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ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

200日の闘いの記録

2010-05-05 23:17:00 | 日記
4月頭のダイアモンドアイス以来、すっかりブログをさぼってしまってすみません。
私がさぼってる間大ちゃんは…よう働いとりましたね☆
東京でアイスショー出てテレビ出て記念行事に出て、大阪でアイスショー出て行事に出てまた東京行って…みたいな。前から大ちゃんの事務所はメディア関係の仕事はまとめて受注して一度に済ませる方向性でしたが、流石に今回は中々簡単には捌けないオファーを頂いたご様子。でも御本人も「滅多に出来ない経験」と前向きに捉えているようだし、多忙なスケジュールも3日のPIWでようやく一区切り付いた様ですしね。それにほら、テレビに出た分しっかり本の宣伝に結び付ける辺り、抜かりはありません☆

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黒柳徹子女史が「世界ふしぎ発見」で脅威の的中率を誇るのは、予めその回のテーマに沿って資料にあたる「予習」を怠らないからだと聞いたことがあるのですが、もしかして「徹子の部屋」でも「予習」してるのか?と思った大ちゃん登場回。
予め「200days 」を読み込んで来ていたのは間違いないと思われます。VTRみながら「わあすごい!」とか「まあ、かわいい!」とかいう無邪気な反応に、この人は今でも「トットちゃん」なんだなあとしみじみ。

そんな訳で大ちゃんの2冊目の著書です。
高橋大輔OFFICIAL BOOK 200days バンクーバーまでの闘い
限定オリジナルポストカード付(15種類の内からランダムで 3枚)という妙にアイドルっぽいオマケ付き、判型も大きくなってより写真集っぽくなってますが、中身は相変わらず濃いです。
あんまり体育会系っぽくない。どちらかというと文系的。内省的で、自分自身についてぐるぐる色んなことを考えていて、それを一生懸命説明していて、一歩間違えるとうざくなる危険性大(笑)。
なのにそれがすごく読みやすいのは、簡潔で率直で、十分に自己客観視できている文章だからだろうと思います。彼はいつもそうだけど、変に自分を正当化しない所が良いですよね。所々に話し口調が入る、くだけた文体も魅力的。

タイトルの通り、09-10シーズンに復帰してからバンクーバーまでが中心ですが、「やっぱり大変だったんだなあ」というのが一番の感想です。彼はマスコミの前で絶対に嘘は言わないけど、本当のことを全部言ってくれる訳ではないから(笑)。リアルタイムでは色んな配慮があってポジティブな話題しか出なかったけど、実際はもちろんそんな甘いものではなかった。
私が生で観戦したのはNHK杯→GPF→全日本ですが、全日本で快勝するまでは、ファンも中々にじれったい試合が続いていたけど、そういう時には本人的には更に数倍ストレスだったんだなと、薄々想像はしてたけどやっぱりそうだったんだと改めて知りました。
でも「結果を焦るな!今はまだ回復の途上だから!一歩ずつだけど確実に前進してるから!今回だめでも次には良くなるから!バンクーバーには間に合うから!」と必死に自分に良い聞かせながら、彼の苦闘を見守ることが出来たのは、本当に貴重で良い体験だったと、これを読んで改めて思います。
長野も東京も行って良かった。期待に応えてくれて本当に心からありがとう。

それと、この本を読んで「やっぱり」と思ったのは、荒川さんのことと衣装の事でした。
トリノ五輪の直後に出た荒川さんの本の、大ちゃん登場シーンだけぱらぱらっと立ち読みして、「これは大ちゃんいい経験をさせて貰ったなあ」と。この経験はきっと4年後に生きて来る!と私は勝手に思ってたのですが、本当にしっかり活かしてくれたみたいで嬉しいです。
あと衣装に関しては私も、デザインは素敵だけど上半身の小柄さが強調されてしまうのが気になっていたので(これはeyeの初期衣装にも言えることですが)、新衣装ではその点が上手くクリアされてて良かったなと思いました。

この本について語るとキリがありませんが、ファンなら買って損のない一冊であることは間違いないかと思われます。

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もう皆さん入手済みかも知れませんが…

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テレビ出演の中では、テーマを「食」に絞ってあった「ビーバップハイヒール」と「アスリート勝負食堂」が個人的に面白かったです。
「怪我からの復活を目指してストイックにがんばるアスリート、でも食事に関しては無頓着。そんな僕が栄養士さんに出会い、栄養バランスを考慮した食事の効果を実感!大事なオリンピック前の体重調整も栄養士さんのサポートのお陰で成功し、見事メダルをゲットしました!」
…この分かりやすさ。ベ○ッセのDMか○ペンの美子ちゃんかというベタな展開ですが、これが100%実話なんですよ。番組作る人にとってこれほど有難い存在も珍しいのではないかと思いましたよ。
オリンピック後、大ちゃんのドキュメンタリーが多数放送されましたが、単にメダル効果というだけでなく、特に誇張や創作を入れなくても、そのまんまで感動のストーリーが出来上がるドラマ性故だと再認識。
栄養士さん編だけでなく、コーチ編、ジャンプコーチ編、振付師編、衣裳さん編…とチーム高橋全員でシリーズ物が作れるんじゃないかという気もします。ていうか作って下さい(笑)。
「ビーバップ」では栄養士の石川さんが主役なので大ちゃんの登場は短いインタビュー映像だけでしたが、その分再現VTRで、大ちゃんに似せようと一生懸命にがんばる全然似てない大ちゃん役の役者さんとか色々面白かったです。

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おまけ1 GWは岡山に帰省してましたってことで、岡山の路面を走るたま電車です。


おまけ2 実は私も五輪の前にフォーチュンクッキーを貰ったんですが、出て来たのはこんなのでした。

どないせいっちゅうねん(笑)

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Web拍手へのお返事

2010/4/18 17:07
両備の会長さん、志が高くて頭が切れる、経済人の鑑のようなお人です。会長さんの日記を読むと、大ちゃんの夢のスケートアカデミーは岡山の地に実現できそうな気がして来るんですが…。
大ちゃんは自分を『出会いに恵まれている」といいますが、そうやって周囲の人との縁を大切にすることも、良い人が集まる理由のひとつかなと思います。