「オーバー・ザ・レインボー」に変わって、キッズが登場。『あの日、少女だった頃の私に出会う』みたいな感じの素敵なプログラムです。
余談ですがキッズが出る前、振付けを担当した宮本賢二さんが、出番を待つキッズの女の子についてず~っと振付けのおさらいをしたり、リラックスさせたりしてるのが何とも微笑ましい光景でした。宮本さん、今年はスケーターとしての出演がなかったのがちょっと寂しかったですね。バナーコンテストの時に、段ボールに『焼き肉』と書いたバナー(?)を掲げてウケを狙ったりはしてたんですけど。
・本田武史さん2回目
カートさん振付けによる、現役時代のプログラム。フラメンコ調の曲で男っぽく魅せてくれました。
・シェイリーン・ボーンさん2回目
椅子が踊ります。くるくる回りながらものすごい勢いで滑って行く椅子に乗ったりしてタンゴを踊ります。なんでこうこの人はかっこいいんでしょう。背中のぱっくり開いたドレスもセクシーです。
・田村岳斗さん2回目
玩具のバットとボールを使う野球のプログラム。男前なのに嬉々としてネタに走ってくれる所が大好きです。途中でボールを座席に打ち込んでくれるのですが、最後は必ず空振りで終わる。わざとなのかどうなのかはわかりません。あのボール、大ちゃんのサイン入りだったみたいですね。そうと分かっていれば頑張ってキャッチしたのに(←無理です)。
・チン・パン&ジャン・トン組
アイスダンスのようにお洒落で大人っぽい雰囲気のあるペアでしっとりと。……でもリフトとかツイストとかスロージャンプとか、迫力の大技でペアの醍醐味も満喫できます。
・エヴァン・ライサチェク選手
1日目はガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」。蝶ネクタイでばんばんジャンプを下りる。2日目は何かテクノっぽいEXに変わってました。きっと競技用のプログラムで、ジャンプ飛びまくるのが大変だったんでしょう。4回もあるし。でもやっぱりガーシュウィンの方が良かったなあ…。
・佐藤有香さん
同世代の星。これも私の好きな曲「タイム・アフター・タイム」。派手さはないけど、柔らかなタッチのとても繊細で優しい演技でした。
・カート・ブラウニングさん2回目
紫色のトレンチコートと帽子でキケンな男の魅力を振りまく。第一部の時とガラっとキャラを変えて来る辺りが流石です。
・荒川静香さん
ティラミスちゃんとお揃いの衣装ですべるフラメンコ。女王様モードでかっこ良いです。
・エンディング
五輪を表現したライトアップに合わせて、「1492」※2の荘厳な音楽で登場。パン&トン組のリフトを先頭に全員がひざまづく所とかカッコいい。手にした五色の布で五つの輪を作り、最後はノリノリの曲で踊って終了。
千秋楽のオマケでは、鈴木選手が振付けを担当したボーンさんと一緒にステップを踏もうとしたり、それを又ボーンさんがちゃんと覚えてなかったりして、「もう、冷や汗かいちゃったわ」みたいなゼスチャーをしてたのが可愛かったり。そのボーンさんは自分の出番の時に大ちゃんと小塚選手を従えて一緒に低い姿勢ですべる技をさせてましたが、少なくとも大ちゃんはあんまり出来てなかったような。
ベルビン&アゴスト組の時は、リフトしながらベルビン選手が両手に持ったアンパンマンのピコピコハンマーでアゴスト選手の頭をポコポコ殴る。その後、ピコピコハンマーはライサチェク選手の元へと渡りましたが、彼は最後にみんなで手をつなぐ時に、ピコピコハンマーのやり場に困ってました。
宮本さんは最後にやっと出て来て、キッズの女の子をリフトしてたりしましたよ。あと何故かブラウニングさんが宮本さんにスケート靴を上げてしまい、その後小道具の布の上に立ったり運動靴を持って来てもらったりしてました。
そして大ちゃんは「LUV LETTER」の曲に合わせてスピン。もう既にあっちこっちで言われてますが、これがまた凄かったんですよ…。

***

ともあれ、今年もこんな感じで楽しく終わりました。
プロデューサーとしての荒川さんの仕事振りには毎年感心するんですが、これって単に自分が良い演技をするだけじゃなくて、ゲストとして招いたスケーターを立てる気持ちがないとできないことですよね。
今回も、大ちゃんの復帰を祝福してくれただけでなく、キッズの女の子から大御所ブラウニングさんに至るまで、敬意を持って心配りをしているのが伝わって来ました。
いつも楽しいショーをありがとうございます。来年も楽しみにしています。

※1 川原泉のスケートマンガ「銀のロマンティック…わはは」。ヒロインが試合で貰ったメダルを犬にプレゼントする場面があるんです。「夢にまで見たお日様色のアクセサリー」
※2 余談ですが、私が「1492」の曲を初めて聞いたのがF1パシフィックGPのオープニングセレモニー…しかもこの曲がかかる度にグリッドギャルが登場するので、私の中でこの曲は「グリッドギャルのテーマ」としてインプットされていました。今回初めて正式な曲名が分かりました…。

***

拍手コメントのお返しは次のエントリーで。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。