laisser faire,laisser passer

人生は壮大なヒマつぶし。
楽しく気楽につぶして生きてます。

恐るべきゲイ達者集団

2007-05-11 | spectacles

前日にいきなりタダ券あるけど?っていわれて二つ返事で出かける、暇でまめな、席の穴埋め重宝要員、lavieです。

今日もまた、せっせと五反田まで穴埋めに出かけてきました。

THE CONBOYって、10年か20年前(アバウトすぎにもほどがある)、ショーパブ出身のエンターテイナーが集まって超人気でしたよね。今村ねずみという名前だけは聞いたことがありました。

事前情報はそれだけ。なーーーんも知らずに観てきました。
今もなーーーんも知らないまま。

で、感想だけ書きます。

前半の妙に実存主義的な芝居はつまらなかった。
たぶん野田あたりの影響が濃いと思うんだけど今村さん同世代?芝居のなかで1958年生まれって言ってたからたぶん同世代だよね。
台詞の洪水、青臭い問答、舞台装置までどこか野田ちっく。
後半、ショー形式でそれぞれが詩を朗読するあたりから俄然面白くなってきた。面白いというか、凄いのね。この人たちの芸達者ぶりは。

楽器も弾けば、歌も歌い、もちろんダンスは一流、クラシックバレエからタップ、果ては和太鼓まで全部、それなりにこなしてしまう。今回はやらなかったけど、きっと日舞もやれといわれれば出来るに違いない。
まあそれぞれが超一流まではいってないので、なんつか、エンターテイナー界の十種競技を見ているような、そんな感じでしょうか。

でも十分にすばらしい水準の芸でした。
CONBOY初心者のあたし的には、へんな小難しい芝居なんてやらないで、もっとストレートに踊りや歌やタップをたくさん見せて欲しかった。
そういうことはこの10年か20年ずっとやりつくしてきてるんだろうとは想像はつきますが。そしてまた今村さんが48ってことはメンバーもほとんど40以上なんだろうから、ずっと踊りや歌じゃ大変だろうってことも分かりますが。

でもあたしみたいにはじめてただで見て、それなりに感心する客が、今度は金出してみよう、と思うためにはもっともっと凄い芸をたくさん見せて欲しかったのでした。

結論としてはただで見たら大満足だったけど、
次、金払っていくか、と聞かれたら微妙・・・だなあ。