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言葉による音楽的な日々のスケッチ

作曲講座受講日記と、言葉による音楽的日々のスケッチを記録

Are you going with me?

2008-11-11 00:16:21 | 「好き」はひとことで言い表せない
今日は諸事情で作曲講義を休んでしまった。
だから、備忘録では音楽のことを
休みなく(笑)書こうと思います。



「Are you going with me?」

(邦題:ついておいで)という曲は

不思議なフンイキの曲です。

私はずっと、勝手に「ついてくるかい?」と
訳していた。

コードの数も進行も少ないし曲調も決して明るくない。
なのに、とっても美しい。

「暗いけどゆったりしているボサノバ」とでもいいましょうか。

その美しさは、寒い冬に
太陽を隠した灰色の空のよう。
(今頃の季節に必ず聴きたくなります)


、、、ということで、


●Are you going with me?
の三つのヴァージョンを聴いていました。



ヴァージョンその①
Are you going with me?(原曲)

出だしは穏やか。抽象的なかんじ。
中盤からのメセニーのギターソロだけが、
全体をつんざくようなエモーションの役割を担っている。

Youtube(上記リンクで聴けない方はどうぞ)

"Are You Going With Me?" Pat Metheny Group



ヴァージョンその②
Are you going with me?(ヴォーカル付きヴァージョン=カヴァー?)

これ、Jangoで初めて聴いたのですが、すごくいい。
ヴォーカルは誰なのかわからないけど、
CDが欲しくなりました。(Jangoの思うつぼだ、、、)

追記:知人のDJ、MoonLight氏にヴォーカリストを
教えて頂きました。YouTubeにもあったので追記します。

Pat Metheny & Anna Maria Jopek - Are you going with me?



ヴァージョンその③
オーケストラによるライヴヴァージョン

Pat Metheny - Are You Going With Me


このような編成で、この楽曲が
演奏されているとは、何て素晴らしい。
(しかもライヴで!)


以下、当曲が入っているアルバムOFF RAMPについてのレビュー
ロックとフォークのない20世紀:菊地成孔著 より引用

デビュー当時のパットメセニーグループ(以下PMG)は、
たしかにその音楽性や演奏技術という点では郡を抜いていたけれど、
それでも所詮は数多あるフュージョングループの一つ、
みたいな位置づけしかされていなかったと思う。そんな彼らが、
「こいつら、こっこうヤベーんじゃないか?」という印象を
聴き手にもたらしたのが、本作だ。では、なにがヤベーのか、ここでは、
メセニーの内にある「凶(狂)性」が色濃くにじみ出しているのだ、
それに伴い音楽は、それまでのPMGの特徴であった爽快感を喪失し、
代わりに暗く湿った禍々しい響きを発することになる。もし、
「ついておいで」や「ジェームズ」というナンバーが含まれていなかったら
本作は、たとえば「ソングX」や「ゼロトランスフォーサイレンス」のように、
「例外的メセニー作品」としてCD棚の隅に追いやられていたのではないか。

「舟歌」のフリーキーなシンセギター。「オーレ」の沈潜していく暗さ。
「オフランプ」の過激なインプロヴィゼーション。
「ザ・バッド」の幻想性、、、。これらはけっして一般受けする
音楽ではないけれど、しかしあえてそういうものを
送り出す勇気を持ったがゆえに、PMGは一頭地を抜いた存在になったのだと思う。
そして、そんな作品に「愛のカフェ・オーレ」という邦題をつけた勇気も、
また別の意味ですごい(文:藤本史昭氏)


















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アナログの煌めき

2008-11-04 09:30:47 | 「好き」はひとことで言い表せない
ひさびさに映画を観てきました。

「僕らのミライへ逆回転」

文化の日にふさわしい作品(笑)

「アナログだけど大切なものがある」という
ふれこみのミシェル・ゴンドリー監督のこの映画、

ひさびさに映画館で笑って泣けた(笑)
ジム・ジャームッシュ監督の
Bloken Flowers 以来かも。

ミア・ファローがゴーストバスターズのビデオを借りにきて
自分が出ている映画への著作権侵害だと
シガニー・ウィーバーが怒る、、、映画!
(うそ。でも。まさか。ゴーストバスターズ繋がり!?笑)

未見の方はぜひ。


そして同じくアナログだけど(創った本人でもないのに
勝手におすそわけしたくなるくらい)
大切にしたいと思う曲を発見しました。

この週末、Freddie Hubbardというアーティストの
Little Sunflowerという
1979年の曲を聴いていました。もう何度も。
(上記リンクからJangoというなかなか秀逸な
ネットラジオで曲が聴けます。YouTubeより音も良い)

もし違う曲が流れた場合はYoutubeをどうぞ

freddie hubbard little sunflower



こうしたことに通な人なら「Little Sunflower」といってピンと
くるみたいですがDJに人気だったり
カバーが多い楽曲だそう。ITunesで検索したら
100曲近く出てきました。

少し陰鬱なホルンとベースライン、
天から降る日差しのようなストリングス。

感情を抑えたようにノンビブラート、
でもどこか思いつめたような黒人のスキャット。
ヴォーカルに重なるフルートのコーラスと
ベースとのコントラストが美しい。

Freddie Hubbard本人によるトランペット
(フリューゲル・ホーンというらしい)のソロの途中で、
ゆったりとした曲調が突如サンバ調になる。
すごくかっこいい。こういうのは大好物(笑)
もう、何度でも頂けます。

全体に漂う、尋常じゃない美しさとグルーヴは何だろう?


こうして聴いていると、
私はアレンジを主に聴いていて
優れたアレンジの楽曲に魅力と
「好き」を感じているのだと気がつきました。


確かにアレンジで曲の善し悪しが決まる場合は多い。
もちろん例外もあるけど。主旋律がずばぬけて美しいとか
演奏力やその場の雰囲気で素晴らしいものになるとか。


極めて優れたアレンジャーは、自分ではない誰かの、
たとえば文章作品に対して魅力的な翻訳をする人、のような
存在ではないかと思うことがある。
批評性とか解釈の深さという事と繋がるんじゃないかと感じる。


曲は9分弱と長いのですが、ITunesのストアや
Amazonも探したけれど、ヴォーカルとストリングスの入った
この美しい9分ちょっとのヴァージョンが
どこにも見つからなくて一旦諦めかけたけど

どうしても忘れられなくて、
ふとTOWER RECORDを思い出して
サイトを訪れると、YouTubeでこの曲を聴いてみた時と
同じジャケットの画像があって目が行きました。


こういうタイミングの情報入手に関しては
不思議なトントン拍子状態になるのですが
(これってまさに音楽的)

曲が収録されたアルバムは
「ラブコネクション」という既に絶版になった名盤のようで
近日発売になるそう!

そのことに驚いたのも、つかの間、
発見のうれしい連鎖反応(笑)


この美しい曲のアレンジャーは
ACジョビンの楽曲の名アレンジャーとしても名高い
クラウス・オガーマンと知って、納得。


これまでに何度か触れた事があるけど
オガーマンのオーケストレーションは希有な宝石みたく

聴く度に煌くようで、何度聴いても飽きることがない。
(このアルバムのプロデュースもしていたらしい。)



LOVE CONNECTIONというこのアルバムを
私が予約したのは言うまでもないのだけど
このタイミングでこうしたことを知れたのはラッキー。

それ以上に、本当に優れて美しい音楽は
絶版になっても人の記憶に残って消える事なく

また人の手によって生まれ変わるということを
感じさせる出来事でした。


30年を隔てた今でもこんなにも胸がときめく。

こうした音楽存在は、それ同士で
時を超えて繋がり合えるのだろうし
そのことを知れて良かった。


*****

追記:オガーマンだけでなく驚異的なメンツでした。
ヴォーカルはアルジャロウで
ピアノはチック・コリアでした。
ジャズ無知の私でも、ただならぬアルバムだと
改めて知ったのでした。

<以下タワレコのレビューより>

ジャズ/フュージョン史にその名を残すスーパー・トランペッター、フレディ・ハバード79年の快作。名アレンジャーのクラウス・オガーマンがプロデュースを手がけ、チック・コリア、スタンリー・クラーク、アル・ジャロウなどといった強力メンバーたちとともに、彼のフリューゲル・ホーンをフィーチュアした、ホップでクリエイティヴでゴージャスなサウンドが展開されている。フレディとチックとの熱のこもった共演は、フュージョン・ファン必聴。DJの間で人気が高いクラブ・クラシックス「リトル・サンフラワー」も収録。1979年作品。

フレディ・ハバード(flh、tp)、クラウス・オガーマン(arr)、チック・コリア(key)、スタンリー・クラーク(b)、チェスター・トンプソン(ds)、アル・ジャロウ(vo)、チャック・ドマニコ(b)、ジョー・ファレル(sax)、ユマ・サントス(perc)、ルーベンス・バッシーニ(perc)、トム・スコット(sax)他










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ブルーなのに、する。いい予感

2008-10-20 01:26:09 | 作曲理論講義/受講録
カイロか講義か?で、大いに迷った夜。

というのも日頃の不摂生がたたってか
ひさびさの発熱や原因不明の身体の
(主に胸部と背部の)痛みを抱えていた。

そういうわけで

<心身のブルー>



よーし。こうなれば気持ちのほうで身体を治癒しようと(笑)
講義に向かった夜の備忘録です。


楽曲は

Steely Dan - Peg (HQ)(このライヴのほうがCDのより良いかも、笑)



<Pegの中のブルー>


初めて聴くPeg。(名盤Ajaすら持ってない私)
「前々回やった<Deacon Blues>と

Steely Dan- Deacon Blues



前奏部分のコードの動き方が似ている」ということから、
両者を比較しながら分析が始まる。


<青い時代に遡る>

そういえば当時の私が聴いていた音楽って
多彩的に分裂していたて、うまくまとめきれない。

生まれ育った環境も関係する。商売が家業だった私の周りには、
割と面白くて元気のいい大人たちがいた。

仲良しの年上のいとこが流行のディスコのステージに、
ヴォーカリストとして立っていた、バンドを引き連れて。

その時流行っていたのはドナ様~のホットスタッフや、
Donna Summer - Hot Stuff



いとこに教えてもらった初めてのファンク、
E W&Fの「ファンタジー」踊り方も教わった(笑)
(音だけ聴いてください)
Fantasy - Earth Wind & Fire




当時の私の年代ではリアルタイム視聴は
少なかったんじゃないかなー。

ちなみに姉が聴いていた愛しのエリーとかは
受け入れ難いものがあった(笑)
(曲に対して、というより爆発的ヒット曲を
好んで聴くという素直極まりない行為に、笑)


自身の好みで聴いていたのはロビンスコットの
m pop muzik



バグルズのラジオスターの悲劇など、

Video Killed the Radio Star
http://www.youtube.com/watch?v=XWtHEmVjVw8&feature=player_embedded

初めて聴いたときの「乾いたかんじ」は
のちの’80年代的ポップかつエレクトリックな
(のちにテクノポップと呼ばれる)音楽性の予兆だった。
ほぼ並行するようにYMOに傾倒していた。



<閑話休題>


前述のDeaconBluesとPegの2つの曲の歌詞についても比較。
まとめると、こうなる。

前者は詩的かつ奥深く哲学的。
意図的と思えるほど構造も凝っている。
曲調はさわやか。

いっぽうの(私が推す)Pegの詩は
モデルの彼女に恋するおばかな男の心情(笑)
脳天気なかんじ。

前者は思索的でどこか悲観的(文学的)、
後者は楽観的でどこか短絡的、とでもいいましょうか!

いや、そうでもないのかも、と思い始めたのは
この曲の特徴に「ブルース」と関係する部分があった。
そうともとれないことのない動きをしていて
講義はそんなブルースのことに言及される。


<ブルーと秋>

ポップスではあまり触れられないであろう
ブルースは、全てが7thコードから成り、
シンプルだけど難しい特徴がある、とのこと。
突っ込むと、果てしないくらい。。

特徴に、長調でも短調でもない、という
多調的なところもある。

「明るくもなく暗くもなく」というのは
「明るくて暗い」とか「暗いようでいて明るい」とも言える。
これって好み!(笑)

師は「サクっと聴いているものに
根源的なものがあったりする」と、喩えられた。

思い出したのはドナルドフェイゲンの名盤
ナイトフライのとある楽曲。

この曲の前奏であるピアノの出だし数秒の動きに魅了されて
当時やっていたバンドで「この曲をやりたい!」と言って
バークリーメソッドを習得していたであろうメンバーに
「無理ですよー」と失笑された記憶がある(笑)

音をとってコピーしたけど
普段自分では絶対にそのようなところに指のいかない
想像もつかない音色と動きに、四苦八苦したことを憶えている。

曲はMaxineという曲で、

Donald Fagen - Maxine


たった1、2小節のあいだに流れる異なった感情。
聴き始めは短調のようで哀しげだけど
途中、陽の射すような明るさもあって
そういえば聴くといつも秋の感じがしてた。


講義をとおして、それまでは
そこにあることを知らなかった「好き」の
何かについてを知ったようだ。

このこと自体がとても音楽的と思える講義は
不調だったけど来て良かったと思えたのでした。














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月夜の音楽的愉悦

2008-10-18 00:11:33 | 作曲理論講義/受講録
満月の晩の先日、抽選による
招待制のライヴに行ってきました。


会場が帰り道の途中である
東京湾岸埋め立てエリアだったということと
抽選に当たる気がしてしかたがなかったので
確かめるべく応募したら、ほんとうに当たった!


ラスト演奏の師のバンドを含む
4つの出演アーティストの演奏を聴いて

作曲理論を学ぶのならためにならない
ライブなどないとわかってはいるけれど
もし「席を立ってダンスをしてください」と言われれば

前半では苦痛だったかもしれない。でも
後半では席にじっと座っているのが
拷問のように感じられたライヴだった。


ドラムとコンボとボーカル、SAXが生で
DJがバックトラックを、
キュートな女性二人が振り付きヴォーカルを、
ノリのいいメンズが「イェ~イ」のような(かけ声的な)
グルーヴを醸し出してるアーティストが1番目

2番目は割愛(私的意見ごめんなさい)

3番目はDJ Sylva

Sylvaといえば倖田未来より前に
エロカッコイイと言われていたはずの
関西出身の威勢のいい女性ヴォーカリスト

DJをやってるんだ。饒舌だったイメージの彼女、
MCもなしにステージでDJ操作に余念がない。

好きな事に夢中になっている人を
ステージ上に観ている観客、という
不思議な図になっているなか

ライヴではリズム感や繋ぎのセンスが良ければ
(DJしながら唄うんだけど)良い音環境のなか、
それが生演奏でなくカット&ペースト
リミックスだとしても中途半端な生演奏を
じゅうぶん超えて身体が動くようだ。


ラストは先生のバンド。

6人編成になってからのライヴは初めて。
ジャンルはとりあえずジャズということは言えそうだけど
これまで聴いた事のない音楽とライヴになる予感がした。


ジャズは、自由なようでいて実際は
教養主義的なところがあるし形式主義的とも言える。
メソッドを知らないと(天才でもなければ)
きっとああいった演奏は出来ない。

なのに、どこか形式を逸脱していて、
脱構築とでもいうかんじもするうえ、
音楽的愉悦がたくさん。


私は曲をCDでしか聴いた事がなかった。


今日(ワンマンライヴでないとはいえ
招待客のほとんどはこのバンド目的だったよう、
受付に積まれたハガキの量でわかる)
初めてライブで聴いて何故彼らの音楽のファンが
じわじわと増えていくのか、わかった気がした。


この音楽をライヴで聴くことに、抗えない魅力がある。
場合によっては中毒性のあるような。


生で聴く、高度な技術を持った演奏者による、
コンディションの良いアコースティック楽器の演奏。
これだけでも大抵いい気持ちになれるのに
エフェクターが綺麗な音を引き延ばしたり、
ゆがめたり、遅らせたり強いグルーヴを
保ち続ける大音量のリズム隊と

冷静でスリリングかつ攻撃的なSAX、トランペットの演奏に
初めて聴く人なら「何が起こっているんだろう?」と
これまで聴いた事のあるライヴと比較するのではないか。


きっと、この演奏はどれにも当てはまらない。
1STアルバム「THE REVOLUTION WILL NOT BE COMPUTERIZED」
(コンピューターには革命は起こせない)というタイトルに
ライヴを聴いて納得した。


ステージの上の先生は、講義のときとまったく変わらず、
終止リラックスしていて状況を楽しんでいて
(衣装はクール・ストラッティンのスーツでしたが)
演奏も、とりたててがんばってるふうでもなくかっこよく

そんなはずはないのかもしれないけど
そんなふうにみえることは真実かもしれなくて


帰りの電車の中で、4つ打ちの正確なリズムの音楽が
物足りなくなって初めて、彼らの音楽を生で聴いて
改めて私はこうしたかつて聴いたのない音楽に
分節されたのだと思えた。

演奏されなかったけど
好きなINVOCATIONを聴きながら帰途に着いた。


ジャズに於ける年齢と体重とは?という
タイトルで自身の速報にライヴのことを書いておられました)









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好きはひとことで言い表せない

2008-10-15 00:09:28 | 「好き」はひとことで言い表せない
「好きな音楽は?」と改めて訊かれると、答えようがなくてもどかしい。

ジャンルで規定することも出来ないので
なかなか一言では言い表せないから。

先日の講義でそう問われたとき
ちゃんと答えられたほうがいいな、と思ったので
そのことについて考えてみよう。

そもそも、この質問の発端は、講義の時に

Steely Dan - Black Cow


を分析していて

「この曲を好きな人ってどのくらいいるのかな」と聴かれたとき
殆どの男性(菊地さんいわく
「シャツとスラックスの人たちの曲じゃん」、笑)が挙手して

幾人か居た女性の中で「あり」と挙手したのは私だけ、
「○○さん、ありなんですか?(笑) どういうところが?」
と聴かれて答えにくかったんだけど
こういうファンキーなベースラインと
リズムが好きなんですと、とりあえず答えた。

もっと言うならコーラスワーク。一体感と開放感がいい。
メロディラインと全体的な構成も嫌いじゃない。
ドナルドフェイゲンの声も嫌いじゃないし(笑)

これ普通に良い曲ですよね?
アレンジも厚みがあってかっこいいしとても音楽的。
聴いてて楽しくなる。「△」と答えた人がいることが
私には不思議なんだけど、それはやっぱり
趣味ということなのかな~

あと、彼らは相対的、もしくは批評的に聴いているからなのかな。
だとしたら私はかなり主観的、絶対的に聴いてるのかも・・・(苦笑)


で、スティーリーダン的「男の世界」(笑)とは
対照的な好きな音楽その1

Carpenters/This Masquerade


LEON RUSSELL作曲の名曲です


何故好きなのかというと、途中で半音ずつ下がり始める
コードの上のほうの(たぶん)音の動きは
たいてい(生理的にといっていいくらい)好き。

メロディーの美しさはともかく曲の構成(前後関係)とか
アレンジを聴いているということにも気がつく。
間奏のピアノの美しさや楽曲にある隙間とか。
(カレンのアルトの声のヴォーカルが好きということも大事)

いいアレンジ(がどんなのかって、これもやはり
一言では言えないけど)の楽曲は
ジャンルや新旧問わず好きになるよう。


歌であれば当然、詩の内容も関係してきますよね。
この曲の甘く切ない魅力は、そのような意味を
含んでいるからなのでしょう。

(このテーマ、漠然とつづく)


THIS MASQUERADE by CARPENTERS 対訳


こんな悲しいゲームを続けて
二人は本当に幸せなのかしら
気のきいた言葉を探しても
全然見つからない
とにかくわかっているのは
二人が仮面舞踏会で道に迷ってしまったこと

最初はあんなに親しかったから
二人とも 心が離れたことを口にするのが怖いのね
話し合おうとするけれど
いつも言葉につまって
二人はこの悲しいゲームで道に迷うばかり

何度も離れようとしたけれど
そんな気持ちも あなたの目を見るたびに消えてしまう
それに どんなに一生懸命考えても
なぜだか分からない
なぜ二人はこんな風にしかできないのかしら
仮面舞踏会で道に迷ってしまった私たち

話し合おうとするけれど
いつも言葉につまって
二人はこの悲しいゲームで道に迷うばかり

仮面舞踏会で道に迷ってしまった私たち
















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