SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

テレビのある生活の始まり

2014年09月27日 | 【イギリス生活】
イギリス生活2年目にして、初めてテレビを購入しました。

いままでテレビを持つのを控えていたのには二つの理由がありました。
一つは、ずっとイギリスにいるわけじゃないんだから、テレビを買っても短期間ですぐに手放すことになると考えたこと。
もう一つは、テレビを買ったら登録料を支払わなくてはいけないと聞いていて、なぜかそれがかなり高額だと思いこんでいたこと。

でも、Coventryに来る前に1週間滞在することができたManningtreeの家で毎日スコットランド独立レファレンダムについてのニュースを観ていて、この国で起きていることをつかむ上でもテレビがある生活って良いなと改めて思って、テレビが欲しい気持ちが高まっていました。
ちょうどそのころ、実はテレビの登録料はそこまでめちゃくちゃ高くないことを知って、それなら思い切って買ってしまおうか、ということになったのでした。

テレビを買ったのはTESCO。(前に住んでいた所と同様にここでも徒歩圏内にTESCOがあります。周りの学生は「遠い!」とこぼしていますが、歩いてみたら15分くらいしかかからないし、毎日のように25分ほどかけて「下山」をしていたSakuraとRenにとっては、むしろ運動不足になりそうだと思ってしまうくらい近い。)
日本の大型家電量販店みたいにたくさんの種類から選べるわけではありませんが、手ごろな値段のテレビが数種類くらい置いてありました。
僕たちは別に特段ナショナリストなわけではないのですが、なんとなく東芝さんのテレビをお買い上げ。

テレビを買ったら、「テレビをつける前に」ネットを通じて登録料の支払い(£145.50)。
ちなみに、登録料を払わないでテレビを観ていると、最大1000ポンドの罰金を払わないといけないとか。
この国は悪事がばれたときのサンクションが過激な感じがします。

一点、注意しないといけないのは、テレビ線は別売りなことです。
これを買わないとスイッチを入れても何も観ることができません。
何を隠そう、SakuraとRenはそれを知らなくて、昨日一日おあずけを強いられました。。


テレビを買って、登録をして、テレビ線もつないで、やっと、BBCを家で観られる日がやってきました。



帰国するまでにBBCの天気予報で何を言っているかがちゃんと分かるようになることが最大の目標です。

あとはテレビ台を買わないといけないですね。
Coventryの中心部にIKEAがあるみたいなので、近々探しに行ってこようと思います。

(投稿者:Ren)

myHermes、その後

2014年09月26日 | 【イギリス生活】
僕たちは大量の荷物をmyHermesという運送業者さんにお願いしていました。
昨日、ようやくそれらを受け取り、荷解きも完了。
本たちを本棚に並べる楽しい作業も終わり、新しい暮らしも落ち着いてきました。

myHermesにお願いしていた段ボールは10箱だったのですが、
・何も紛失することなくすべて無事に届いた
・壊れやすいものも入っていたけれど、特段損傷はなし
という満足の結果。

もともとボロボロだった一つの段ボール(去年日本から僕たちがEMSで送ったもの。)も、もっとボロボロになっただけでちゃんと届いたのでそれなりに丁寧に扱ってくれたんじゃないかと思います。
Manningtreeの友人(の弟さん)が使っているというだけで(僕たちにとってはそれだけで信頼に値するのですが)選んだ業者さんですが、とても良い仕事をしてくれました。

(投稿者:Ren)

Coventryに引っ越してきました

2014年09月25日 | 【イギリス生活】
Manningtreeでの楽しい1週間はあっという間に過ぎ(意外といろいろあって忙しかったのですが)、ついに、次の大学がある街、Coventryに引っ越してきました。

前の大学がColchesterの中心部から離れた場所にあったように、今回の大学もCoventryの中心部からバスで30分ほどの場所にあります。
Renたちは運良く大学内にある家族寮に入ることができたのでCoventryの街中をまだほとんど探索できていませんが、ちょっとだけ紹介するとこんなところ。

街の中心には大きなCathedralがあります。



ただし、これは第二次世界大戦中にドイツ軍による空襲によって破壊されてしまったらしく、ほとんど廃墟です。(好みは分かれそうですが、僕はここの雰囲気は好きでした。)
その隣に新しいCathedralが建っているのですが、その紹介は、今度ここに入ったときにしたいと思います。


Cathedral近くの大きな広場の中心には、伝説的なLady Godivaの銅像。(伝説の内容については、『地球の歩き方』以上の情報・知識がないので割愛します。)




そして、これが市庁舎。
かなり立派な建物ですね。




CoventryはColchesterと比べるとかなり最近に発展した街のようで、建物の色や街の雰囲気が全然違います。
あまり街全体にも統一感がなくて、日本の地方都市に来ているような印象。
いろいろ見て回るのはこれからだけど、しばらくお世話になるのだから好きになれたらいいなと思っています。

(投稿者:Ren)

Manningtreeに帰ってきました

2014年09月16日 | 【イギリス生活】
大学の寮を出て、Manningtreeに帰ってきました。
友人のご厚意に甘えて、1週間ほどここで過ごせます。



Manningtreeに住んでいた1年前と比べてSakuraとRenはかなりイギリスに慣れたようで、町の中を歩いていてもスーパーに行っても、何もかもが去年とは違って見えるのが面白いです。
変わらないのは、やっぱり僕たちはManningtreeが好きだということでしょうか。
秋からのコースが始まる前に、ゆっくりと修士論文&パッキングの疲れを癒しておこうと思います。

(投稿者:Ren)

教会訪問@Heritage Open Days③:St Mary the Virgin Church, Wivenhoe

2014年09月15日 | 【イギリス生活】
最後の教会はWivenhoeにあるSt Mary the Virgin Church。



初めてWivenhoeを訪れたときから気になっていて、どうにかして入れないかと思っていたところ、この日にArt exhibitionが教会で開かれる(=教会の中に入れる)ことを知ったのでした。でも、これもHeritage Open Daysの一環なんですね。



この教会もかなり古くて、建てられたのは14世紀半ばころのようです。

教会に入れると言っても、art exhibitionのために公開しているので、中に入るとたくさんの絵とそれを見に来た人たちで意外と混雑していました。





教会がこんなふうに使われるなんて、なんだか新鮮でした。
こんなふうにみんなが集まる地域にとって重要な場所、日本だとどこがそれにあたるんだろうか。

教会見物が終わったらSakuraとRenお気に入りの「The Tudor Tea Rooms」でクリームティー。
クリームティーは一人£3.70と、大変リーズナブル。(しかも美味しいんです!)
お店の人もすごく感じが良いので、Wivenhoeに行く機会があるような方がもしいらっしゃったら、一度行ってみても良いんじゃないかと思います。





気になっていた教会に全部入ることができた、贅沢な一日でした。

(投稿者:Ren)

教会訪問@Heritage Open Days②:St James the Great Church

2014年09月15日 | 【イギリス生活】
2つ目に訪問した教会は、バスが通る大通りに面していて1年間ずっと気になっていたSt James the Great Church。





2週間くらい前にこの日教会が公開されることをたまたま知って、ずっとこの日を楽しみにしていました。

1つ目のSt Botolph's Churchとは対照的に、この教会は12世紀後半~13世紀前半に建てられたもので、1381年の農民反乱(Peasants' Revolt、ワット・タイラーの乱)のリーダーの一人だったJohn Ballさんはかつてこの教会で牧師をしていたこともあったそうです。(予想以上に由緒正しかった!)

内部はこんな感じでした。





特にここはLady's Chapelの天井模様が面白かったです。



きっと何かの意味があるんだと思いますが、僕には分かりません。教会建築について時間ができたら勉強したいと思っているのですが、いつそれが実現することやら。

つづく。

(投稿者:Ren)

教会訪問@Heritage Open Days①:St Botolph's Church

2014年09月14日 | 【イギリス生活】
Heritage Open Days(9月11日~14日)を利用して、ずっと入ってみたかった教会に行ってきました。
このイベントの存在は全く知らなったのですが、ウェブサイトによれば、
Heritage Open Days celebrates England's fantastic architecture and culture by offering free access to places that are usually closed to the public or normally charge for admission. (http://www.heritageopendays.org.uk/about)

という趣旨とのことで、毎年9月に4日間開かれているらしいです。(去年この存在に気が付かなかったことが悔やまれます。)

今回入ることができた教会は3つ。
まず一つ目は、St Botolph's Churchです。



Renのお気に入りスポットのSt Botolph's Prioryの傍に建てられている教会で、出てきたのは比較的最近の1837年。
そのため、この地方でよく見るような教会とは雰囲気がかなり違いました。
一番分かりやすいのは、天井。この地方の中世あたりにできた教会だと木の骨組み(?)が見えることが多いのですが、この教会にはそれがありません。





教会にはボランティアの方々がたくさんいらして、僕たちをとても暖かく迎えてくれました。(Heritage Open Daysについて教えてくださったのもここのボランティアの方。)
この教会に入れることは期待せずに来たので、なんだか得した気分になれました。

つづく。

(投稿者:Ren)

イギリスの宅配業者、myHermes

2014年09月12日 | 【イギリス生活】
修士論文をついに提出できて安心したのも束の間、早くも数日後にはいま住んでいるところを退去しなければなりません。
そのため、Sakuraはこのところ荷造りに大忙しでした。(Renは論文執筆にかかりっきりだったため戦力にならず。)

イギリス生活1年で増えた荷物はほとんどイギリスに来てから買った本や論文をコピーしてまとめた書類たち。
これらを新居にどうやって運ぶかが悩みどころだったのですが、トランクやバッグに入れて自分たちだけで運ぶのは不可能であることにすぐに気が付いたため、宅配業者にお願いすることにしました。

ただし、Renたちはイギリスの宅配業者を一つも知りませんでした。
そこでManningtreeの友人に何か良い業者を知らないか聞いてみたところ、彼女の弟さんがよく使っているとして紹介してくれたのがmyHermes。
ウェブサイトをチェックしてみたところ、なんとなく信頼できそうだったので、ここにお願いすることにしました。
(ちなみに、URLは、https://www.myhermes.co.uk/

この業者にお願いするには(1)荷物を自分で持って行く、(2)業者さんに取りに来てもらう(8時~20時の間のいつかに来る。いつ来るかは分からない。。)、の2通りの方法がありますが、どちらにしても値段はほとんど変わりません(差はわずか20p。)。
僕たちの移動距離の場合(London経由の電車で3時間くらい)ですが、10~15キロの荷物だと、(1)では£9.78、(2)では£9.98でした。
この業者の値段が安いかどうかは他の業者と比較していないので分かりません。
ただし、郵便局だと£25以上かかると言われたので、それと比べるとだいぶ安く感じました。

手続きは、オンラインで必要事項(運ぶ場所、重さ)を記入して料金を支払った後、それぞれの荷物にバーコードの印刷されたshipping labelを自分でプリントアウトして貼り付けるだけ。
僕たちは荷物が段ボールで10箱もあったので、梱包が遅れた1箱だけ自分で持って行くことにして、残り9箱は取りに来てもらうことにしました。
荷物を持って行くcollection pointはColchesterにもたくさんあって、僕たちはColchester Town Stationの近くにある店に持ち込みました。
持ち込む時間について特に指定はなかったので、荷物が少なければ業者さんが来るのをじーっと一日待っているよりも楽で良いかもしれません。

この業者が無事に僕たちの荷物を運んでくれるのか、後日レポートしたいと思います。

(投稿者:Ren)


修士論文を提出しました

2014年09月10日 | 【イギリス生活】学生生活
本日、ついに修士論文を提出することができました。
本当は一か月くらい前には提出してしまって残りの夏休みを満喫しようと目論んでいたのですが、結局提出できたのは締切ギリギリ。
なかなか思うようにはいかないものですね。

僕が選んだテーマは非常に重要だと思われるのにそれを分析した先行研究が全くなく(英語及び日本語文献しか調べられていませんが)、理論・仮説の構築に苦労しました。
自分の理論はとても説得的(少なくとも真剣に検討対象になるべきもの)だと自分では思うけど、でもやっぱり全く的外れなことを妄想しているだけかもしれない。
第一稿をsupervisorに見てもらうまではそんなことを思ってとても不安でした。

どんなダメ出しを食らうだろうか、と怯えていた僕にsupervisorの先生がくださったのは、望外の励ましの言葉でした。
先生からのメールに"I think this is really interesting"や"This is very good work"などの言葉を見つけたとき、どれだけ安心したことか。
文献を読めば読むほど、「読まなければならないのにまだ読んでない文献」が増え、結局そのほとんどを参照することができませんでした。
先生からいただいたコメントについても、十分に応答しきれなかった論点がいくつも残っています。

でも、毎日毎日深夜まで悩んで、家事も満足にできずにSakuraに迷惑をかけながら、ようやく完成した論文に悔いはありません。
自分の実力をわきまえずに野心的な研究をしてしまったので、どういう評価をいただけるかは分からないけど、ベストは尽くせました。
不十分な点ばかりの内容については、秋からの研究で改善していきたいと思っています。


修士論文も終わったのでこれで修士の1年は終わりです。
とても濃密な、実りの多い1年でした。
来年度も素晴らしい勉強ができますように。

来年度からは別の大学のPhDコースに進学します。
現在引越しに向けた荷造りに大忙しです。ゆっくり休みたいのになあ。

(投稿者:Ren)

Tier 4ビザの更新の話(5)

2014年09月07日 | 【イギリス生活】
2週間ほど前のことでしょうか、英国ビザの当局から一通の手紙が届きました。

"We are currently considering your application and would like you to attend an interview to help us assess your application."

その手紙には、interviewが行われる日付・場所とともに、「interviewに行きます」と記入した「Reply Form」をこの日までに送れという日付も書いてありました。
ただ、その「この日までに送れ」日付は、その手紙が届いた1日前…。
郵便局か大学の事務の作業が遅れたせいでビザ申請が却下されるのか?とドキドキしながらも、「この手紙が届いたのはすでに締切日を過ぎた後でした」と書いた上で「Reply Form」を送信。
そう書いたことが良かったのか、もともとその締切はあまり重要ではなかったのか、何も咎められることなく無事にinterviewは行われました。

interviewの場所はColchesterではもちろんなく、そうかと言ってLondonでもなく、なんとなんとBirminghamでした。
BirminghamはColchesterからLondon経由でだいたい3時間ほどかかるところ。
しかも、interviewが行われる会場が、「India VAC」というところだったので、何かの間違いでBirmingham周辺に住むインド人と間違われてるんじゃないかと最後まで不安でした。

会場はこんなところ。



矢印の指示に従ってこの建物の横の道を入ると、入口がありました。



やっぱりインド系の人がたくさんいたのですが、奥のほうに別の小部屋があって、どうやらそこがinterviewの会場っぽい。
入口の警備員さんもその小部屋担当の職員さんも非常に親切に案内してくださいました。

ただし、本人確認は「interviewに来なさい」手紙を見せるだけ。
前に送ったbiometric informationを使って指紋照合とかをするんだろうなと思っていたのですが、それも特にありませんでした。
別人がなりすましで来ることも不可能ではないような気がしたんだけど、良いのかな。。

さて、interviewは、驚いたことにスカイプを使ったもの。(じゃあ、なんでわざわざBirminghamまで行かなくちゃいけなかったんだろう。。)
フレンドリーな職員さんが、

・どうしてPhDに進もうと思ったか
・どうしてイギリスに留学しようと思ったのか
・どうしてIELTSを受けたのか
・秋からのコースの授業は週に何時間くらいあるのか
・勉強していないときは何をしているのか
・お金は十分にあるか

みたいな、わざわざinterviewされなくても良いような内容のことばかり聞いてきました。
このinterviewの目的がいまいちよく分かりませんでした。

面白かったのは、IELTS関連のところで、
「最も高い点数を取れたcomponentは何か」とか「IELTSの受験料はいくらか」などと聞かれたこと。
よく分かりませんが、実際に話してみることで、当該人物が本当にちゃんと自分でIELTSを受けたのか(&相応の英語力があるか)を確認したかったのかもしれません。
でも、それがビザ申請にどのくらいrelevantなのかよく分かりません。

まあ、こうやって呼び出してもらったことでBirmingham観光を一足先にちょっとだけすることもできたし(ちなみに2週間後くらいからのSakuraとRenはBirminghamの近くに移ります。)、職員の人とも楽しく会話できたし(笑いを何度も取れて大満足!)、修士論文提出直前の貴重な時間を奪われたことと、結構な交通費を取られたことを除けば、総じて良い経験ができたかなと思います。

ということで、ビザ延長をされる方の中にはこうやって呼び出しを受ける方がいらっしゃるかもしれませんが、あまり恐れる必要はないんじゃないかと思います。

(投稿者:Ren)