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言葉による音楽的な日々のスケッチ

作曲講座受講日記と、言葉による音楽的日々のスケッチを記録

追記<High heelsのこと>

2010-03-01 00:40:54 | 作曲理論講義/受講録
前回書いた備忘録ですが、坂本龍一氏による
アルモドバル監督の映画のサウンドトラック、
Hiheelsについて、こちらのほうが先だろうと
書いていたのですが、

氏のアルバム、ハートビートに入っている「song line」のほうが
先だったのかもしれません、スコアには'91とあり、
サントラは'92とあったのと、

同じく過去に聴いていて好きだった美貌の蒼空ですが、
未だ記憶に新しい「バベル」で使われていたんですよね。

BIbo no Aozora - BABEL




過去の楽曲を、それよりあとの映画の
サントラに使うのって全然、ありだけど
何となく不思議にひっかかって、
今はまだわからないけど、このことが興味深いので
美貌します、じゃなくて、備忘します(笑)















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繋ぎ目、 夢、ハイヒール、サントラとユング、温故知新

2010-02-19 01:16:25 | 作曲/編曲
妄想のなかのピアノの師匠が私には二人居ます。

うち、一人はグレングールドで、

(演奏は2:29くらいのところから)
Glenn Gould Moments- P.03 Gould plays the Art of the Fugue



(現実のピアノの師匠もお二人実在(笑)しています。
現在、諸事情にてレッスンを中断して数年経ちますが
再開したいという気持ちがここのところ、強くなっています)

グールドは、あまりに愛するが故、とうとう夢に出て来て、
一度だけ私にピアノを教えてくれました(笑)今も忘れられない
とても幸せなひとときでした。でも、彼のレッスンは
何一つ具体的なことは教えてはくれず、
ただ、私の演奏を聴いてにこにこと笑っていただけでした(泣)

坂本龍一氏は、何度も書いたけど、編曲について
それと。ピアノを弾くということにかんして、
クラシカルとデジタルについて、など

(のちに、彼がグールドのフーガの技法ばかり最近聴いていると
ご本人のサイトで知って、両者が繋がって個人的に(笑)
意外なようで意外じゃなかったので驚いたものです、驚きのあまり、
坂本氏に生まれて初めてファンメールをしてしまったほど、、)

ヒヨコが初めてみたものに感動して、よちよち
着いて行くようなかんじで、レコードジャケットをみて
彼に一目惚れ的に恋をしたりもしました、
ほとんどまだ子供のような頃に(苦笑)

その人が手がけた音楽にも、彼が触れていた
思想、哲学、詩的、、つまり文学的な方面のことなどにも
たぶんに影響を受けました。
(いわゆる、刷り込みってやつでしょうか)

現在、一番受講機会の多い音楽の学習は
菊地成孔氏による講義なので、そういう意味では
菊地さんが最も身近な現在的、音楽の師匠と言えるのかもしれません。
(実際的には未だ、ちっとも身近じゃない方ですけど、笑)

で、師匠の著書、ユングのサウンドトラックを読んで
改めて知ったのが、坂本龍一が手がけた
ペドロ・アルモドバルの映画のサントラです。
(映画は未見、主演の女優さんは大好きな
「アタメ!」(邦題:私を縛って!、笑)の主演の人です)

たまたま、今仕事をしているところが
東京のカルチェラタンと言われているところ。
学びの場である事と共に

温故知新的に文化が融合するように
中古品販売の文化が定着していて、
医療関係とか、
いっぽうではロックギターとか

ヴァイオリンの名器なども扱う楽器店も多い
文化度の高い魅力的な地域なのですが、

こうした場との出逢いのタイミングもあって、
ふらりと店を訪れると、たいてい触手が伸びる中古品に
出逢う機会があることはラッキーだと思えます。

もちろん幾つかのサントラや、
DVDをかなりお得に入手していました。
(中古販売文化ってきっと、絶対に廃れない文化ですね)

そんな中で、師匠の著書で紹介があった
このアルバムを聴いていました。

Ryuichi Sakamoto - High Heels (Live '97)


そもそも、坂本龍一の「ハートビート」
というアルバムに入っていたsong lineという曲で知っていて
(たぶん、High Heelsのほうがオリジナルだと思われます)

このメロディーラインが好きで、自分でもよくピアノで
弾いてました。ある「繋ぎ目」とも言える部分に
いつも強い魅力を感じるのです、

ご紹介した動画でいうと、43秒あたりで事件が(笑)起きて
それはいったん49~50秒ほどのところで鎮火するように思え、
2,3秒ほど躊躇してるみたいにしたあと
ものすごく美しいところに向かっているような気がします。
(ちょっと、ズルいと思えるくらい、笑)

これを書きながら、妄想上の師匠と現実の師匠の
お三方とのあいだに何らかのシンクロニシティ(笑)を
感じてしまえるのも、ユング的だったり、
妄想という行為の醍醐味(笑)なのかもしれません!

















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Alexander Mcqueenのメタモルフォーゼ、Ornette Coleman - Peace

2010-02-16 00:42:22 | 今日の新たな一曲
Ornette Coleman - Peace - http://www.Chaylz.com


Alexander Mcqueenの訃報を踏まえ、追悼している
ある方のブログを読んでいたとき
ちょうどラジオから流れた曲です。

オーネットコールマンは名前だけ知っていて、
ちゃんと聴いた事はありませんでした。

決して明るくないけれど、完全に暗いとも言い切れない
不思議な浮遊感に満ちていて妙に心地よくて、
何度も聴きたくなりました。


かつて「ファッション通信」がテレビ東京で放送されていたとき
好きで毎週欠かさず観ていました、

故人のデビューのショーもその時に観て、凄い、かっこいい!
この人のことを憶えておこう、と思ったのと同時に
彼のルックスには(当時の彼は肥満で、カッコよさとは
かけ離れていたので)忘れ難い特異な魅力がありました、

というのも、10代の頃していたバンドでベーシストだった
Sくん(巨体でした)に似ていたので
(彼は、ロシア人とのクオーターで外人っぽく、
彼のお母さんは当時流行っていたNENAにクリソツだったのでした)
ことさらに親和性があったのかもしれません。

99 red ballons - Nena




何度かファッション通信を観ているうち、故人は突然痩せて、
すっかりハンサムになって
そうしたメタモルフォーゼっぷりにもほれぼれしたものです。

追悼ブログに書かれていたニルバイマウスは知らなかったのですが、
(ゲイリーオールドマンはとても好きな俳優さんなので)
機会があったら、ぜひ観てみようと思います。

アレキサンダーマックイーン氏のご冥福を、お祈りします。




























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幻惑

2010-01-25 00:57:58 | 遠い記憶を辿る
幻惑


All the things you are:CLOSE TO JAZZ@代官山の課外授業

2010-01-18 00:35:13 | JAZZ
<追記>

今年、最初の講義を受けて

去年の12月の或る日のことを振り返ります。


今年最初の講義は、この曲に関係ありました。
(苦手だったゲンズブールがこんな魅力的な
ピアノ演奏をしていたのを知りませんでした、
彼がピアノを弾くことを知らなかった。
検索して最初に出て来た動画でしたが、ピアノが入るしょっぱなで
もう存分に魅力的、、破格的なのに牽引力も感じられる)


後述のライヴで坪口さんのバンドでも
リハーモナイズされたものが演奏されました。
(記憶が曖昧だけど、そのまま
ラストタンゴ・イン・パリに繋がったような気がします)

Gainsbourg - All the things you are


<追記>
彼もこれを歌っていたなんて。。。

最初のフレーズが転調して下がるフレーズ二度目のヴォーカルが、
(たぶんこれもマイケルだと思うのだけど)
急に大人っぽくてドキっとするくらいの魅力。

この曲を知ったことで、彼らのこうした演奏を知れて
ほんと良かった


Michael Jackson all the things you are


そんなこんなで同じ曲のジャズとポップスということで
別の解釈の2曲ですが(ジャズとポップス両方に
それぞれ別の、もしくは近しいような魅力を感じる
私の心理状態を著すかのようですが、笑)

私の専攻クラスはポップスだけど、
この備忘録のカテゴリーが「JAZZ」なのは
それしか思い当たらなかったから。

今日は、ペン大初の課外授業(?)と言うべきか
屋外授業と言うべきか
いつもの講義とはひと味もふた味も違う
JAZZYで夜っぽい課外講義になりました。

前回の講義に出たとき
今日行われていたはずの講義を休講する旨を
伝えられたことがはじまりでした、
菊地さんは「ある意味、それも講義」と言ったのでした。

幾つかの暗号的(笑)キーワードが出て
鈍感なところのある私でも
もしかして、、、?とちょっと思った。



帰り際、M君が「ないと、思いますよ」(笑)と言ってたのと同様、私も
「まさかな~」と思いつつ
人生、何が起こるかわからないのと同じような(笑)
ペン大的講義の、

初の課外的授業に足を運んだ、代官山のライブハウスに
3つのバンドが出演し、

いずれもジャズなのだろうという事、

うち2つはダブセクステットのトランペットの類家さん、
ピアノの坪口さんのバンドだということ、

そしてお誘いを受けた同級生(?)のM君のバンドも出る、
ということ以外は全て未知だった。

ライブハウスも(たまに横目にしていたけれど)
3つのバンドのライブ自体も初めてなので
一人で訪れることにした。

既に熱気で会場はムンムンしてた、一人だと気圧されるくらい。
来ているかなと思っていた級友(?笑)は来てなかった。

以前の講義のとき確認したらよかった、と
余計なことを考えているうちライヴが幕開けした。

モスコミュールを注文する

一つ目のバンド

Informel 8

優秀なM君が作曲やアレンジで仕切るバンドらしく
知的で美的、かつ巧みな音楽だった。

2曲目が終わったところだったろうか、
ステージ後ろに観た事のある姿形を観た、
あれは我らが教師、菊地さん!
微笑しながらステージを観ていた。ああ、
やはり来ていらしたんだ、生徒のここ一番の
舞台を見守っているんだな、と当然のように思えた。

右端のマイクスタンドに登場した
講義のときと変わらないM君の流暢かつ闊達な
MCっぷりに頬が緩む、このバンド名の名付け親は
菊地さんだとM君が言った。

観た所7人しか居ない8の数字のついたこのバンド、
客席から左端の空席のマイクに立ったメンバーは、
彼らの名付け親で師匠である菊地さんでした、なんと粋な計らい


二番目のバンド(二杯目ジントニック)

類家さんのバンド(この方は男性ながらに綺麗、、というか
何故か可憐なかんじすら漂う麗人)で

自身のバンドとなると、いつか観たダブセクステッドでの演奏と
また違う自由さと激しさを感じると同時に
彼が何故こんな風な演奏をするのかと考えながら聴いていた。
漠然と、それがJAZZなのかなとも。


だんだんと心身があったまって来たので(笑)
その心地をキープしようと赤ワインを頼んだ。

ラストのバンドはピアニストの坪口さんのバンド
「坪口昌恭カルテット」でした。

すぐに、今日ここに来たことと、
片手にワインがあったことを(笑)
ほんとに良かったと思うような、トリの演奏だった。

坪口さんが奏でるいちいちのフレーズが
とてもロマンティックだったことに驚いた。

演奏の始まりは、ループ(ディレイ?)マシンのようなデジタルな仕掛けが
アコースティックのピアノに施されていて、
デジタルなのにアコースティックなロマンティックさに引き込まれた。

考えてみたら、(私自身もピアノを弾くのに)
ピアニストでもある坪口さんのことを全然知らなかった。

ダブセクステッドでとても好きな楽曲、
Invocation(のことを以前書いたことがあるけれど)での
坪口さんの演奏は、不協和、、というか
多律動(?)的、もしくはカオス的とも言えるものを
しっかりと統合しているように聴こえた事を思い出した。

先の二つのバンドは変拍子や、リズムをとるのに
スリルを感じて、ドキドキするようなところがあったけれど、

坪口さんのカルテットにはそんなに無かった、
その代わりに
ボサノバやサンバ的なリズムやウェスモンゴメリや、

たとえばTenorio Jrとか

Tenorio Jr. - Fim de Semana em Eldorado


ずいぶん前に聴いたMandrakesom(マンドレイクソン)など、
(ホーンセクションがなかったので見当違いかもしれないが)

Mandrake (Mandrakesom) - Soul samba



踊らずにはいられないラテンの魅力と
限りなくロマンティックなビルエヴァンスなどが彷彿とされられ、

JAZZ初心者の私にはこうした JAZZYな愉悦が
楽しくて優しくてドキドキされられました。

初の課外授業は、このライブを知り、
今日来る事が出来て良かったと思うものとなりました。
























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