先日はペン大でした。
我らが菊地先生、少々遅れて登場。半分に減った
冷えたエヴィアン1Lサイズを携えて。
いつものように、マイクとCDJのラインを繋げていて、
いつものように、顔見知りの人と談笑したりして待つ。
マイク繋がる。
いつもと違ったのは、、、
マイクを通して開口一番に菊地さんが発した言葉に、
耳を疑う!!!(笑)
「○○さん。」←私の名字
、、、何故?
呼ばれる理由を考える。心当たりなし。
かつて「先生に呼ばれた」記憶を思い起こす。
褒められて呼ばれたためしはなく、
むしろ逆なので反射的にドキっとする(笑)
それに講義で名前を呼ばれる確率は極めて低いのだ。
たとえば私が、菊地さんの助手のように楽曲分析し、
楽譜を起こしているM君のように、普段から
「このBdim7はG7の転回形じゃないですか?」
などというコアな会話が成り立つ(笑)
優秀な生徒なら話は別だけど
考えてみたらこの3年、実際に私が
菊地さんとした会話といえばほんの数回で、
ショコラがどうとか、最もおいしいフランス料理の
レストランはどこですか?とか
食べ物の話ばかり(苦笑)
音楽のお話は出来たためしがないダメ生徒である。
で、やはり今回も、食べ物に絡む話なんです(笑)
しかも、私は気づかず菊地さんの前でありえない
失態を演じていたのでした・・・とほほほほほ。
「○○さん。土曜日クレ○○○○ール付近にいませんでした?」
「え!?・・・?
居ました。先生、、菊地さん。も、いらしたんですか!?」
(そんなはずは。何度も店内を観たけれどいらっしゃらなかった。)
「いや。目の前をす~っと○○さんが横切ったんですよ(笑)
「○○さーん」って声かけたんだけど(笑)
気づかずに通り過ぎたからソックリな人だったのかな~と、
この辺の界隈、の(笑)」
「ええ~~~~!?ほ・本当ですか!?
あたしどうして気がつかなかったんだろう・・・。
失礼しました。いや。本当にガッカリです(笑)」
「いえいえ、失礼なんてことはないですけど」
「菊地さん、どこにいらしたんですか?」
「ファー○○キッ○ンのところに」
「そうですか、、、あぁ。まったく気がつきませんでした。
本当に失礼致しました。あの日、クレ○○○○ールに行ったのです」
「お一人で?」「いえ、友人と」
「そうですか~」「カモを頂きました」
---生徒の皆さん、やりとりに(笑)---
「夏のカモ、どうでした?」「・・・」
「痩せてたでしょう?」「ええ。あまり・・・(笑)」
「夏は鱸とかのほうがいいですよ」
私は菊地さんは土日は自由が丘の自宅でスローライフ(笑)という
勝手なイメージを抱いていて、新宿には居ないような気がしていた。
見た顔が(笑)プライヴェートな食事の時間を
邪魔してはいけないと土曜日を選んだのだった。
それにしても、、、不思議なくらい
店に入るまで、全く人の気配を感じていなかった。
というかその場の事だけ記憶から抜け落ちているようなのだ。
人は視界にも入っていなかった。
何故気がつかなかったのだろう?マヌケすぎる。。。
暑さのせいで普段以上のボケっぷりだったであろう。とはいえ、、、
誰かのすぐ目の前を通り過ぎて、その「誰か」が
敬愛する音楽家で教師でもある菊地さんだったというのに
声を掛けられて気がつかないなんて、自分でも信じがたい、、
もう一度、あの場所に戻ってやり直したーーーい!(笑)
よーし。また行こうっと(笑)
あの日、私は待ち合わせに15分ほど遅れる、と
友人に連絡を入れたものの、実際はほぼ時間通りに着いていて、
そのまま向かおうとも思ったがふと思い立った、花を贈ろうと。
友人は来月早々誕生日を控えていた。
このタイミングで会うのは珍しかったから
是非にと伊勢丹の別館に足を向けたのだった。
それで、少々迂回した格好で結局15分遅れで目的地に着いた。
もし花を買わず、予定通りの時刻にお店に向かっていたら
菊地さんと、すれ違うこともなかったかもしれない。
音楽に関すること同様
菊地さんの「食」に関する言及にも絶大な信頼を寄せている。
だからご自身の速報に出てくる実在の(笑)レストランには
行きたくてたまらなかったのでした。
味のほうは前菜からデザートにいたるまで絶品でした。
前菜のにんじんのサラダとリエットはまた食べたい。
くりいむしちゅーの上田さんを上品なかんじにした
ソムリエ氏のサーヴィスも素晴らしく
あんまり居心地が良いもので3時間半も長居してしまった…
美酒と美味に話は弾み、男女について、
愛だの恋だの、かごの中の幸福か、泥沼の自由か、とか(笑)
映画や音楽や憂鬱と官能の話をたくさんした。
左は夏の痩せた(笑)カモ。右上、前菜盛り合わせ。右下、デザート
さて。そんなこんなの講義前の出来事のせいか、
なんとなくいつも以上に私自身もスタジオ内も
愉快な雰囲気になった気がしてなんだか嬉しくなって(笑)
講義どころじゃないのではないかと思っていたら、
逆にいつも以上に集中して身が入ったのだった(笑)
優秀なM君の指摘により、実際は
もっとも美味な(笑)サビの部分の分析は
まだ終わっていないことが発覚。
すれ違いを起こさなかった明晰な判断に感謝(笑)
何度か日記に書いているけれどLILICUBのSous un parapluie
私はとても気に入っていて、「この曲をすごーく好きって人は
そんなに居ないと思いますが(笑)」という菊地さんの推測をよそに、
分析した人は「1曲でもうおなかいっぱい」と言っていたのに、
私は、この曲をアレンジや適当さ、ヌケ感(笑)とともに
Comme au Paradi(楽園みたい)といいながら
最後の方でほんの一瞬だけマイナーになる小技とか(笑)
聴くと幸福な気持ちになるので
すっかり愛してしまったのだった。
自宅でピアノでも何度も弾いていて
歌詞を諳んじながら歌って味わって遊んでいた(笑)
(CDは絶版でプレミアになっていますが
Sous un parapluieはiTMSに売っています♪)
そのせいか、他の、そうしなかった曲よりも音への感覚が強まって
複雑なため、菊地さんが何度も説明してくれても
なかなか頭に入ってこなかった理論も、いつもより
1段階(笑)深く浸透したのでした。
この曲にはフランスという国の適当さ(笑)が
いいかんじで出ているよう、とのこと。
前回のジャネットジャクソン(アメリカ)の曲にすら
そんなテキトー感はない、ということで
私はそんなフランス的な適当さが好きなのかもしれない。
で、今回の教訓。
・分析対象曲は聴くだけじゃなく実際に演奏して味わうほうが
そうしなかった曲よりも音への感覚が強まって学習力UP(笑)
・新宿で菊地先生の庭といえる場所では万が一お会いした時に
非礼のないよう目を皿のようにして歩く(笑)
・菊地さんを知っていると新宿シティ自体と
お友達になった気がする(笑)
・夏のカモはスリムだ
スタジオを出ると昼間と違って涼しい風が吹いていた。
だから地下鉄に乗らず、駅まで10分弱を歩いた。
裏道を、通る。夥しいほどの人人、飲食店。
歓楽街独特のChaosな雰囲気。
歩きながら、ここに住む菊地さんの事を思い出し、
そのやりとりが響いてきた。音楽みたい。
いつもならよそよそしい一見茫漠とした新宿シティが
身近な親しい場所に思えてきて
不思議に心地よい新宿の夜となりました。
<body>
<script type="text/javascript" src="http://www.research-artisan.com/userjs/?h=0&user_id=20060529000243138"></script><noscript></noscript>
</body>
我らが菊地先生、少々遅れて登場。半分に減った
冷えたエヴィアン1Lサイズを携えて。
いつものように、マイクとCDJのラインを繋げていて、
いつものように、顔見知りの人と談笑したりして待つ。
マイク繋がる。
いつもと違ったのは、、、
マイクを通して開口一番に菊地さんが発した言葉に、
耳を疑う!!!(笑)
「○○さん。」←私の名字
、、、何故?
呼ばれる理由を考える。心当たりなし。
かつて「先生に呼ばれた」記憶を思い起こす。
褒められて呼ばれたためしはなく、
むしろ逆なので反射的にドキっとする(笑)
それに講義で名前を呼ばれる確率は極めて低いのだ。
たとえば私が、菊地さんの助手のように楽曲分析し、
楽譜を起こしているM君のように、普段から
「このBdim7はG7の転回形じゃないですか?」
などというコアな会話が成り立つ(笑)
優秀な生徒なら話は別だけど
考えてみたらこの3年、実際に私が
菊地さんとした会話といえばほんの数回で、
ショコラがどうとか、最もおいしいフランス料理の
レストランはどこですか?とか
食べ物の話ばかり(苦笑)
音楽のお話は出来たためしがないダメ生徒である。
で、やはり今回も、食べ物に絡む話なんです(笑)
しかも、私は気づかず菊地さんの前でありえない
失態を演じていたのでした・・・とほほほほほ。
「○○さん。土曜日クレ○○○○ール付近にいませんでした?」
「え!?・・・?
居ました。先生、、菊地さん。も、いらしたんですか!?」
(そんなはずは。何度も店内を観たけれどいらっしゃらなかった。)
「いや。目の前をす~っと○○さんが横切ったんですよ(笑)
「○○さーん」って声かけたんだけど(笑)
気づかずに通り過ぎたからソックリな人だったのかな~と、
この辺の界隈、の(笑)」
「ええ~~~~!?ほ・本当ですか!?
あたしどうして気がつかなかったんだろう・・・。
失礼しました。いや。本当にガッカリです(笑)」
「いえいえ、失礼なんてことはないですけど」
「菊地さん、どこにいらしたんですか?」
「ファー○○キッ○ンのところに」
「そうですか、、、あぁ。まったく気がつきませんでした。
本当に失礼致しました。あの日、クレ○○○○ールに行ったのです」
「お一人で?」「いえ、友人と」
「そうですか~」「カモを頂きました」
---生徒の皆さん、やりとりに(笑)---
「夏のカモ、どうでした?」「・・・」
「痩せてたでしょう?」「ええ。あまり・・・(笑)」
「夏は鱸とかのほうがいいですよ」
私は菊地さんは土日は自由が丘の自宅でスローライフ(笑)という
勝手なイメージを抱いていて、新宿には居ないような気がしていた。
見た顔が(笑)プライヴェートな食事の時間を
邪魔してはいけないと土曜日を選んだのだった。
それにしても、、、不思議なくらい
店に入るまで、全く人の気配を感じていなかった。
というかその場の事だけ記憶から抜け落ちているようなのだ。
人は視界にも入っていなかった。
何故気がつかなかったのだろう?マヌケすぎる。。。
暑さのせいで普段以上のボケっぷりだったであろう。とはいえ、、、
誰かのすぐ目の前を通り過ぎて、その「誰か」が
敬愛する音楽家で教師でもある菊地さんだったというのに
声を掛けられて気がつかないなんて、自分でも信じがたい、、
もう一度、あの場所に戻ってやり直したーーーい!(笑)
よーし。また行こうっと(笑)
あの日、私は待ち合わせに15分ほど遅れる、と
友人に連絡を入れたものの、実際はほぼ時間通りに着いていて、
そのまま向かおうとも思ったがふと思い立った、花を贈ろうと。
友人は来月早々誕生日を控えていた。
このタイミングで会うのは珍しかったから
是非にと伊勢丹の別館に足を向けたのだった。
それで、少々迂回した格好で結局15分遅れで目的地に着いた。
もし花を買わず、予定通りの時刻にお店に向かっていたら
菊地さんと、すれ違うこともなかったかもしれない。
音楽に関すること同様
菊地さんの「食」に関する言及にも絶大な信頼を寄せている。
だからご自身の速報に出てくる実在の(笑)レストランには
行きたくてたまらなかったのでした。
味のほうは前菜からデザートにいたるまで絶品でした。
前菜のにんじんのサラダとリエットはまた食べたい。
くりいむしちゅーの上田さんを上品なかんじにした
ソムリエ氏のサーヴィスも素晴らしく
あんまり居心地が良いもので3時間半も長居してしまった…
美酒と美味に話は弾み、男女について、
愛だの恋だの、かごの中の幸福か、泥沼の自由か、とか(笑)
映画や音楽や憂鬱と官能の話をたくさんした。
左は夏の痩せた(笑)カモ。右上、前菜盛り合わせ。右下、デザート
さて。そんなこんなの講義前の出来事のせいか、
なんとなくいつも以上に私自身もスタジオ内も
愉快な雰囲気になった気がしてなんだか嬉しくなって(笑)
講義どころじゃないのではないかと思っていたら、
逆にいつも以上に集中して身が入ったのだった(笑)
優秀なM君の指摘により、実際は
もっとも美味な(笑)サビの部分の分析は
まだ終わっていないことが発覚。
すれ違いを起こさなかった明晰な判断に感謝(笑)
何度か日記に書いているけれどLILICUBのSous un parapluie
私はとても気に入っていて、「この曲をすごーく好きって人は
そんなに居ないと思いますが(笑)」という菊地さんの推測をよそに、
分析した人は「1曲でもうおなかいっぱい」と言っていたのに、
私は、この曲をアレンジや適当さ、ヌケ感(笑)とともに
Comme au Paradi(楽園みたい)といいながら
最後の方でほんの一瞬だけマイナーになる小技とか(笑)
聴くと幸福な気持ちになるので
すっかり愛してしまったのだった。
自宅でピアノでも何度も弾いていて
歌詞を諳んじながら歌って味わって遊んでいた(笑)
(CDは絶版でプレミアになっていますが
Sous un parapluieはiTMSに売っています♪)
そのせいか、他の、そうしなかった曲よりも音への感覚が強まって
複雑なため、菊地さんが何度も説明してくれても
なかなか頭に入ってこなかった理論も、いつもより
1段階(笑)深く浸透したのでした。
この曲にはフランスという国の適当さ(笑)が
いいかんじで出ているよう、とのこと。
前回のジャネットジャクソン(アメリカ)の曲にすら
そんなテキトー感はない、ということで
私はそんなフランス的な適当さが好きなのかもしれない。
で、今回の教訓。
・分析対象曲は聴くだけじゃなく実際に演奏して味わうほうが
そうしなかった曲よりも音への感覚が強まって学習力UP(笑)
・新宿で菊地先生の庭といえる場所では万が一お会いした時に
非礼のないよう目を皿のようにして歩く(笑)
・菊地さんを知っていると新宿シティ自体と
お友達になった気がする(笑)
・夏のカモはスリムだ
スタジオを出ると昼間と違って涼しい風が吹いていた。
だから地下鉄に乗らず、駅まで10分弱を歩いた。
裏道を、通る。夥しいほどの人人、飲食店。
歓楽街独特のChaosな雰囲気。
歩きながら、ここに住む菊地さんの事を思い出し、
そのやりとりが響いてきた。音楽みたい。
いつもならよそよそしい一見茫漠とした新宿シティが
身近な親しい場所に思えてきて
不思議に心地よい新宿の夜となりました。
<body>
<script type="text/javascript" src="http://www.research-artisan.com/userjs/?h=0&user_id=20060529000243138"></script><noscript></noscript>
</body>