新しい職場でまもなく1ヶ月となる今日、
ずいぶん偶然!と思わざるを得ない事がありました。
前にも備忘録で書いたことのある
前の職場の素敵な(女性も男性も皆憧れる)
大好きだった上司と
今の職場のビルの中でバッタリ出会いました。
(とはいえ、彼は直属の上司ではなかったし
自身の事というより同僚が困った事について
いつも彼を頼って相談しようとしていたのですが)
職場の誰かや知り合いとバッタリであったり
もしくは見かけたりすることは、ごくたまにあるけれど
咄嗟に、当たり前のように声をかけることは
そう多くない。(たいていの場合、躊躇する)
今、気軽に声をかけていいものかどうか、とか
連れの人が居たらどうかな、とかあれこれと
考えているうちに彼らの通り過ぎて行くことは多い。
はじめ、よく似た人だなぁと思っていた。
次の瞬間、確信した。
「Kさん、、、!!?
どうして、、ここにいらっしゃるんですか?」
(ここは知っていてわざわざ出向かないと
来られない場所にあって
たいていの「通り道」とはほど遠いところだ)
ダンディ、笑いながら
「外出先の帰りで、食事をしていこうかなと」
「こんなお洒落な場所で、、、ですか?」
「(ダンディ)笑」
「さすがKさん、、(笑)」
「Tさんはどうして?」
「今こちらで勤務してるんです」
「いつから?」
「先月末からです。メグちゃんとも
少し近いからお昼一緒しようよとか話してたんです。
部署が変わられたと聴きました」
「そう、同じビル内だけど10階のほうに異動して。
メグとはまた飲みに行こうよって言ったりしてたんだけど」
「相変わらずお忙しいのですか?」
「うん。食事してこれからまた社に戻ります」
「それにしても、、、ほんと偶然ですね、、、」と
分かれ間際に独り言みたいに言ったら
少し戸惑った照れたような変わらない笑顔で
ダンディは「また。逢いましょう」と
低い声で言って私は深く会釈をした。
そうして私たちは分かれました。
偶然以外の何ものでもないけれど
偶然とタイミングの両方が合うのは
なんと不思議なことだといつも思う。
いつもそうはならなかったであろう選択肢のほうが
多いように思えるから。
たとえば
<帰るタイミングが10秒でも遅れていたら>
彼には遇えなかっただろう。
今日の帰り際満員のエレベーターに
ギリギリ駆け込んで乗った。
<あのとき乗らなければ>
ダンディには逢わなかっただろう。
高層階にいるからエレベーターがなかなか来なくて
いつもかなり待たされる。
今回は珍しくすぐに来たので
混んでいたけど走り寄って乗った。
<もしあの出口で降りなければ>
今日は風も強く冷たい雨模様で
雨風に打たれる事の無い地下まで
降りようと思っていた。
でも、こんな日こそ外の空気と風景に触れたくて
えいやっと、降りた。
もしいつも通る、人通りの少ない静かなほうの
出口に出ていたらダンディには逢えなかっただろう。
とはいえ、ほんとうはダンディとは
もっと早くに偶然に出会えるはずでした(笑)
私たちはもうずうっと通勤時のターミナル駅が同じ。
それは職場を同じくしていたときからで、
そのときはただの一度も逢わなかった。
駅で姿を見た事もなかったのに
このタイミングで互いに想像もつかなかった場所で
遇ったのはやっぱり不思議です。
未だ職場の人に慣れずに
1年以上居た前の職場の人たちとのやりとりを
どこかでいつも懐かしく思っていたからかなぁ。
前の職場でダンディと面接をしたとき
きっとこういう人がいるのなら
ここでやっていける、と思ったことも思い出して
雨と風に打たれつつも
何とも楽しい気持ちで帰途に着きました。
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ずいぶん偶然!と思わざるを得ない事がありました。
前にも備忘録で書いたことのある
前の職場の素敵な(女性も男性も皆憧れる)
大好きだった上司と
今の職場のビルの中でバッタリ出会いました。
(とはいえ、彼は直属の上司ではなかったし
自身の事というより同僚が困った事について
いつも彼を頼って相談しようとしていたのですが)
職場の誰かや知り合いとバッタリであったり
もしくは見かけたりすることは、ごくたまにあるけれど
咄嗟に、当たり前のように声をかけることは
そう多くない。(たいていの場合、躊躇する)
今、気軽に声をかけていいものかどうか、とか
連れの人が居たらどうかな、とかあれこれと
考えているうちに彼らの通り過ぎて行くことは多い。
はじめ、よく似た人だなぁと思っていた。
次の瞬間、確信した。
「Kさん、、、!!?
どうして、、ここにいらっしゃるんですか?」
(ここは知っていてわざわざ出向かないと
来られない場所にあって
たいていの「通り道」とはほど遠いところだ)
ダンディ、笑いながら
「外出先の帰りで、食事をしていこうかなと」
「こんなお洒落な場所で、、、ですか?」
「(ダンディ)笑」
「さすがKさん、、(笑)」
「Tさんはどうして?」
「今こちらで勤務してるんです」
「いつから?」
「先月末からです。メグちゃんとも
少し近いからお昼一緒しようよとか話してたんです。
部署が変わられたと聴きました」
「そう、同じビル内だけど10階のほうに異動して。
メグとはまた飲みに行こうよって言ったりしてたんだけど」
「相変わらずお忙しいのですか?」
「うん。食事してこれからまた社に戻ります」
「それにしても、、、ほんと偶然ですね、、、」と
分かれ間際に独り言みたいに言ったら
少し戸惑った照れたような変わらない笑顔で
ダンディは「また。逢いましょう」と
低い声で言って私は深く会釈をした。
そうして私たちは分かれました。
偶然以外の何ものでもないけれど
偶然とタイミングの両方が合うのは
なんと不思議なことだといつも思う。
いつもそうはならなかったであろう選択肢のほうが
多いように思えるから。
たとえば
<帰るタイミングが10秒でも遅れていたら>
彼には遇えなかっただろう。
今日の帰り際満員のエレベーターに
ギリギリ駆け込んで乗った。
<あのとき乗らなければ>
ダンディには逢わなかっただろう。
高層階にいるからエレベーターがなかなか来なくて
いつもかなり待たされる。
今回は珍しくすぐに来たので
混んでいたけど走り寄って乗った。
<もしあの出口で降りなければ>
今日は風も強く冷たい雨模様で
雨風に打たれる事の無い地下まで
降りようと思っていた。
でも、こんな日こそ外の空気と風景に触れたくて
えいやっと、降りた。
もしいつも通る、人通りの少ない静かなほうの
出口に出ていたらダンディには逢えなかっただろう。
とはいえ、ほんとうはダンディとは
もっと早くに偶然に出会えるはずでした(笑)
私たちはもうずうっと通勤時のターミナル駅が同じ。
それは職場を同じくしていたときからで、
そのときはただの一度も逢わなかった。
駅で姿を見た事もなかったのに
このタイミングで互いに想像もつかなかった場所で
遇ったのはやっぱり不思議です。
未だ職場の人に慣れずに
1年以上居た前の職場の人たちとのやりとりを
どこかでいつも懐かしく思っていたからかなぁ。
前の職場でダンディと面接をしたとき
きっとこういう人がいるのなら
ここでやっていける、と思ったことも思い出して
雨と風に打たれつつも
何とも楽しい気持ちで帰途に着きました。
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