ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

カキューン!! その1

2011-09-19 21:12:00 | 日記
高橋大輔xサムライ魂 ~天才たちの化学反応~ その1

高橋大輔(フィギュアスケート)
大畑大介(ラグビー)
武豊(競馬)

司会進行なしで3人だけで対談する、という意味では「ボクらの時代」と同じですが、今回は大ちゃんがホスト役ですよ(!!)。
…とは言え大ちゃん、先輩たちの話に本気で聞き入ってて、しばしば話を回す方がお留守になってたり(笑)。
その辺は先輩たちが上手くフォローして下さってましたけど。
特に大畑さんはご自分でラジオもやってたし、しかもその時に今以上にしゃべり慣れてない大ちゃん相手に苦労してるのが関係しているかどうかは定かではありませんが、流石のフォローありがとうございましたという感じでした。

私が大ちゃんを応援するようになったのは2006年のトリノ五輪前後ですし、大ちゃんがよくテレビに出るようになったのもその辺からですが、他競技で実績を残した先輩アスリートたちとの競演が結構多いような気がします。本人の意図なのか事務所の方針なのかは分かりませんが、ただテレビに出るだけではなく、他競技のアスリートから何か競技へのヒントを学ぶ機会として活かそうとしているのかなとずっと思っていました。

今回こういう企画に呼んで貰えたのも、大ちゃん自身の知名度や話題性に加えて、そういう彼の姿勢が関係してるのかな?…と思うほど、めっちゃ食いついて大畑さんや武さんのお話に聞き入ってましたね。

ぱっと見は草食動物のように大人しそうに見える武さんですが、五輪やW杯のような大きなイベントもオフシーズンもなく毎週レースが繰り返される競馬の世界で、20年くらい?ずっとモチベーションを絶やさずにやってる人って、実はものすごく精神的にタフなんだなあと思いました。「俺が一番悔しいんだよ」ってすごい台詞だなと。

大畑さんのドキュメンタリーを大ちゃんが見て、「きれいにやめられなくてもいいんじゃないか?」と思い直して現役続行を決めた、という話は以前にも出てましたね。
大ちゃんのファンは大畑さんに足を向けて寝られませんが、それに対する大畑さんが、
「自分は何かを伝えるための、表現の手段としてラグビーをやって来た、それが最後に伝わって嬉しい」みたいなことを言われていたのがじんわり来ました。
大畑さんにとってラグビーは自己表現の手段だった。だからこそ、大きな怪我に見舞われても諦めなかったのかもしれないですね。

そうやって文字通り体を張って表現した事が誰かに伝わる。競技だから当然結果を出すことが一番だけど、本当の幸せはそうやって誰かの共感を得る所にあるのかも知れません(そこが「試合で負けることより、誰かが自分より声援を貰っている=表現できていることの方が悔しい」っていう大ちゃんの台詞にもつながってるのかも)。

そしてそうやって先輩たちの言葉に「刺激を受けました!」っていいながら頑張る大ちゃんの生き方が、きっと誰かに伝わって行くんだよねーと。
だからこそ、バンクーバーの後であれだけ各局でドキュメンタリーが作られたんだと思います。
これからもきっと、氷の上での表現ももちろん凄いんだけど、その生き方そのものが一つの表現になって行くんだろうなと思うし、だからこそ私はこの人のファンなんだろうなと思いました。

なかなか濃い番組でございました。
次回は女性アスリートがゲストということでまた違った雰囲気になりそうで、楽しみです。
あと大ちゃん、髭有りなのにさわやかだったね。

高橋大輔xサムライ魂 ~天才たちの化学反応~ その2


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