ヨハンセバスティアンバッハ、というと
親しみ易いというよりお固いイメージが浮かぶ。
音楽室に飾ってある絵のせいじゃないかな。
肖像画が決定付けるイメージは写真とはまた違う力がある。
マタイ受難曲とかカンタータなどにある
荘厳で厳めしいキリスト教的なフンイキも色濃い。
しかしバッハはどこか「宗教」に対してあんまり
重きをおいていなかったようにも思う。
じゃなければ「神聖」とされた女人禁制の教会に
後に妻となる当時の恋人、マリアをヘーキで連れて行って
大怒られした上に逆ギレして司教と喧嘩して
教会オルガニストをクビになったりしないだろう。
当時の音楽表現における宗教は
崇拝とか信仰というより聴衆の感情を惹き付けるための
手段だったように思うし、娯楽的な意図や要素も感じられる。
そう思えば深刻なシーンを演出する時に使われがちな
あの仰々しい「トッカータとフーガ ニ短調」の後半にも
かなりデジタルなビートやグルーヴを感じる事も出来る。
意外な事に、バッハの曲とデジタルな音とは相性が良いのだ。
現に、最近エレクトロニカでアレンジされているものを耳にするし
ジャズやポップスへの引用は今日も続き、増え続けている。
以前(キリスト教徒の国の)アメリカ人で、
趣味でオーケストラでフルートを弾いている男性と
クラシックの話をしたことがあった。
彼に私はバッハが好きなんだけど、と言った途端、
独特な苦笑いをして「バッハ?オ~、、、(少なくとも僕はノーだね)」
といったふうに、首を横に振っていたのが印象深く
互いの好みの違いについ大笑いしたものだ。
そして彼は、ストラヴィンスキーが好きだと言った。
一見新と旧とで相反するようにも思える2大作曲家。
「バッハの音楽はすべての人にとって永遠に汲み取るべき源泉」
といったのはシューマンだ。
バッハの音楽は派手でもないし特に華やかでもなく
爽やかではあってもベートーベンやチャイコフスキーの
フルオーケストラの演奏のように大音量の
高揚感やスッキリ感もない。
私はむしろ日本人のああいった演奏を目の当たりにすると
興ざめしてしまうのだけど。
日本人の多くが好きなショパンの音楽が持つ
ロマンティックさもない。
そのショパン本人は演奏前に自分の曲は弾かず
もっぱらバッハの曲ばかり弾いていたそうだ。
バッハの曲が弾けるのなら自分の曲は
問題なく弾けるという法則のもとに。
そして「バッハへ還れ」と言ったその人こそ
じつはストラヴィンスキーなのだった。
ついでに、バッハはほんとは美男子だった。
音楽室に飾られてる絵の10年前の姿。
じゃ~ん!
親しみ易いというよりお固いイメージが浮かぶ。
音楽室に飾ってある絵のせいじゃないかな。
肖像画が決定付けるイメージは写真とはまた違う力がある。
マタイ受難曲とかカンタータなどにある
荘厳で厳めしいキリスト教的なフンイキも色濃い。
しかしバッハはどこか「宗教」に対してあんまり
重きをおいていなかったようにも思う。
じゃなければ「神聖」とされた女人禁制の教会に
後に妻となる当時の恋人、マリアをヘーキで連れて行って
大怒られした上に逆ギレして司教と喧嘩して
教会オルガニストをクビになったりしないだろう。
当時の音楽表現における宗教は
崇拝とか信仰というより聴衆の感情を惹き付けるための
手段だったように思うし、娯楽的な意図や要素も感じられる。
そう思えば深刻なシーンを演出する時に使われがちな
あの仰々しい「トッカータとフーガ ニ短調」の後半にも
かなりデジタルなビートやグルーヴを感じる事も出来る。
意外な事に、バッハの曲とデジタルな音とは相性が良いのだ。
現に、最近エレクトロニカでアレンジされているものを耳にするし
ジャズやポップスへの引用は今日も続き、増え続けている。
以前(キリスト教徒の国の)アメリカ人で、
趣味でオーケストラでフルートを弾いている男性と
クラシックの話をしたことがあった。
彼に私はバッハが好きなんだけど、と言った途端、
独特な苦笑いをして「バッハ?オ~、、、(少なくとも僕はノーだね)」
といったふうに、首を横に振っていたのが印象深く
互いの好みの違いについ大笑いしたものだ。
そして彼は、ストラヴィンスキーが好きだと言った。
一見新と旧とで相反するようにも思える2大作曲家。
「バッハの音楽はすべての人にとって永遠に汲み取るべき源泉」
といったのはシューマンだ。
バッハの音楽は派手でもないし特に華やかでもなく
爽やかではあってもベートーベンやチャイコフスキーの
フルオーケストラの演奏のように大音量の
高揚感やスッキリ感もない。
私はむしろ日本人のああいった演奏を目の当たりにすると
興ざめしてしまうのだけど。
日本人の多くが好きなショパンの音楽が持つ
ロマンティックさもない。
そのショパン本人は演奏前に自分の曲は弾かず
もっぱらバッハの曲ばかり弾いていたそうだ。
バッハの曲が弾けるのなら自分の曲は
問題なく弾けるという法則のもとに。
そして「バッハへ還れ」と言ったその人こそ
じつはストラヴィンスキーなのだった。
ついでに、バッハはほんとは美男子だった。
音楽室に飾られてる絵の10年前の姿。
じゃ~ん!