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言葉による音楽的な日々のスケッチ

作曲講座受講日記と、言葉による音楽的日々のスケッチを記録

フルハウス

2008-12-01 23:08:37 | JAZZ
文化不毛の地と言われる北国の小さな都市では
何故かジャズが流れていた喫茶店が多くあって

ウェス・モンゴメリーのfull house



当時の流行ということもあったのかもしれないけれど
ジャズの生まれ故郷、ニューヨークを思わせる
日本にある寒い北国と、相性が良いせいもあるのかもしれない。

ティーンズにありがちなロックバンドをやっていた私が
仲間と共に練習の帰りに寄っていた何件かの喫茶店では
大きなスピーカーでジャズが流れていた。

暖炉とストーブで暖まった店内で
蒸気でぼやけた窓を横目に
覚えたばかりのコーヒーを飲みながら聴く
ジャズの流れる空気は、
大人じゃなかった私にも感じられる独特の魅力だった。

どうしても耳から離れなくて、お店のマスターに
友人と共に「この曲は何と言うのですか?」と聴いたのが
ウェスモンゴメリーのフルハウスというアルバムのタイトル曲。
三拍子で、スイングしてるジャズ。

(このアルバムも、ジャケットがかっこよかったので憶えてる)
Wes Montgomery - Windy



初めて聴いたギターのオクターブ奏法も耳心地が良かったし、
彼の演奏する楽曲はハイパーなジャズでは
ないのかもしれないけれど、ポップで魅力的だった。
20年を経た今でも全く変わらない。

43歳で急逝したウェスでしたが
そのオクターヴ奏法を受け継いだのが
ジョージ・ベンソンやとリー・リトナーら。

George Benson & Lee Ritenour - Wes Montgomery Tribute
[parts:eNozsDJkhAMmJhMjUyZjU2NGJgszSyPTNEsLs7D08qD84ry0omQmGDA2xS4P1czEhKQSAP3lEH

この動画の「フルハウス」の演奏は、
オリジナルの楽曲とちょっと違う。だいぶ遊んでいて楽しい。
これはリハーモナイズ(コードの読み替え)という
テクニックを使っていて
ベースはやっぱり半音ずつ下がっている部分がある。

そんな置き換えが、コードと共にリズムも
2回ほどあるように感じられる。

こうしたジャズの最大の魅力は
アコースティック楽器だけなのに感じるグルーヴ。

再び、メインのフレーズに戻るところで
(オリジナルではソロへの拍手が起こる)
いつも耳を奪われるんだけど

このライブ演奏ではその間だけドラムの音が消えていて
また別の魅力が生まれてる。


師匠がジャズミュージシャンなのに
このブログのカテゴリーにはJAZZがないという事に気がついたので
この投稿をカテゴリーJAZZの第一号としようと思います!

















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オリジナルと変貌

2008-11-26 00:58:34 | 「好き」はひとことで言い表せない
松っちゃんの、貴乃花親方の妙な物真似に
もうず~っとハマってます。
この週末、やっと一本見つけました。

怪しげな面影を残しつつ、オリジナルとは
まるで違う何かに変貌してる。
観るたび、私も関根さんみたく笑ってしまいます。

松ちゃんのコーナーは2分10秒くらいからです。
いきなり貴乃花がみたい方(笑)は
4分40秒あたりから、どうぞ。

貴乃花親方










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I Will Survive、Heartbreaker

2008-11-25 01:02:03 | 「好き」はひとことで言い表せない
この週末、「Heartbreaker」という曲を聴きながら
とある、少し切ない曲を思い出していました。

I Will Survive




Heartbreaker

Will.I.Am - Heartbreaker



この二つの曲、鼻歌で合わせるとわかりますが
コードもキーもほぼ同じ。

敏腕プロデューサーでもあるWill.i.amのこと、
偶然ではないんだろうと思われます。


前者は傷心なのに強がる女性の歌で、
後者は僕が悪かった、とひたすら謝る歌になっていて

一見関係なさそうな両者を結ぶ共通点に、
音楽愛を感じてぐっときちゃいます。

それが、ただの偶然だとしても(笑)

( ところで、グロリアゲイナーのPVで踊る女の子って
フラッシュダンスのジェニファーなんとかさんという
女優さんに似てません?)

I Will Survive
(参照元のブログはこちら<http://knit-rit.blogspot.com/2008/05/i-will-survive_09.html>)

はじめは恐かった。凍りついた。
あなたがいなきゃ生きていけないと思っていた。
でも毎晩毎晩、あなたが私にどんな仕打ちをしたか考えて、
私は少しずつ強くなって、どう進めばいいかわかったの。

それなのに今日、帰ってきたら部屋にあなたがいる。
どこからか戻ってきて、悲しそうな顔をして。
こんなことになるとわかっていたら鍵を替えておくんだった。
キーを置いていってもらえばよかった。

さあ帰ってよ。出ていって。あなたなんかもう歓迎してないんだから。
別れを切り出して私を苦しめた人じゃなかったの?
私が粉々になっていると思った? 臥せって死んでしまうと思った?
違うのよ。私は生きるの。愛さえ知っていれば人は生きていける。
私には私の人生があるし、愛も持っている。だから一人でやっていくの。

駄目にならないように力をふりしぼらなきゃならなかった。
ぼろぼろの心をつなぎ合わせようと必死だった。
夜がくるたびに自分を哀れんで泣いた。
でも今はまっすぐ顔を上げている。だから別人に見えるでしょう。
もうあなたに恋して鎖に繋がれていたときみたいな子供じゃない。
あなたは私が待っていると思って寄ったわけ。
でも私の愛は私を愛してくれる人にとっておくんだから。

だから帰ってよ。出ていって。









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ヒップでホップな黒い音楽のこと

2008-11-20 00:36:54 | 「好き」はひとことで言い表せない
ちょっとコミカルでチャーミングな
will.i.amが作る音楽のことを書きます。

will.i.amといえば、数年前、セルメンこと
ラテンの大御所、セルジオメンデスにラブコールを送って
晴れてコラボレーションしたアルバム「Timeless」は有名ですよね。


普通なら、あり得ないようなジャンル(HIPHOP&LATIN)や
アーティストの組み合わせで、一歩間違えると
邪道になりかねないものをマリアージュさせる手腕から、
インテリなイメージがあります。

たとえばこのジョビンのカヴァー、ピアノは
セルジオメンデス。タイトルを「Sexy」としたところで
あり!!!(笑)

Black Eyed Peas - Sexy




ヒップでホップという文字通り、
軽々しく始まる雰囲気の曲の中に
三回ほど、明らかにその様相が変わる部分があります。
(確信犯的で恣意的なところにシビれちゃう)たとえば、
この曲(何故か埋め込み出来なかったのでリンクにします)
will.i.am - I Got It From My Mama




たとえば、その2。
始まりのストリングスのオーケストレーションがすごく美しい
(これは引用?それともオリジナルなのでしょうか)
BEP - Don't Lie





PVも細かく丁寧に作られていてとても楽しくなる皆が大好き!
「Mas Que Nada」!!

ああ、このPVの中に入りたい!(笑)
寿命が10年くらい伸びそう。
セルメンの楽しそうなかんじもキュート。

Black eyed peasのCD「Timeless」のレビューにあった
セルメンとウィルの愛のある(笑)やりとりを思い出します。

ウィル氏は、絵心のある絵画のように、
音楽を深くわかっている人、と感じます。

そういう意味では、クインシー・ジョーンズと
つい重ねてしまうんですよね。というのも、

ぼ~っと映画を観ていて
たとえばそれがウィズや、ホットロック
流れている音楽、それがどんなに
短いフレーズでも、耳が行くので

どうしても気になって、
この音楽担当は誰だろうと調べると
たいていクインシージョーンズなんです。










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「好き」の差異と愉悦

2008-11-14 00:01:01 | 「好き」はひとことで言い表せない
ここ数日、曇天で寒かったせいか
あまりポップな曲を聴いていなかったのですが
(何故、こんなに天候に左右されるんだろう?)


で、久々に晴れた今日の終わりにぴったりだったのは、
Georgie Porgieです(コアに人気のある曲みたいです)
「Georgie Porgie」とはTOTOの曲(トイレじゃないです)

このタイトルはマザーグースと関係があるようなので後述します。
(サビの部分はその詩を使ってます)


相変わらず「好き」について、ひとことでは
言い表せないのですが、覚えの悪い私でも
こうした備忘を続けていれば

多岐に渡って私の中で分裂気味の「好き」の幾つか
(もしくはたった一つ)の特色とか、傾向について
わかるのではないかと思えるので
それまではちょっと続けてみようと思います。


この曲を知ったのは、今からおよそ10数年前のこと。
当時は、派手でもなくシンプルなこの曲に
へぇ~そうなんだ、というかんじだった。


バンドをしていたころ、頭脳明晰な当時のギタリスト君に
(日本一ハードコアな音楽理論を生み出した
濱瀬元彦氏によるスタジオラングを紹介してくれた)←数十年経ったのに
未だ行っていませんが、

この曲をやりたい。オリジナルのバックトラックを作ったから
ヴォーカルを載せて欲しいんだけど、と頼まれて
戦々恐々、初めてスタジオでヴォーカルの録音をしたときに遡ります。


あの頃は、今とは全然違う生活と、私。
だったようでいて実際の私は、さほど変わっていない
ということを考えながら聴いていました。
繰り返し何度も。


TOTOとソウルディスコヴォーカルの女王
シェリル・リンをフィーチャーしたGeorgie Porgieの
三者のアーティストによる差異を楽しんでいました。


1つめ:オリジナル

Toto featuring Cheryl Lynn - Georgie Porgie



2つめ:椎名林檎による完コピカヴァーが潔くて粋。
(林檎ちゃんは中盤から主にシェリル・リンの役割です)

Georgy Porgy ~邪(椎名林檎)cover~



3つめ:言わずと知れたアシッドジャズの帝王!
泣く子も黙る(笑)インコグニートによるカヴァー。
ゴーヂャスなアレンジが楽しい。

Georgie Porgie by Incognito



Georgie Porgie:邦訳

ジョージー・ポーギー プリンにパイ
女の子にキスしたら泣かれちゃった
男の子たちがやってきたら
ジョージー・ポーギー 逃げちゃった

Georgie Porgie - Mother Goose Nursery Rhymes

Georgie Porgie, puddin' and pie,
Kissed the girls and made them cry.
When the boys came out to play,
Georgie Porgie ran away.










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