今日は諸事情で作曲講義を休んでしまった。
だから、備忘録では音楽のことを
休みなく(笑)書こうと思います。
■
■「Are you going with me?」
■
(邦題:ついておいで)という曲は
不思議なフンイキの曲です。
私はずっと、勝手に「ついてくるかい?」と
訳していた。
コードの数も進行も少ないし曲調も決して明るくない。
なのに、とっても美しい。
「暗いけどゆったりしているボサノバ」とでもいいましょうか。
その美しさは、寒い冬に
太陽を隠した灰色の空のよう。
(今頃の季節に必ず聴きたくなります)
、、、ということで、
●Are you going with me?
の三つのヴァージョンを聴いていました。
ヴァージョンその①
Are you going with me?(原曲)
出だしは穏やか。抽象的なかんじ。
中盤からのメセニーのギターソロだけが、
全体をつんざくようなエモーションの役割を担っている。
Youtube(上記リンクで聴けない方はどうぞ)
"Are You Going With Me?" Pat Metheny Group
ヴァージョンその②
Are you going with me?(ヴォーカル付きヴァージョン=カヴァー?)
これ、Jangoで初めて聴いたのですが、すごくいい。
ヴォーカルは誰なのかわからないけど、
CDが欲しくなりました。(Jangoの思うつぼだ、、、)
追記:知人のDJ、MoonLight氏にヴォーカリストを
教えて頂きました。YouTubeにもあったので追記します。
Pat Metheny & Anna Maria Jopek - Are you going with me?
ヴァージョンその③
オーケストラによるライヴヴァージョン
Pat Metheny - Are You Going With Me
このような編成で、この楽曲が
演奏されているとは、何て素晴らしい。
(しかもライヴで!)
以下、当曲が入っているアルバムOFF RAMPについてのレビュー
ロックとフォークのない20世紀:菊地成孔著 より引用
デビュー当時のパットメセニーグループ(以下PMG)は、
たしかにその音楽性や演奏技術という点では郡を抜いていたけれど、
それでも所詮は数多あるフュージョングループの一つ、
みたいな位置づけしかされていなかったと思う。そんな彼らが、
「こいつら、こっこうヤベーんじゃないか?」という印象を
聴き手にもたらしたのが、本作だ。では、なにがヤベーのか、ここでは、
メセニーの内にある「凶(狂)性」が色濃くにじみ出しているのだ、
それに伴い音楽は、それまでのPMGの特徴であった爽快感を喪失し、
代わりに暗く湿った禍々しい響きを発することになる。もし、
「ついておいで」や「ジェームズ」というナンバーが含まれていなかったら
本作は、たとえば「ソングX」や「ゼロトランスフォーサイレンス」のように、
「例外的メセニー作品」としてCD棚の隅に追いやられていたのではないか。
「舟歌」のフリーキーなシンセギター。「オーレ」の沈潜していく暗さ。
「オフランプ」の過激なインプロヴィゼーション。
「ザ・バッド」の幻想性、、、。これらはけっして一般受けする
音楽ではないけれど、しかしあえてそういうものを
送り出す勇気を持ったがゆえに、PMGは一頭地を抜いた存在になったのだと思う。
そして、そんな作品に「愛のカフェ・オーレ」という邦題をつけた勇気も、
また別の意味ですごい(文:藤本史昭氏)
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だから、備忘録では音楽のことを
休みなく(笑)書こうと思います。
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■「Are you going with me?」
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(邦題:ついておいで)という曲は
不思議なフンイキの曲です。
私はずっと、勝手に「ついてくるかい?」と
訳していた。
コードの数も進行も少ないし曲調も決して明るくない。
なのに、とっても美しい。
「暗いけどゆったりしているボサノバ」とでもいいましょうか。
その美しさは、寒い冬に
太陽を隠した灰色の空のよう。
(今頃の季節に必ず聴きたくなります)
、、、ということで、
●Are you going with me?
の三つのヴァージョンを聴いていました。
ヴァージョンその①
Are you going with me?(原曲)
出だしは穏やか。抽象的なかんじ。
中盤からのメセニーのギターソロだけが、
全体をつんざくようなエモーションの役割を担っている。
Youtube(上記リンクで聴けない方はどうぞ)
"Are You Going With Me?" Pat Metheny Group
ヴァージョンその②
Are you going with me?(ヴォーカル付きヴァージョン=カヴァー?)
これ、Jangoで初めて聴いたのですが、すごくいい。
ヴォーカルは誰なのかわからないけど、
CDが欲しくなりました。(Jangoの思うつぼだ、、、)
追記:知人のDJ、MoonLight氏にヴォーカリストを
教えて頂きました。YouTubeにもあったので追記します。
Pat Metheny & Anna Maria Jopek - Are you going with me?
ヴァージョンその③
オーケストラによるライヴヴァージョン
Pat Metheny - Are You Going With Me
このような編成で、この楽曲が
演奏されているとは、何て素晴らしい。
(しかもライヴで!)
以下、当曲が入っているアルバムOFF RAMPについてのレビュー
ロックとフォークのない20世紀:菊地成孔著 より引用
デビュー当時のパットメセニーグループ(以下PMG)は、
たしかにその音楽性や演奏技術という点では郡を抜いていたけれど、
それでも所詮は数多あるフュージョングループの一つ、
みたいな位置づけしかされていなかったと思う。そんな彼らが、
「こいつら、こっこうヤベーんじゃないか?」という印象を
聴き手にもたらしたのが、本作だ。では、なにがヤベーのか、ここでは、
メセニーの内にある「凶(狂)性」が色濃くにじみ出しているのだ、
それに伴い音楽は、それまでのPMGの特徴であった爽快感を喪失し、
代わりに暗く湿った禍々しい響きを発することになる。もし、
「ついておいで」や「ジェームズ」というナンバーが含まれていなかったら
本作は、たとえば「ソングX」や「ゼロトランスフォーサイレンス」のように、
「例外的メセニー作品」としてCD棚の隅に追いやられていたのではないか。
「舟歌」のフリーキーなシンセギター。「オーレ」の沈潜していく暗さ。
「オフランプ」の過激なインプロヴィゼーション。
「ザ・バッド」の幻想性、、、。これらはけっして一般受けする
音楽ではないけれど、しかしあえてそういうものを
送り出す勇気を持ったがゆえに、PMGは一頭地を抜いた存在になったのだと思う。
そして、そんな作品に「愛のカフェ・オーレ」という邦題をつけた勇気も、
また別の意味ですごい(文:藤本史昭氏)
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