laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

わっぜ好いっちょ、かごンま

2018-02-02 | voyage

主目的は博多座?いやどっちが主目的かというとこっちかも。鹿児島、三度目なのですが行けば行くほど好きになる。

国内の街で、松江と鹿児島はなんだか好きです。京都は別格として変に気取ってる金澤なんかよりずっと好きかもw

あと、薩摩弁が好き。日本語離れしたアクセントがたまらん。津軽弁がフランス語に似てるとよく言われますが、個人的には薩摩弁も似てるんじゃないかと。人生最後の言語習得は薩摩弁にしたいくらい。問題は薩摩弁教室がどこにもないことw

某大河に影響を受けたわけではないのですが、結果的に某大河の影響であちこち整備されてて、以前よりいろいろ便利になっていた。まだ1ヶ月しか経ってないせいか、整備されきってない混乱も見られたりしたのですが。

人が親切。歴史がちゃんとある。いい意味で昭和が残ってる。松江と鹿児島の共通点かな。

某大河で斉彬公のパレードwロケに使われた知覧の武家屋敷通り。

知覧では特攻隊の平和会館も見たのですが、澄み切った精神の妙な明るさを漂わせた遺書たちに胸が詰まりました。寺子屋の小太郎の死を考えたときと同じに「人の人生の幸福ってなんなんだろう」と考えさせられました。特攻隊が正しいとか正しくないとか関係なく、彼らが納得して死んでいったのならいいなあと思いました。

そして何事もなかったように(深刻なことはすぐ忘れる)知覧茶を使ったシュークリームセット。知覧茶はよく知っていましたが、知覧紅茶も名物なのですね。シュークリームも美味しくて、紅茶も薫り高く、なんとセットで500円だよ!お江戸じゃドリンクだけでも500円じゃなかなか飲めないよねぇ。グルメ系は扱わない方針の当ブログですが、たまーに安くて感動すると載せたりする。希有な例です。このカフェ、広々としていて、川も臨めてゆったりくつろげました。

午後から出かけて半日のみの知覧滞在だったのですが朝から丸一日は欲しかったなあ。

 

そして鹿児島。桜島を眺めて温泉につかったり。仙厳園で島津藩をしのんだり、天文館でラーメン食べたり。さっきも書いたけどとにかく人が優しい。そしてたしかに東京なんかと比べると「いなか」ではあるのだけれど、そこここに文化の香りがするのは、やっぱり歴史のバックボーンがあるからかなあ。誇りといってもいいか。

パリにセーヌがあるように、かごんま(薩摩弁だとこう聞こえます)には桜島があります。薩摩人でもないのに、再会したとき懐かしくて涙が出そうになった。私前世は篤姫だったのかしら(いいように言い過ぎw)。