言葉による音楽的な日々のスケッチ

作曲講座受講日記と、言葉による音楽的日々のスケッチを記録

松前公高さんライブ

2004-12-05 00:56:21 | 作曲理論講義/受講録
松前公高さんのライブに初めて行った。

ある偶然から(過去に聴いていた音楽繋がりなど)
やりとりをさせて頂いているうちに、
今回12月4日のライブに行く事に。

私はそもそもYMO世代(笑)
その頃に聴いていたバグルズ(トレヴァーホーン)
そしてトッドラングレン繋がりのロジャーパウエル
こういった嗜好の流れが私の中にあり、
松前さんのライブに行く事になったのだった。
初めて見聞きする、松前さんとその音楽。

柔らかさと共にシャープさを感じた。

彼のライブが始まる前からにわかに
会場の客が増え、層がバラエティに富んで
厚みが出始めた。

それまでは、いかにもイマドキのトランス系をやっていた。
トランスは確かに気持ちいい。
脳みその同じ部分を繰り返し刺激されるような
快感はある。

松前さんのライブが始まる頃から
何となく雰囲気が変わり始めた。

まずVJのクオリティがあからさまに上がり
松前さんがステージに上がると
よく通る声のせいもあって
場がクリアになったような気がした。



何だか笑いも起きたりしてリラックスモード。
楽しいお話のあとに音楽が始まった。

さっきまでの脳の同じ部分を
繰り返し刺激されるのとは逆に、
脳のこれまで通じていなかった部分に
シナプスが走り、脳内で新らしい
ネットワークが開通したような快さ。

諦観を垣間見たような気がする反面、
楽しく、理性的なポップ。
洗練度と力量の高さを感じた。

絶えず思考させられるつつ
意味を手放す快感や
拡張する自由な発想や運動性も感じられた。







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