言葉による音楽的な日々のスケッチ

作曲講座受講日記と、言葉による音楽的日々のスケッチを記録

オリジナルと変貌

2008-11-26 00:58:34 | 「好き」はひとことで言い表せない
松っちゃんの、貴乃花親方の妙な物真似に
もうず~っとハマってます。
この週末、やっと一本見つけました。

怪しげな面影を残しつつ、オリジナルとは
まるで違う何かに変貌してる。
観るたび、私も関根さんみたく笑ってしまいます。

松ちゃんのコーナーは2分10秒くらいからです。
いきなり貴乃花がみたい方(笑)は
4分40秒あたりから、どうぞ。

貴乃花親方










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I Will Survive、Heartbreaker

2008-11-25 01:02:03 | 「好き」はひとことで言い表せない
この週末、「Heartbreaker」という曲を聴きながら
とある、少し切ない曲を思い出していました。

I Will Survive




Heartbreaker

Will.I.Am - Heartbreaker



この二つの曲、鼻歌で合わせるとわかりますが
コードもキーもほぼ同じ。

敏腕プロデューサーでもあるWill.i.amのこと、
偶然ではないんだろうと思われます。


前者は傷心なのに強がる女性の歌で、
後者は僕が悪かった、とひたすら謝る歌になっていて

一見関係なさそうな両者を結ぶ共通点に、
音楽愛を感じてぐっときちゃいます。

それが、ただの偶然だとしても(笑)

( ところで、グロリアゲイナーのPVで踊る女の子って
フラッシュダンスのジェニファーなんとかさんという
女優さんに似てません?)

I Will Survive
(参照元のブログはこちら<http://knit-rit.blogspot.com/2008/05/i-will-survive_09.html>)

はじめは恐かった。凍りついた。
あなたがいなきゃ生きていけないと思っていた。
でも毎晩毎晩、あなたが私にどんな仕打ちをしたか考えて、
私は少しずつ強くなって、どう進めばいいかわかったの。

それなのに今日、帰ってきたら部屋にあなたがいる。
どこからか戻ってきて、悲しそうな顔をして。
こんなことになるとわかっていたら鍵を替えておくんだった。
キーを置いていってもらえばよかった。

さあ帰ってよ。出ていって。あなたなんかもう歓迎してないんだから。
別れを切り出して私を苦しめた人じゃなかったの?
私が粉々になっていると思った? 臥せって死んでしまうと思った?
違うのよ。私は生きるの。愛さえ知っていれば人は生きていける。
私には私の人生があるし、愛も持っている。だから一人でやっていくの。

駄目にならないように力をふりしぼらなきゃならなかった。
ぼろぼろの心をつなぎ合わせようと必死だった。
夜がくるたびに自分を哀れんで泣いた。
でも今はまっすぐ顔を上げている。だから別人に見えるでしょう。
もうあなたに恋して鎖に繋がれていたときみたいな子供じゃない。
あなたは私が待っていると思って寄ったわけ。
でも私の愛は私を愛してくれる人にとっておくんだから。

だから帰ってよ。出ていって。









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ヒップでホップな黒い音楽のこと

2008-11-20 00:36:54 | 「好き」はひとことで言い表せない
ちょっとコミカルでチャーミングな
will.i.amが作る音楽のことを書きます。

will.i.amといえば、数年前、セルメンこと
ラテンの大御所、セルジオメンデスにラブコールを送って
晴れてコラボレーションしたアルバム「Timeless」は有名ですよね。


普通なら、あり得ないようなジャンル(HIPHOP&LATIN)や
アーティストの組み合わせで、一歩間違えると
邪道になりかねないものをマリアージュさせる手腕から、
インテリなイメージがあります。

たとえばこのジョビンのカヴァー、ピアノは
セルジオメンデス。タイトルを「Sexy」としたところで
あり!!!(笑)

Black Eyed Peas - Sexy




ヒップでホップという文字通り、
軽々しく始まる雰囲気の曲の中に
三回ほど、明らかにその様相が変わる部分があります。
(確信犯的で恣意的なところにシビれちゃう)たとえば、
この曲(何故か埋め込み出来なかったのでリンクにします)
will.i.am - I Got It From My Mama




たとえば、その2。
始まりのストリングスのオーケストレーションがすごく美しい
(これは引用?それともオリジナルなのでしょうか)
BEP - Don't Lie





PVも細かく丁寧に作られていてとても楽しくなる皆が大好き!
「Mas Que Nada」!!

ああ、このPVの中に入りたい!(笑)
寿命が10年くらい伸びそう。
セルメンの楽しそうなかんじもキュート。

Black eyed peasのCD「Timeless」のレビューにあった
セルメンとウィルの愛のある(笑)やりとりを思い出します。

ウィル氏は、絵心のある絵画のように、
音楽を深くわかっている人、と感じます。

そういう意味では、クインシー・ジョーンズと
つい重ねてしまうんですよね。というのも、

ぼ~っと映画を観ていて
たとえばそれがウィズや、ホットロック
流れている音楽、それがどんなに
短いフレーズでも、耳が行くので

どうしても気になって、
この音楽担当は誰だろうと調べると
たいていクインシージョーンズなんです。










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「好き」の差異と愉悦

2008-11-14 00:01:01 | 「好き」はひとことで言い表せない
ここ数日、曇天で寒かったせいか
あまりポップな曲を聴いていなかったのですが
(何故、こんなに天候に左右されるんだろう?)


で、久々に晴れた今日の終わりにぴったりだったのは、
Georgie Porgieです(コアに人気のある曲みたいです)
「Georgie Porgie」とはTOTOの曲(トイレじゃないです)

このタイトルはマザーグースと関係があるようなので後述します。
(サビの部分はその詩を使ってます)


相変わらず「好き」について、ひとことでは
言い表せないのですが、覚えの悪い私でも
こうした備忘を続けていれば

多岐に渡って私の中で分裂気味の「好き」の幾つか
(もしくはたった一つ)の特色とか、傾向について
わかるのではないかと思えるので
それまではちょっと続けてみようと思います。


この曲を知ったのは、今からおよそ10数年前のこと。
当時は、派手でもなくシンプルなこの曲に
へぇ~そうなんだ、というかんじだった。


バンドをしていたころ、頭脳明晰な当時のギタリスト君に
(日本一ハードコアな音楽理論を生み出した
濱瀬元彦氏によるスタジオラングを紹介してくれた)←数十年経ったのに
未だ行っていませんが、

この曲をやりたい。オリジナルのバックトラックを作ったから
ヴォーカルを載せて欲しいんだけど、と頼まれて
戦々恐々、初めてスタジオでヴォーカルの録音をしたときに遡ります。


あの頃は、今とは全然違う生活と、私。
だったようでいて実際の私は、さほど変わっていない
ということを考えながら聴いていました。
繰り返し何度も。


TOTOとソウルディスコヴォーカルの女王
シェリル・リンをフィーチャーしたGeorgie Porgieの
三者のアーティストによる差異を楽しんでいました。


1つめ:オリジナル

Toto featuring Cheryl Lynn - Georgie Porgie



2つめ:椎名林檎による完コピカヴァーが潔くて粋。
(林檎ちゃんは中盤から主にシェリル・リンの役割です)

Georgy Porgy ~邪(椎名林檎)cover~



3つめ:言わずと知れたアシッドジャズの帝王!
泣く子も黙る(笑)インコグニートによるカヴァー。
ゴーヂャスなアレンジが楽しい。

Georgie Porgie by Incognito



Georgie Porgie:邦訳

ジョージー・ポーギー プリンにパイ
女の子にキスしたら泣かれちゃった
男の子たちがやってきたら
ジョージー・ポーギー 逃げちゃった

Georgie Porgie - Mother Goose Nursery Rhymes

Georgie Porgie, puddin' and pie,
Kissed the girls and made them cry.
When the boys came out to play,
Georgie Porgie ran away.










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Are you going with me?

2008-11-11 00:16:21 | 「好き」はひとことで言い表せない
今日は諸事情で作曲講義を休んでしまった。
だから、備忘録では音楽のことを
休みなく(笑)書こうと思います。



「Are you going with me?」

(邦題:ついておいで)という曲は

不思議なフンイキの曲です。

私はずっと、勝手に「ついてくるかい?」と
訳していた。

コードの数も進行も少ないし曲調も決して明るくない。
なのに、とっても美しい。

「暗いけどゆったりしているボサノバ」とでもいいましょうか。

その美しさは、寒い冬に
太陽を隠した灰色の空のよう。
(今頃の季節に必ず聴きたくなります)


、、、ということで、


●Are you going with me?
の三つのヴァージョンを聴いていました。



ヴァージョンその①
Are you going with me?(原曲)

出だしは穏やか。抽象的なかんじ。
中盤からのメセニーのギターソロだけが、
全体をつんざくようなエモーションの役割を担っている。

Youtube(上記リンクで聴けない方はどうぞ)

"Are You Going With Me?" Pat Metheny Group



ヴァージョンその②
Are you going with me?(ヴォーカル付きヴァージョン=カヴァー?)

これ、Jangoで初めて聴いたのですが、すごくいい。
ヴォーカルは誰なのかわからないけど、
CDが欲しくなりました。(Jangoの思うつぼだ、、、)

追記:知人のDJ、MoonLight氏にヴォーカリストを
教えて頂きました。YouTubeにもあったので追記します。

Pat Metheny & Anna Maria Jopek - Are you going with me?



ヴァージョンその③
オーケストラによるライヴヴァージョン

Pat Metheny - Are You Going With Me


このような編成で、この楽曲が
演奏されているとは、何て素晴らしい。
(しかもライヴで!)


以下、当曲が入っているアルバムOFF RAMPについてのレビュー
ロックとフォークのない20世紀:菊地成孔著 より引用

デビュー当時のパットメセニーグループ(以下PMG)は、
たしかにその音楽性や演奏技術という点では郡を抜いていたけれど、
それでも所詮は数多あるフュージョングループの一つ、
みたいな位置づけしかされていなかったと思う。そんな彼らが、
「こいつら、こっこうヤベーんじゃないか?」という印象を
聴き手にもたらしたのが、本作だ。では、なにがヤベーのか、ここでは、
メセニーの内にある「凶(狂)性」が色濃くにじみ出しているのだ、
それに伴い音楽は、それまでのPMGの特徴であった爽快感を喪失し、
代わりに暗く湿った禍々しい響きを発することになる。もし、
「ついておいで」や「ジェームズ」というナンバーが含まれていなかったら
本作は、たとえば「ソングX」や「ゼロトランスフォーサイレンス」のように、
「例外的メセニー作品」としてCD棚の隅に追いやられていたのではないか。

「舟歌」のフリーキーなシンセギター。「オーレ」の沈潜していく暗さ。
「オフランプ」の過激なインプロヴィゼーション。
「ザ・バッド」の幻想性、、、。これらはけっして一般受けする
音楽ではないけれど、しかしあえてそういうものを
送り出す勇気を持ったがゆえに、PMGは一頭地を抜いた存在になったのだと思う。
そして、そんな作品に「愛のカフェ・オーレ」という邦題をつけた勇気も、
また別の意味ですごい(文:藤本史昭氏)


















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アナログの煌めき

2008-11-04 09:30:47 | 「好き」はひとことで言い表せない
ひさびさに映画を観てきました。

「僕らのミライへ逆回転」

文化の日にふさわしい作品(笑)

「アナログだけど大切なものがある」という
ふれこみのミシェル・ゴンドリー監督のこの映画、

ひさびさに映画館で笑って泣けた(笑)
ジム・ジャームッシュ監督の
Bloken Flowers 以来かも。

ミア・ファローがゴーストバスターズのビデオを借りにきて
自分が出ている映画への著作権侵害だと
シガニー・ウィーバーが怒る、、、映画!
(うそ。でも。まさか。ゴーストバスターズ繋がり!?笑)

未見の方はぜひ。


そして同じくアナログだけど(創った本人でもないのに
勝手におすそわけしたくなるくらい)
大切にしたいと思う曲を発見しました。

この週末、Freddie Hubbardというアーティストの
Little Sunflowerという
1979年の曲を聴いていました。もう何度も。
(上記リンクからJangoというなかなか秀逸な
ネットラジオで曲が聴けます。YouTubeより音も良い)

もし違う曲が流れた場合はYoutubeをどうぞ

freddie hubbard little sunflower



こうしたことに通な人なら「Little Sunflower」といってピンと
くるみたいですがDJに人気だったり
カバーが多い楽曲だそう。ITunesで検索したら
100曲近く出てきました。

少し陰鬱なホルンとベースライン、
天から降る日差しのようなストリングス。

感情を抑えたようにノンビブラート、
でもどこか思いつめたような黒人のスキャット。
ヴォーカルに重なるフルートのコーラスと
ベースとのコントラストが美しい。

Freddie Hubbard本人によるトランペット
(フリューゲル・ホーンというらしい)のソロの途中で、
ゆったりとした曲調が突如サンバ調になる。
すごくかっこいい。こういうのは大好物(笑)
もう、何度でも頂けます。

全体に漂う、尋常じゃない美しさとグルーヴは何だろう?


こうして聴いていると、
私はアレンジを主に聴いていて
優れたアレンジの楽曲に魅力と
「好き」を感じているのだと気がつきました。


確かにアレンジで曲の善し悪しが決まる場合は多い。
もちろん例外もあるけど。主旋律がずばぬけて美しいとか
演奏力やその場の雰囲気で素晴らしいものになるとか。


極めて優れたアレンジャーは、自分ではない誰かの、
たとえば文章作品に対して魅力的な翻訳をする人、のような
存在ではないかと思うことがある。
批評性とか解釈の深さという事と繋がるんじゃないかと感じる。


曲は9分弱と長いのですが、ITunesのストアや
Amazonも探したけれど、ヴォーカルとストリングスの入った
この美しい9分ちょっとのヴァージョンが
どこにも見つからなくて一旦諦めかけたけど

どうしても忘れられなくて、
ふとTOWER RECORDを思い出して
サイトを訪れると、YouTubeでこの曲を聴いてみた時と
同じジャケットの画像があって目が行きました。


こういうタイミングの情報入手に関しては
不思議なトントン拍子状態になるのですが
(これってまさに音楽的)

曲が収録されたアルバムは
「ラブコネクション」という既に絶版になった名盤のようで
近日発売になるそう!

そのことに驚いたのも、つかの間、
発見のうれしい連鎖反応(笑)


この美しい曲のアレンジャーは
ACジョビンの楽曲の名アレンジャーとしても名高い
クラウス・オガーマンと知って、納得。


これまでに何度か触れた事があるけど
オガーマンのオーケストレーションは希有な宝石みたく

聴く度に煌くようで、何度聴いても飽きることがない。
(このアルバムのプロデュースもしていたらしい。)



LOVE CONNECTIONというこのアルバムを
私が予約したのは言うまでもないのだけど
このタイミングでこうしたことを知れたのはラッキー。

それ以上に、本当に優れて美しい音楽は
絶版になっても人の記憶に残って消える事なく

また人の手によって生まれ変わるということを
感じさせる出来事でした。


30年を隔てた今でもこんなにも胸がときめく。

こうした音楽存在は、それ同士で
時を超えて繋がり合えるのだろうし
そのことを知れて良かった。


*****

追記:オガーマンだけでなく驚異的なメンツでした。
ヴォーカルはアルジャロウで
ピアノはチック・コリアでした。
ジャズ無知の私でも、ただならぬアルバムだと
改めて知ったのでした。

<以下タワレコのレビューより>

ジャズ/フュージョン史にその名を残すスーパー・トランペッター、フレディ・ハバード79年の快作。名アレンジャーのクラウス・オガーマンがプロデュースを手がけ、チック・コリア、スタンリー・クラーク、アル・ジャロウなどといった強力メンバーたちとともに、彼のフリューゲル・ホーンをフィーチュアした、ホップでクリエイティヴでゴージャスなサウンドが展開されている。フレディとチックとの熱のこもった共演は、フュージョン・ファン必聴。DJの間で人気が高いクラブ・クラシックス「リトル・サンフラワー」も収録。1979年作品。

フレディ・ハバード(flh、tp)、クラウス・オガーマン(arr)、チック・コリア(key)、スタンリー・クラーク(b)、チェスター・トンプソン(ds)、アル・ジャロウ(vo)、チャック・ドマニコ(b)、ジョー・ファレル(sax)、ユマ・サントス(perc)、ルーベンス・バッシーニ(perc)、トム・スコット(sax)他










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