SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ⑨言語・トイレ・その他

2014年01月20日 | 【イギリス生活】旅行
そろそろベルギー旅行記も長くなってきたので、ここらへんで一旦終わりにしておきたいと思います。
その前に、これまで書かなかったけれど情報として残しておいても良いかなと思うことを何点かだけ。


<言語>
ベルギーは独立時の複雑な事情とその後の「言語紛争」により、北部のオランダ語地域と南部のフランス語地域、ドイツと国境を接する地域のドイツ語地域に公用語が分かれています。
今回僕たちが行ったブリュッセルは地理的にはオランダ語地域の中にあるのですが、特例としてオランダ語とフランス語の両語が公用語とされています。(言語問題の歴史的な経緯、戦後の展開のまとまった記述につき、松尾秀哉『ベルギー分裂危機:その政治的起源』(明石書店、2010年)参照。ちなみに本書はSakuraとRenの今回の旅行における予習文献。)
そのため、街のあちらこちらにオランダ語とフランス語が併記されています。
駅の名前も、通りの名前も、レストランのメニューも、なにもかもがオランダ語&フランス語です。

ただ、どうやらブリュッセルが地理的にはオランダ語地域の中にありながらフランス語も公用語として認められるにいたった背景には、ベルギーの首都であるために多くの住民がフランス語を使用していた(松尾,2010:92)ということがあるようで、そのためか多くの店(レストランやカフェ、スーパーなど)ではまずフランス語で話しかけてくる方がほとんどでした。
カフェやスーパーでは、だいたいまず「Bonjour」と挨拶されて、僕たちがフランス語が分からない人なんだと認識してはじめて「English?」と聞いてきます。

でも、英語が上手な人はあんまりいなくて、結構コミュニケーションが大変なこともありました。
あるカフェで「... and orange juice, please」と言っても分かってくれなくて、しばらくして「Ah, オらンジュ」って言われたときは、悲しくなりました(笑)
ブリュッセルに行くときはフランス語を少し勉強してからのほうがいいのかもしれません。(地元の人が利用するような店に入るのであれば。)

ちなみにRenがこの旅行中に試みたフランス語会話は、Le Pain Quotidienでの下記です。

Ren「Bonjour.」
店員さん「Bonjour.」
Ren「Deux croissant et deux... this, s'il vous plait.」
店員さん「(苦笑). OKay, that's ○○ euros, please.」

・・・「これ」という単語が分からず撃沈でした。。
でも、フランス語を話そうと努力している姿勢を見せたら、すごく店員さんが喜んでくれました。
やっぱり日本で外国の方がカタコトでも日本語を話してくれると嬉しいのと同じように、ちょっとでも自分の言葉を話されると喜ばれますね。(と解釈します。)
次に外国に行く機会があったら、その国の簡単な言葉をいくつか覚えてから行こうと思います。


<トイレ事情>
ガイドブックにも書いてあることですが、街中のトイレは駅構内のそれも含めて全部有料(0.50ユーロ)です。
トイレの入り口に係りの人が立っているので、その人にお金を渡さないと使えない仕組みになっています。
さすがにレストランやカフェのトイレは無料で使えたのですが、よくランチを食べたExkiという自然派カフェでトイレに行ったとき、ドアにはこんな張り紙が。


どうやらドアの取っ手に暗証番号を打ち込まないと開かないようになっていて、その暗証番号はレシートに記載されていました。


厳重ですね。。


<モネ劇場の見学ツアー>
ブリュッセル旅行記をトイレの話で終わるのはどうかと思うので、おまけでモネ劇場の見学ツアーについて。
モネ劇場では毎週土曜にモネ劇場では内部見学ツアーが行われています。
豪華な客席だけではなくて、大道具・小道具・衣装のそれぞれのスタッフの作業場や出演者の控室まで見せてくれるので、興味のある方にはおすすめです。

あんまり良い写真は撮れなかったのですが、
男性の衣装を作る作業場。


小道具置き場。


客席。左の奥に見えるところが、昔王様が座った席。
市民に自分の姿を見せるのが一番の目的(「代表的具現の公共性」!?(ハーバーマス『公共性の構造転換』))だから、舞台が見づらくてもいいんだとか。



次回からはいつも通りに戻ります。


(投稿者:Ren)

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