SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

イギリスのキャラ掃除機

2014年01月26日 | 【イギリス生活】
Manningtreeに住んでいたとき、中のものを自由に使っていいよと言われた物置に掃除機が入っていました。
その掃除機を初めて見て衝撃を受けたのを覚えています。

どんなものだったか、言葉で説明するより、写真を見ていただいた方がいいでしょう。


掃除機に顔がついている・・・!!

ただし、これはManningtreeの家で撮った写真ではありません。
SakuraとRenが現在住んでいる部屋の中で撮った写真です。
「こんな斬新なデザインの掃除機、どこで買って来たんだろう」って思っていたら、大学の寮にもそのフロアの人たちの共有物として置いてあったんです。

まさかまったく同じ掃除機に出会うとは思っていませんでした。
もしかしたらこの掃除機、「イギリスでよくある」タイプのものなのかもしれません。

ちなみに性能ですが、重たくて音は大きくて、でもパワフルです。
かわいい顔をしていながら、そういうところはやっぱり海外の掃除機ですね。


(投稿者:Ren)

イギリスでIELTSを受験してみる

2014年01月24日 | 【イギリス生活】学生生活
実は冬休みの終わりにIELTSを受けていました。
イギリスでIELTSを受験する人はそんなにいないと思うので、どんな感じだったか、日本で受験するときとの違いをレポートしておきたいと思います。

Renは日本にいたときはくにたち人でしたから、IELTSは東京で受験しました。
そのときの手続きは、
(一)事務局にネットで申し込みをする(受験会場がどこになるかは受験票が届くまで分からない)
(二)急いで(早く送らないと申し込みが無効になったはず)パスポートのコピーとパスポートサイズの写真を郵送する
(三)当日、事務局から届く受験票を持って会場に行く
というようなものだったと思うのですが、イギリスにおける手続きはもっと簡単なものでした。

どういう感じだったかというと、
(1)事務局にネットで申し込みをする(いくつも会場があるので、自分で好きなところを選ぶ)
(2)事務局にパスポートとパスポートサイズの写真をスキャンしてメールで送付する(受験までに間に合えばOK)
(3)当日、受験会場に行く
やっぱり受験者が多いから(IELTSの本場だし)なのでしょうか、随分と手続きが簡略化されています。

手続きが簡単なだけではありません。
日本だと、会場に持って行けるのは「鉛筆」と「透明なペットボトルに入った水」のみだったように記憶しているのですが、
イギリスだと、「筆記用具(鉛筆など)」と「透明なペットボトルに入った飲み物」です。
つまり、シャープペンシルを使用可能だし、(Writingセクションだけですが、)ペンの使用もOKです。
そして、飲み物も水だけでなく、ジュースやコカ・コーラを持ち込んでいる人もいました。

何よりも筆記用具でシャープペンシルを使っても良いところがすごく嬉しかったです。
鉛筆で書いているとすぐに先が丸くなってしまって鉛筆を削る時間を取られてしまうし、鉛筆は普段筆記用具として使っていないので書きづらい。
なぜ日本で受験するときはシャープペンシルを使ってはいけないのでしょうか。不思議です。

他の違いは、会場が小さかったこととSpeakingがその日のうちにあったこと。
東京だと大きな大学を貸切で使用して、結構大規模に行われていたように思いますが、Renがこちらで受けたときはacademic moduleを受験していたのはおよそ15人でした。
こじんまりとした会場で緊張感もそんなになく、またListeningもよく聞こえて(うるさかったくらい)とても良かったです。

Speakingテストがその日のうちにあることは、週末の2日間をどちらも明けておかなくてもよくなるという意味で大変素晴らしいことだと思いました。
これも是非、日本のIELTSでも取り入れていただきたいものです。

余談ですが、Speakingの試験官のメンバーの一人に、僕が通っている大学で留学生向けにIELTS対策講座を開講している先生がいました。(Speakingのときは、試験官の人が待合室に受験生を迎えに来るんです。これは日本でもイギリスでも同じ形式。)
・・・採点基準とかいろいろ裏話を知っていそうなのですが、そういう人が教えてもいいのでしょうか。。

総じて、日本で受験するよりもイギリスで受験する方が、手続的にも精神的にも非常に楽でした。


さて、肝心の結果ですが、、、
日本にいたときよりも点数が上がっていました!!!

ふう。
点数が上がらなかったり下がったりしたら「もうイギリスに半年もいるのに何やってるの?」って思われそうなので、心配していました。
ちゃんと点数が上がったのでこうやってブログに書けます。

ListeningとWritingの点数が上がったのは、やっぱり英語で授業を受けて、英語でエッセイをいくつも提出しているおかげでしょうか。
別にイギリスには英語を勉強しにきたわけではないとはいえ、英語が上達していそうなことを裏付ける結果が出ると嬉しいものですね。
Speakingをもうちょっと上げたいのだけれど、そのためにはやっぱり日常的に英語で話していないとダメそうですね。(いつも家にこもって論文や本を読んでいるので、一日のほとんどの会話はSakuraと話す日本語です。)

点数が上がるのは嬉しいので、もうちょっとイギリスで過ごして英語がもっと上達した頃に、また受験してみようかな。
受験して点数が上がったら、またこうやって「自慢」しようと思います。(いつまで経っても「自慢」が来ない場合は、上がっていないんだと思っていただければと思います。)


(投稿者:Ren)

James S. Fishkin, Justice, Equal Opportunity, and the Family (Yale University Press, 1983)

2014年01月22日 | 
ずっと旅行記を書いていたせいで「SakuraとRenは毎日遊びまわっているのか」などと思われると心外なので(笑)、急いで更新します。
SakuraもRenももうすでに新学期も始まって毎日忙しくしている(Renは来週プレゼンしなくちゃいけないので大変です。)し、冬休み中だって(エッセイを書かないといけなかったので)残念ながらちゃんと勉強していました。

ということで、この間にいくつか読んだ本から、今日はJames S. Fishkin, Justice, Equal Opportunity, and the Family (Yale University Press, 1983)をご紹介したいと思います。
Fishkinさんは日本ではdelilberative democracy関連で有名な方だと思う(というか、Renはこの関連でしか名前を聞いたことがありませんでした。)のですが、この本は、彼がdeliberative democracyに本腰を入れ始める前のものです。


本書のテーマは「機会の平等」と「自由」の対立です。
機会の平等はリベラリズムにおける中心的理論で、そこでは「不平等は機会の平等が確保されているときにのみ許容される」というように言われます。
たとえば、Rawlsさんの正義の二原理は、

1 平等な基本的自由がすべての人に最大限に保障されるべき
2 社会経済的不平等をもたらす制度は以下の2つが成り立つときにのみ許容される
 (a)その制度は最も恵まれない人たちが最も便益を得られるように作られていること
 (b)公正な機会の平等が確保されていること

というような定式がなされていて(Rawls, 1999:266)、機会の平等が確保されること(b)が社会経済的不平等をもたらす制度を許容する一つの条件になっています。(Adam Swiftさんもこの前取り上げた本で嘆いている("It is mysterious why --and rather irritating that -- Rawls lists these two principles in reverse order." (Swift, 2013:26))のですが、信じられないことにRawlsさんは(b)を(a)よりも優先すべきと言っています。だったら順番を入れ替えて書けば良いのに。)

それでは、機会の平等は具体的には何を要請するのか。
Fishkinさんによれば、これは2つの原理から成り立っています。
一つ目は、能力主義(the principle of merit)、
二つ目は、平等な人生の可能性(equality of life chances)です(p.4)。

一つ目の「能力主義」は、就職や大学の入学試験等において、その資格が公正な手続きの評価によって決定されることを要請します(pp.19-22)。
そこにおいては過去または現在においてなされた現実の行動が基準とされるべきで、たとえば、統計的にこれこれのバックグラウンドを持っている人はこれこれの能力を有している可能性が高いからその人を採用する、などといった推測は能力ではなくその人の帰属するものによってその人を判断しているので不公正な差別だということになります。

しかし、公正な手続きによって評価されるからといって、スタートラインに差がある場合はその結果を公正だと評価することはできません。
Fishkinさんは、Bernard Williamsさんの提示した以下のような例を紹介します。

支配層が世襲の軍人(warrior)階級で占められている社会があったとする。何世代か後に大きな改革が行われて、軍人になるためになんらかの競争を経なければならなくなった。これは公正な機会の平等の実現につながるだろうか。(pp.30-31)


いや、ならない、とWilliamsさんは言います。
なぜなら、軍人の子供たちは他の階級の子供たちと比べてより教育をされているから、競争を経るようになったとしてもなお軍人の子供たちが軍人階級のほとんどを占めることになろうから。

ここで重要なのは、競争の結果をその人のバックグラウンドを参照することによってかなり推測できてしまうことです。
これでは公正だとはとても言えないので、二つ目の原理が必要になります。
すなわち、「平等な人生の可能性」の原理は、子供たちの将来の地位は彼らの恣意的な生まれ持った環境によって大きく規定されてはならないことを要請します(p.32)。
この原理によって、人種や性別や親の職業によって将来その子供がどういう社会経済的地位に就くかを推測できてしまうような社会制度が否定されることになります。

ところが、いま述べた二つの原理を実現しようとすると、ある一つのリベラリズムにとって重要な価値が毀損されてしまいます。
その価値とは、「家族の自律」(autonomy of the faimily)です。
家族の自律は、その家庭において子供たちをどう育てるかはその家族の自由であって、外部から何らかの強制的な介入を拒否します(介入をなければ子供たちの身体的・精神的健康や必要最小限の知識の習得が阻害される場合は例外的に許される)(pp.35-36)。

この原理は、「プライベートな領域の自由」というリベラリズムの重要な価値の一部を構成しています。
この重要な価値を有する家族の自律は、しかし、機会の平等の2つの原理を同時に満たすことができません。
(1)能力主義、(2)平等な人生の可能性、(3)家族の自律、のうち2つを達成するためには1つを犠牲にしなければならない状況になっており、これをFishkinさんは「トリレンマ」(trilemma)と表現しています。

たとえば、(1)能力主義と(3)家族の自律を達成しようとしたとすると、それは先の軍人の例と同様な事態を招いて、(2)平等な人生の可能性を達成できない。
(1)能力主義と(2)平等な人生の可能性を達成しようとすれば、(3)家族の自律に介入して、家族を解体して国家が平等に育てるとか、そこまでラディカルでなくてもどの教育機関を選ぶかの自由をなくす必要がある(みんな同じ教育だったら同じようなアウトカムが得られるだろう。ただし、Fishkinさんは子供の育ちにおいて学校教育よりも家庭環境のほうが重要であろうと考えています。社会的なマナーだったり、実力者とのコネだったり、親がロールモデルになったり(pp.68-72)。)。
そして、(2)平等な人生の可能性と(3)家族の自律を達成するためには、たとえばFishkinさんがpreferential treatmentと呼ぶ、社会的に不利な立場に育った人たちへの有利な取り扱い(人種のみに着目するaffirmative actionよりも幅広いもの。)が必要になる((1)が阻害される。)(pp.82-)。

それでは、どうしたらいいのか。
実は、ここでFishkinさんの考察は終わっています。
本書において彼は「こうすべき」という案を実質的に提示していません。

これら3つの価値は同等に重要なものなのか、それとも重要性に差はあるのか。
3つのうち、たとえばすべてか2つをちょっとずつ犠牲にすることは大きな問題を生じさせるのか。
トリレンマに直面した政府が行っている様々な政策を、我々はどのように評価すればよいのか。

いろいろ考えるべき論点があるように思いますが、これは本書の読者の課題なのかもしれません。


(投稿者/Ren)

ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ⑨言語・トイレ・その他

2014年01月20日 | 【イギリス生活】旅行
そろそろベルギー旅行記も長くなってきたので、ここらへんで一旦終わりにしておきたいと思います。
その前に、これまで書かなかったけれど情報として残しておいても良いかなと思うことを何点かだけ。


<言語>
ベルギーは独立時の複雑な事情とその後の「言語紛争」により、北部のオランダ語地域と南部のフランス語地域、ドイツと国境を接する地域のドイツ語地域に公用語が分かれています。
今回僕たちが行ったブリュッセルは地理的にはオランダ語地域の中にあるのですが、特例としてオランダ語とフランス語の両語が公用語とされています。(言語問題の歴史的な経緯、戦後の展開のまとまった記述につき、松尾秀哉『ベルギー分裂危機:その政治的起源』(明石書店、2010年)参照。ちなみに本書はSakuraとRenの今回の旅行における予習文献。)
そのため、街のあちらこちらにオランダ語とフランス語が併記されています。
駅の名前も、通りの名前も、レストランのメニューも、なにもかもがオランダ語&フランス語です。

ただ、どうやらブリュッセルが地理的にはオランダ語地域の中にありながらフランス語も公用語として認められるにいたった背景には、ベルギーの首都であるために多くの住民がフランス語を使用していた(松尾,2010:92)ということがあるようで、そのためか多くの店(レストランやカフェ、スーパーなど)ではまずフランス語で話しかけてくる方がほとんどでした。
カフェやスーパーでは、だいたいまず「Bonjour」と挨拶されて、僕たちがフランス語が分からない人なんだと認識してはじめて「English?」と聞いてきます。

でも、英語が上手な人はあんまりいなくて、結構コミュニケーションが大変なこともありました。
あるカフェで「... and orange juice, please」と言っても分かってくれなくて、しばらくして「Ah, オらンジュ」って言われたときは、悲しくなりました(笑)
ブリュッセルに行くときはフランス語を少し勉強してからのほうがいいのかもしれません。(地元の人が利用するような店に入るのであれば。)

ちなみにRenがこの旅行中に試みたフランス語会話は、Le Pain Quotidienでの下記です。

Ren「Bonjour.」
店員さん「Bonjour.」
Ren「Deux croissant et deux... this, s'il vous plait.」
店員さん「(苦笑). OKay, that's ○○ euros, please.」

・・・「これ」という単語が分からず撃沈でした。。
でも、フランス語を話そうと努力している姿勢を見せたら、すごく店員さんが喜んでくれました。
やっぱり日本で外国の方がカタコトでも日本語を話してくれると嬉しいのと同じように、ちょっとでも自分の言葉を話されると喜ばれますね。(と解釈します。)
次に外国に行く機会があったら、その国の簡単な言葉をいくつか覚えてから行こうと思います。


<トイレ事情>
ガイドブックにも書いてあることですが、街中のトイレは駅構内のそれも含めて全部有料(0.50ユーロ)です。
トイレの入り口に係りの人が立っているので、その人にお金を渡さないと使えない仕組みになっています。
さすがにレストランやカフェのトイレは無料で使えたのですが、よくランチを食べたExkiという自然派カフェでトイレに行ったとき、ドアにはこんな張り紙が。


どうやらドアの取っ手に暗証番号を打ち込まないと開かないようになっていて、その暗証番号はレシートに記載されていました。


厳重ですね。。


<モネ劇場の見学ツアー>
ブリュッセル旅行記をトイレの話で終わるのはどうかと思うので、おまけでモネ劇場の見学ツアーについて。
モネ劇場では毎週土曜にモネ劇場では内部見学ツアーが行われています。
豪華な客席だけではなくて、大道具・小道具・衣装のそれぞれのスタッフの作業場や出演者の控室まで見せてくれるので、興味のある方にはおすすめです。

あんまり良い写真は撮れなかったのですが、
男性の衣装を作る作業場。


小道具置き場。


客席。左の奥に見えるところが、昔王様が座った席。
市民に自分の姿を見せるのが一番の目的(「代表的具現の公共性」!?(ハーバーマス『公共性の構造転換』))だから、舞台が見づらくてもいいんだとか。



次回からはいつも通りに戻ります。


(投稿者:Ren)

ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ⑧グランパレスとクリスマスマーケット

2014年01月17日 | 【イギリス生活】旅行
ブリュッセルに着いた初日、道に迷ってウロウロしていたら、大きな広場に出ました。
あまりに綺麗で、二人してぽかーーん。。。

「世界で最も美しい広場」とヴィクトル・ユゴーさんが言ったという、グランパレス(Grand Place)です。

(写真左の建物が市庁舎。クリスマスシーズンだったのでツリーも。)


(写真左が王の家(Maison du Roi)。右の建物の一階にはGodivaの本店が入ってます。)

グランパレスの周りには、チョコレートのお店やレストラン、小便小僧など観光スポットもあるので、
街歩きの起点、という感じでした。とても綺麗だったので二人ともこの広場にはまってしまい、ベルギー滞在中、毎日ここに行くように。
クリスマスイブとクリスマス当日は急に混みだして、歩けないぐらいの大渋滞でした。

もう一つ、よく行ってたのが、聖カトリーヌ教会(Eglise Ste-Catherine)付近。ちょうどクリスマスマーケットが行われていました。
小さい露店が並んでいて、奥に進んで行くと、大きなリンクが。

みんな上手。大人気です。

リンクの近くと聖カトリーヌ広場には、メリーゴーランドが。

ん?日本のと、ちょっと違いますよね?


馬じゃなくて、かなり独創的な乗り物たち。楽しそう。(大人は乗れません。たぶん。)

(投稿者/Sakura)

ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ⑦ブルージュ日帰りの旅

2014年01月12日 | 【イギリス生活】旅行
「ベルギー行ってきます」というと、ほぼすべての人に「じゃあ、ブルージュも行くの?」と言われました。
それまで僕たちは「ブルージュ」という街のことを聞いたことすらなかったのでどうしようか迷っていたのですが、ユーロスターの車内でもLordご夫妻に「ブルージュには是非行ってくると良い」と言われてしまったので、これはもう行かないわけにはいかないなと観念して、天気が良い日に日帰りで行ってくることにしました。

いつもより早い時間にLe Pain Quotidienで朝食を取って、前日ホテルの人にバスソルトをお願いするついでに聞いた駅「Gare Centrale」(ブリュッセル中央駅)へ。
ブルージュまでの切符を買うと、往復で10ユーロでした。安い!
ブルージュまでだいたい1時間半くらいかかるのですが、イギリスだと少なくとも£30はかかるイメージ。食費は高いけど、交通費は日本とそこまで違わないようです。

車内はブルージュに行こうとしていると思われる人でいっぱい。
お盆や年末年始の時期の新幹線のように、椅子に座り切れなかった多くの人が通路に立っていました。(Renたちもその一員。)
やっぱりブルージュは大人気スポットらしい。

ブルージュ駅ではすごくたくさんの人が降り、みんな同じ方向に歩いていきます。

たぶん、みんなが行く方に観光スポットがあるに違いない。そう思って、とりあえず彼らに着いていく。

綺麗な街並みの向こうに見えるのは、聖母教会。


教会の中はこんな感じ。

ちなみに、ベルギーではいろんな教会に入りましたが、みんな似たような内装(建築様式?)でした。
だいたいどの教会でも「天井が丸みを帯びていて、彫刻の像が多数並んでいる」という特徴があったため、帰ってきてから見てどの教会の内部だったか思い出せない写真がいくつもあります。。

さらに進むと、綺麗な川があります。

『aruco』によればブルージュは「水の都」とのことですが、夏だとここをクルーズ船が通っているのでしょうか。
Renたちはここらへんでお腹が空いてしまったので、近くのカフェでワッフルを購入。美味しかった!

小腹を満たして向かう先は、「ブルージュのシンボル」(『aruco』)、鐘楼@マルクト広場です。
マルクト広場はブリュッセルのグランパレスのミニチュア版みたいな感じ。
広場を取り囲むように、綺麗な建物が立っていました。


そして、これが鐘楼。


鐘楼は上まで行くことができるとのことだったので、せっかくなので上ってきました。
上から見渡すブルージュはとても見事でした。ここは特におすすめです!




ただし、一度に中に入れる人数に制限があるということで、長時間並んで待っていないといけません。
Renたちは寒い中1時間半ほど並んでいないといけませんでした。(まるでディズニーランドのアトラクションみたいですね。)
また、上まで行く手段は階段のみです。エレベータ等はありませんから、足腰に不安がある方は危ないのでご注意ください。

蛇足ですが、この鐘楼をテーマに松田聖子さんが「ブルージュの鐘」という歌を歌っています。
帰ってきた後に歌詞を読んでみたのですが、ブルージュの街が見事に要約されていました。
「予習教材」にはあまりならないような気がしますが、興味のある方はチェックしてみてもいいかもしれません。


(投稿者/Ren)

ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ⑥王立美術館&マグリット美術館

2014年01月11日 | 【イギリス生活】旅行
ブリュッセルで行った二つの美術館を、ちょこっとご紹介。

①王立美術館(Musees Royaux des Beaux-Arts)。
ブリュッセル中央駅が最寄りのようですが、グランパレスからも歩ける距離です。(徒歩20分くらい。)
入口を入るとチケットの列を発見。チケット売り場の横に、ロッカーとクロークがあったので、荷物を預けてのんびり鑑賞しました。
(ちなみにこの美術館は、写真撮影OKです。荷物も持ち込み可。)

入ってびっくり、とても広いです。そして空いてる!



ゆったり絵が飾られています。ベンチがあって、人もあまりいないので、座ってのんびり、ぼーーっと絵を眺めてきました。

なお、この美術館にはピーテル・ブリューゲルの絵が所蔵されています。
大変お世話になったガイドブック・arucoに、「イカロスの墜落」「ベツレヘムの戸籍調査」があると書いてあったので、ウロウロ探しましたが
なにせ広い!!(展示品も多い!)発見するのに、とても時間がかかりました。

ちなみに私たちは12月24日に行ったのですが、この日は14時閉館。
念のため「明日って空いてますか・・?」とスタッフに聞いたところ、「クリスマスだよ??」と言われました。
そうですよね、クリスマスはもちろん、閉館です。

②マグリット美術館(Musee Magritte Museum)

この美術館は、王立美術館と隣り合っています。当初、王立美術館と同じ日に行こうかと思っていたのですが(セット券もあるので)
まさかの14時閉館だったので、別の日に行ってきました。

チケットを買う場所は王立美術館と同じです。ですが、こちらは写真撮影はNG、荷物の持ち込みは不可。
(Sakuraの小さいハンドバックはOKでしたが、Renのトートバックはクロークに預けろと言われました。)
ちなみにクロークとロッカーは、マグリット美術館の入口のすぐ横にあります。

朝一で行きましたが、お客さんがいっぱい。王立美術館より展示スペースは狭く、ぎゅっと作品が展示されてる感じです。

なお、美術館の中はフランス語とオランダ語で説明が書かれていて、展示されているマグリットの手紙もすべてフランス語(たぶん)、
作品にもフランス語が書いてあるため、私たちにとってはちょっと難しい美術館でした。
絵はとてもきれいで、「素敵だなぁ」と思うことはできるのですが、予習が必要だったかもです。
フランス語の分かる方が行くと、より楽しめるのかな?(絵に書いてあるフランス語をブツブツ言ってる方がたくさんいました。いいなぁ。)

中では写真が撮れないので、入口付近にあった作品を一枚。


可愛くて好きなんだけど、、、フランス語。。

(投稿者/Sakura)

ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ⑤ガイドブックのこと

2014年01月06日 | 【イギリス生活】旅行
ベルギー旅行記、5つ目のテーマは「ガイドブックについて」です。

SakuraとRenが今回の旅に携帯したのは、地球の歩き方さんが出している『aruco ベルギー』(ダイヤモンド・ビッグ社)です。


arucoシリーズは「旅好き女子のためのプチぼうけん応援ガイド」とのことで、男性が(というかRenが)一人で本屋さんのレジに持って行くのは若干恥ずかしいものなのですが、
・『地球の歩き方』本体と比べてかなり薄い
・様々な観光スポットをカラフルな写真や絵をふんだんに使用して紹介している
・グルメスポット、お菓子スポットの紹介が多い
という特長があって、SakuraとRenは前々から注目はしていました。
Sakuraのお母様に送っていただけたおかげで、今回初めて旅の案内人にご就任です。

今回のベルギー旅行では、このガイドブックが大活躍してくれました。
掲載されている観光スポットやグルメスポット、その他代表的な建物(最高裁判所とか欧州議会とか日本大使館・領事部まで載ってます)が記載されている地図はとても分かりやすかったし、この本で紹介されていて入ったお店(Sakuraが紹介してくれたDarcisもLe Pain QuotidienもLa Clef d'Orも、この本に書いてなかったら行っていたかどうか分かりません。)も美味しいところが多かったと思います。

Renたちのお金や時間は限られている(特にベルギーは外食がとても高かった!)し、ふらっと入ったレストランやカフェもたくさんあるので掲載されているお店のうちごく一部にしか行けていないのですが、一つだけ「arucoに載ってはいたけど、ここはやめておいたほうがいい」と思ったところがありました。(もちろん、僕たち個人の意見なので、そんなことないと思う方はたくさんいらっしゃるかもしれません。)
残念だったその店は、「Dandoy」(ダンドワ)。
arucoによればここはグランパレス界隈にある老舗の「おすすめワッフル店」とのことで、Renたちがこの店に入ったところ、店内はたくさんの日本人の方が座っていました。
そして、メニューにもなぜか日本語が。ここは昔からたくさんの日本人が訪れている店のようです。

でも、詳しく書くのは控えますが、僕たちは以下の点で不満を感じました。
・トイレくさい:忙しくてトイレの掃除が行き届いていなかったのかもしれませんが、客席がある2階に行く階段付近からトイレのくさいにおいが立ち込めていました
・店員さんが感じ悪い:お客さんの扱いがぞんざいでした。注文をしたくて合図しても全然来てくれませんでした。お客として大切にされていないことが伝わってくる接客でした。
・別に美味しくない:食べ比べをしようと思ってブリュッセル風とリエージュ風の両方のワッフルをオーダーしましたが、どちらも普通。値段が高い割に味はそこそこで、もっと安く買える路上のお店のほうがよっぽど美味しかったです。(店員さんもこっちのほうが感じ良い。)

これからブリュッセルに行く方がいらっしゃれば参考にしていただければと思います。

なお、Renたちが宿泊したホテル「The Domenican」もarucoに載っていたのですが、最寄り駅が「Bourse」とあるのは正確ではないんじゃないかと思います。
「De Brouckere」という駅のほうが近いし、そこからのほうがモネ劇場を探しやすいからホテルの場所も分かりやすいんじゃないかと思います。


いろいろ書いてしまいましたが、でも、このガイドブックはとてもよかったと思います。
ブリュッセルやブルージュではたくさんの日本人の方とすれ違ったのですが、若い女性同士のグループや若いカップルはほぼ全員このarucoを持っていました。
ただし、一人旅をしていると思われる男性の方は、arucoではなく、『地球の歩き方』。日本において最も質が高いものは女性向けのものである、というのがRenの持論なのですが、arucoを「女子」専用のものにしてしまうのはもったいないです。男性の皆さんも一度書店で立ち読みしてみたらいいんじゃないかと思います。


本の画像以外の写真を一枚も載せていないことに気が付いたので、おまけに一枚だけ。


最高裁判所です。
写真では分かりづらいかもしれないのですが、近くを通るとものすごい威圧感でした。
日本の最高裁はこんなに大きくなかったような気がするんだけど、このくらいの大きさが必要なくらい裁判が多いのでしょうか。

(投稿者:Ren)


ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ④おすすめごはん

2014年01月05日 | 【イギリス生活】旅行
ベルギーは美味しいものがいっぱいで、どれを食べても大体美味しかったのですが、お気に入りのお店を2つ。

Le Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)


このお店はロンドン、パリ、東京にもあるそうですが、ベルギー発祥だそう。朝食を食べに毎朝通ってました。
旅行客にも地元の方にも人気で、毎日大賑わい!

eat inをしたい場合は、空いてる席に座ってると、メニューを持ってきてくれます。
(ブリュッセルは基本的に、どんなものにもフランス語とオランダ語が並記してあります。メニューもこの2カ国語だけで、英語がない場合も多いのですが、
ここは英語メニューも用意されており、とっても助かりました

Sakuraのお気に入りは、、


で、Renのお気に入りは、こちらです。


身体に良さそうな食材ばかりで、オーガニック好きなSakuraとしては大満足。Renも気に入ったようで、ご満悦でした。(久しぶりに美味しいパンが食べれたからだと推測。。)

いつも店内は混んでるので、中では食べずお持ち帰りもよくしてました。


あぁ、久しぶりに美味しいクロワッサン・・・!この、サクッ・フワッっていうのが食べたかったんです!(イギリスではまだ未発見。アンホーチュナリーです。。)

もう一つのお気に入りはこちら。

La Clef d'Or(ラ・クレ・ドール)


ジュ・ド・バル広場に面している小さいお店で、ガイドブックに載ってたので行ってみました。
グランパレスからは少し離れているからか、観光客というより地元人が多めの印象です。
確か14時過ぎぐらいに行きましたが、満席!人気のお店のようです。

ここには英語メニューはないので、フランス語・オランダ語のメニューとにらめっこ。
ですが、さっぱり!分からなかったので、ガイドブックに載っていたオニオングラタンスープらしきものの写真を見せ、コレくださいと言ってみました。


あんまり美味しそうに撮れなかったのですが、これがとても美味しくて!頼むときにチーズいる?と言われたので、ぜひ!とお願いしました。

ちなみに伝票を見てみると、この料理の名前は「ポタージュ」だそうです。
ポタージュっていうと、トロトロしたトウモロコシとかカボチャのスープのイメージが。

どうりで見つけられないわけだ・・・と、非常に納得したSakuraでした

(投稿者/Sakura)

ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ③おすすめスイーツ

2014年01月05日 | 【イギリス生活】旅行
ベルギーといえば、美食の国!!
イギリスの食にはいろいろと不満があるので(笑)ここぞとばかりに「美味しいものを食べるぞ!!」と意気込んでベルギーに向かいました!

さてさて、ベルギーといえば、チョコレート~!
街を歩けばどんどん出てくる、チョコレートのお店。Godiva、Pierre Marcolini、Leonidas、Corne、Neuhaus、、、
どこに行こうかなぁ・・・と悩みましたが、せっかくなら日本であまり見かけないお店に入ってみようと思い、
入ってみたら一番気に入っちゃったお店がこちら。

Darcis(ダルシ―)


入ってすぐのところには、綺麗なマカロンが。


そして、奥に進むと、Sakuraたちが大好きになった、ガナッシュが並べてあります


このお店には日本語を話せる方がいらっしゃいます。それに言葉だけでなく、接客も日本式。非常に丁寧です。
お話を伺ったところ、日本には店舗はないそうですが、バレンタインの時などに出店しているそうです。

ガナッシュは見た目も綺麗で、味は甘すぎなくて美味しい。色によってカカオの原産地が違い、微妙にカカオの濃さ・味が違います。
綺麗にガナッシュが並べられた箱入りの物も売ってましたが、自分たち用だったので、透明の袋に全種類を2本ずつ入れてもらい、お買い上げ。

他のお店もそうでしたが、箱ではなく袋で好きなものをチョイスして、量り売りで買った方が、ぜんぜん安いです。

そしてもう一つ、滞在中に食べまくっていたスイーツがワッフル
こちらもあらゆるところにお店があり、どれを買ってもほとんどハズレなし!

ちょうどクリスマスシーズンだったので、聖カトリーヌ広場ではクリスマスマーケットが開かれており、屋台がたくさん出ていました。
この屋台はリエージュ風のワッフル。
美味しかったなぁ、なんでイギリスにこうゆうのがないんだろうなぁ。

(投稿者/Sakura)