SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ②ホテル~The Domenican~

2014年01月03日 | 【イギリス生活】旅行
旅行記の②はホテルについて。

Renたちの今回のホテルは、「The Domenican」。
モネ劇場のすぐそばにあって、ブリュッセル最大の観光スポット、グランパレスにも近い素晴らしい立地のホテルでした。


ただし、年末年始だったからか、オペラもコンサートも何もやっておらず、せっかくの立地を活かせず。
オペラ劇場に近いところに泊まっていながら夏休み中で何もやっていなかったウィーンと同じですね。
次回こういうところに行くときは、コンサートの日程とかを調べてからのほうがよさそうです。

オペラやコンサートはやっていなくても、このホテルはなんと4つ星!
ロビーやバーを見ると、お金持ちオーラがものすごく出ている方々がたくさんいらっしゃるようなところ(朝食が一人27ユーロというところからも、客層が想像できる。もちろん、僕たちにはそんなに高いお金は出せないので、朝食は別のところで食べていました。)だったのですが、Sakuraが旅行サイトのクリスマスセールを発見してくれたおかげで、安く泊まることができました。

ちなみに、Renたちが泊まった部屋はこんな感じ。
キングサイズのベット!


大きなバスタブ!


シックな洗面台とトイレ!


ここはアメニティもすごく豪華で、エスプレッソが作れるネスカフェが置いてあったり、バスソルトがあったりしました。
こんなに豪華なものを普段使わないので、ここぞとばかりに二人ではしゃぎながらアメニティを満喫していました。

中でもRenたちが衝撃を受けたのが、スティック状になっている紅茶のティーバッグ。


写真のスティックを熱湯に入れてかき混ぜると、お茶が出てくる仕組みになっています。
味は絶品とまでは言えないけれども、このお洒落さはいままでに出会ったことがないレベル。どこかに売ってないかなあ。

ただ、部屋のクリーニングとかアメニティの交換とかは日本基準でいうとそこまでハイレベルではなかったかもしれないです。
特に途中から新しいバスソルトをくれなくなった(毎日一個使っていたので、使いすぎだったか!?)ので、2回くらいフロントで「バスソルトいただけないですか?」ってお願いしなければならなくなりました。
でも、不快になるレベルでは全然なく(「○○してください」って言えばいいだけの話なので。)、全般的には大変心地よい滞在ができました。
他に思い付くマイナス要素は、WiFiは使えたものの、若干、速度が遅かったことくらいです。

滞在中、一番嬉しかったのは24日にクリスマスプレゼントが置いてあったこと。


クリスマスカードと、クッキーと甘い紅茶が置いてありました。
こういう心配り、嬉しいですね。(でも、残念ながら、プレゼントの味はあんまり美味しくなかった(笑))


エレベーターに乗ったりテレビをつけるとグレゴリオ聖歌が流れてくることとか、素晴らしいアメニティグッズが置いてあることとか、他のお客さんがどう見てもお金持ちなこととか、立地がとても良いだけでなくて、ゴージャスな気分を味わえる素晴らしいホテルでした。


(投稿者:Ren)

ベルギー(Brussels & Bruges)旅行記 ①ユーロスターについて

2014年01月03日 | 【イギリス生活】旅行
クリスマスを挟んで1週間、ベルギー(ほとんどずっとブリュッセル)に行ってきました。
これからしばらくベルギー旅行記をお届けしようと思います。

旅行記①はユーロスターについて。
イギリスからブリュッセルには飛行機でも電車(ユーロスター)でも行けてしまうのですが、今回はSakuraもRen一回乗ってみたかったユーロスターで。
ユーロスターはかなり料金が高めなのですが、チケットが3か月前から購入でき、そのくらい早いとかなり安い値段でチケットを入手することができます。
この冬休みの旅行の行先をどうしようか結構迷っていたこともあってそこまで早い購入とはいかなかったのですが、それでも2か月くらい前にはネットから購入。
おかげで、ロンドンからブリュッセルまでの往路で、Standard席とほとんど変わらない値段でStandard Premier席のチケットを入手することができました。(復路はStandard席。)

両者の違いを知らなかったRenみたいな人向けに少しだけ解説しておくと、飛行機でいうところのエコノミークラスがStandard、ビジネスクラスがStandard Premier、ファーストクラスがBusiness Premierと考えれば分かりやすいかもしれません。
Standardはただ目的地まで連れて行ってくれるだけですが、Standrad Premierだと軽食がつきます。そして、Business Premierだと食事が豪華になり、さらに待ち時間は特別のサロンを利用することができるようです。
幸か不幸か往路と復路で座る席が違ったので、StandardとStandard Premierの比較という観点で、ベルギーまでの移動手段であるユーロスターについて、情報提供させていただければと思います。

ロンドンからの出発駅はSt.Pancras駅です。
ユーロスターのチケットは、(a)自分でプリントアウトする、(b)ユーロスターの発着駅で発行する、(c)郵送してもらう、の3つの入手方法があるのですが、Renたちは(b)を選択。というか、間違えて(b)を選んでしまったのでユーロスターの会社に電話をして(a)に変えられないか聞いてみたのですが、「一度選択した入手方法を変更することは不可」と言われてしまったため、ロンドンに在住していない人には全く便利ではない(だってわざわざロンドンまで出てこないといけないし。)(b)をするほかなかったのでした。
今後買われる方は、「一度選んでしまったら全体をキャンセルしないと変更することができなくなる」ということを覚えておくといいんじゃないかと思います。

ただし、Renたちはチケットを買ったあとにたまたまロンドンに行く用事があったので、そのときにちょっと寄り道してチケットを発行しておきました。
なので、チケットの発行のために早めに行く必要はなく、普通に出発の45分ほど前にSt.Pancras駅の出発ゲートへ。(乗車するためにいろいろ手続きが必要なので、少なくとも30分前には来い、って言われたのです。ちなみに、Business Premierの方々は「10分前」でOKのようです。身分の違いを感じます。)

乗車に必要な手続きは、ほぼ国際線の飛行機と一緒。違いは順番が若干異なることくらいな気がします。
手続き①:チケット確認

手続き②:荷物検査
飛行機の場合と違って、液体の持ち込みは可のようです。Renたちはペットボトルの水を4本くらい持っていたのですが、特に何も言われませんでした。

手続き③:パスポートチェック

行きはほぼフリーパスでした。
やっぱりユーロ圏だから移動が楽なのかなと思っていたら、帰りのイギリスへの入国審査が異様に厳しくて驚きました。
入国カード(飛行機の中で書くのと同じもの)とパスポートとを審査官に渡すと、厳しい眼差しで「職業は?」とか「大学で何を勉強しているの?」とか「日本に帰国したどうするの?」とかいろいろ質問されて思わず緊張。最後に軽く冗談を言ってみたところ審査官の笑いを取ることに成功したので良かったです。

手続きは以上の3点。ちなみに、行きはこの順番でしたが、帰りは①→③→②の順番。
「30分前」と言われていますが、結構順番待ちの時間が長いので、40~50分くらい前に行っておいた方がよいのではないかと思います。
ただし、受付は電車出発の1時間前からしかスタートしてくれないので、あんまり早く行き過ぎても待ちぼうけになります。

手続きが終わるとそこにはカフェやお土産屋さんがいくつかあって、早めに終わった方たちが寛いでいます。
そのスペースを抜けて出発ホームに行くと、ユーロスターの電車が待っています。


行きのStandard Premierの車内に入るときはチケットチェックがありましたが、帰りStandardの車内に乗り込むときには何も確認されませんでした。
車内はこんな感じ。席自体はそこまで大きくは違わないかな、というような印象。
Standard Premier


Standard


楽しみにしていたStandard Premierの軽食は、予想以上の豪華さでした。


好きな飲み物をオーダーして良いとのことだったので、Renたちは白ワインを。
食後にはコーヒー又は紅茶も振舞われます。
出てきたものすべてがとても美味しくて、大満足でした。

帰りはStandard席のため、何も出されず。
こういう楽しみを知ってしまうと、ちょっと高くなっても次回は行きも帰りもStandard Premierにしたいと思わずにはいられません。


さて、実は行きの車内で驚きの出会いがありました。
Renたちは4人が向かい合って座る形の席に座っていたのですが、向かいに座られたご夫婦が僕たちに話しかけてきたのです。(もちろん英語。)
最初は、「どこに行くの?」とか「ブリュッセルにはどのくらい滞在するの?」とかだったのですが、Renが政治学を勉強している学生だという話をすると、急にアイデンティティの多層性の話だとか歴史の重要性の話だとか首脳会談における首脳同士の信頼関係の重要性だとか、難しい話題ばかりになって会話を続けるのが大変になりました。

そして、もうすぐ電車がブリュッセルに到着するというときになって、ご夫婦の旦那さんから名刺をいただいたのですが、そこに、

「Lord ○○ of △△」

と書いてありました。
なんと、SakuraとRenはこんなところで生まれて初めてLordに会い、会話をしてしまったのです。
会話がなぜか難しいので、たぶん大学の先生だろうなって予想していました。

あとでその方をネットで調べてみたところ、貴族院の議員さんも歴任されていたような方。
ものすごく偉い方なのに、僕たちみたいな平民に気さくに話しかけてくれたことにも驚きました。

こんなこともあるんですね。


(投稿者:Ren)