SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

Tier 4ビザの更新の話(7)

2014年10月30日 | 【イギリス生活】
まさか、このシリーズがまだ続くとは思いませんでした。
でも、さらにまだ続いてしまいそうです。

前回、ビザ当局に「dependentのが来てないですけど、パスポートなくしちゃってないですよね?」メールを出したところまでお話していたかと思います。
実は、メールを出して2日くらい後に、返信が来ました。

「うちはそういうのの担当じゃないから、このページを見るかケースワーカーに手紙を書いてみたらどうですか?」とのこと。
「このページ」を早速見てみると、そこはビザ申請したけれど、緊急にパスポートが必要になったから返還して欲しいとお願いするフォームが置いてあるところでした。
ただし、その手続きをすると、ビザ申請をいったんキャンセルしないといけないようです。
確かにパスポートがないといろいろ不便なので返して欲しいけど、僕たちの状況は「緊急に必要になったからビザ申請をキャンセルしてでも返して欲しい」というのとは少し違う。

たぶん、返信をした人には僕たちの状況が正確に伝わっていなかった。
そう思って、今度は一般的な質問を入力するフォーム(を当局のHPで発見したのです)から、どこに言えば良いのか聞いてみることにしました。
「main applicantのビザは来たのですが、dependentのはなぜか来ていません。審査の結果ももらっていません。まだ審査中なのか、パスポートを紛失されたのか気になっています。どこに連絡したら良いでしょうか?」

3日くらい後、返信が来ました。
「それ、うちじゃなくて、別のところに聞いてみて。」

これ以上トライしてもたらい回しにされるばかりでいたずらに時間を浪費してしまう。
仕方がないので、ケースワーカーに手紙を書きました。
連絡先が明示的に書いてないので、ビザ関連の連絡が僕たちに来るときの手紙に書いてある私書箱宛に手紙を送ったのが2週間前。

待っても待っても返事が来ません。

同時に、もしかしたらすでに前の住所に送られているのに、ウサギ大学が僕に連絡をし忘れているだけかもしれないとも思い、大学のアコモデーションオフィスとポストルームに連絡。
とても親身に対応してくれたけど、やっぱり「特にそういう郵送物は来ていません」とのこと。

考えられるすべての手は尽くしたし、手紙も帰って来ないし、もう諦めて日本大使館に行こうか、お金がかかってしまうけど、パスポート(=身分証明書)がないままなのはあまりにも不便だから、とりあえずパスポートを再発行してもらおうか。
でもその前に、と思って、今日いまのリス大学のインターナショナルオフィスに現在の状況を相談してきました。

すると、なんと、大学がビザ当局に連絡を取ってくれるとのこと。
Renのビザが来てから1か月ほど、ずっと停滞していたビザ更新の話ですが、これでようやく動き始めるかもしれません。

何らかの進展を期待しながら待っていようと思います。

(投稿者:Ren)

ゴッドの住まう水辺

2014年10月22日 | 【イギリス生活】
リス大学からTESCOへ向かう道の途中にとてもきれいな人工池があります。
夕方頃にここを通りかかるとグースの大群が一生懸命に草を食べていることが多いのですが、グースたちから少し離れて一羽だけ優雅に草地を歩いている鳥をしばしば見かけます。
その気品ある姿に神々しさを感じて、SakuraとRenは「ゴッド」と呼ぶことにしていました。

ちなみに、ゴッドはこの方。





もちろん、ゴッドと呼んでいた一番大きな理由は、僕たちがこの方が何という鳥なのかを知らなかったことにあります。
今日ここに紹介するにあたり、いろいろ調べてみたところ、ゴッドはアオサギ(grey heron)であるということが判明。

そして、もう少し調べていたら、更に驚くべきことが分かりました。
「北海道アオサギ研究会」という団体の会長をされている松長克利さんという方が「イメージとしてのアオサギ」という文章を公開されています。(http://www.greyheron.org/wp-content/uploads/2012/05/heron-as-image.pdf(PDFファイルです))

それによると、、、
・アオサギは古代エジプトにおいて聖鳥として崇められていたベヌウのモチーフだった(pp.1-2)
・ベヌウは西洋においてフェニックスと名を変えて伝えられた(その際、モチーフがタカに変化)(pp.2-3)
・聖書においてアオサギは「賢い鳥」とされて、西洋においては好意的なイメージが付与されてきた(pp.4-5)
・日本においては「醜い」と言われたり(『枕草子』)、妖怪と重ねられて描かれるなど、サギのイメージはあまりよくなかった(p.6)が、そのようなネガティブなイメージが付く前の古代日本においては、サギは田の神(「サの神」)の使いとしてサの神の見守る田んぼに飛来するとされていた可能性がある(p.7)

とのこと。(松長さんの主張が妥当かどうかは僕に判断できる知識が全くないので分かりませんが、少なくとも大変興味深いと思うので、おススメです。)

ゴッドは本当にGodだった!!!
今後もヘロンなどとは呼ばず、ゴッドと呼び続けようと思います。

(投稿者:Ren)

グースの巡回

2014年10月22日 | 【イギリス生活】
Coventryのリス大学ではリスもいっぱい見かけますが、グース(雁)の大群も住んでいます。
彼らは一日の間に大学内のいろんな緑地や水辺を巡回して、一生懸命に草を食べています。

ある日の朝、やけに外ががーがー騒がしいなと思ったら、家の近くに大群がやってきていました。





のそのそ歩き回りながら一心不乱に草を食べる彼らは見ていて飽きません。
ただ、彼らはところ構わず糞をしていくので(それもかなり存在感のあるものを)、彼らがいなくなった後、糞を踏まないように細心の注意を払って歩かなくてはいけません。
ちなみにこの緑地でよく子供たちが遊んでいるのを見るのだけど、糞まみれになったりしないか、心配しています。

(投稿者:Ren)

Coventryの大学とColchesterの大学を比較する:中間報告

2014年10月17日 | 【イギリス生活】学生生活
もうCoventryに引っ越してきて3週間ほどが経ちました。
まだまだ分からないことも多いけど、ここらへんで、一度、前にいたColchesterのウサギ大学といまのCoventryのリス大学を比較してみようかと思います。


<Coventryのリス大学>
まとめ:生活する場所としては素晴らしい。ただ、勉強する点においては若干不満あり。
理由①:キャンパス内にカフェ&レストランがたくさんある。スーパーも全体的に値段は若干高めではあるけど、品数も豊富だし質も十分及第点。
理由②:カップル向けの寮はとてもきれいで十分に広い。
理由③:近くにTESCOがある。ただし、規模は大きくなくて商品の種類が物足りない。TESCOの傍にある韓国食品店には日本食がかなり置いてあって、品質もとても良い。
理由④:図書館が24時間オープンではない!!!(信じられない!)
理由⑤:PCの数が十分にない(エッセイはどこで書けばいいのだろう。。)
理由⑥:プリントアウトする際の値段が高い。
理由⑦:講義と図書館の連携があまり取れている印象がない。
理由⑧:キャンパスが綺麗で洗練されている。
その他①:定性的研究しても許される雰囲気。(政治学だけの印象。他の学部は不明。)
その他②:dependent用の英語クラスがない(以前はあったけど、やめてしまったらしい。)。


<Colchetserのウサギ大学>
まとめ:勉強をする場所として理想的。ただ、生活はとても不便。
理由①:キャンパス内にカフェ&レストランはそれなりにある。しかし、キャンパス内のスーパーは質は低く、種類も乏しい。それでいて値段がかなり高い。
理由②:カップル向けの寮は古い。広さは十分。
理由③:TESCOは徒歩圏内にあるが、坂道をかなり下っていかなければならない(帰りは上らないといけない)。ただし、規模が大きいので商品は十分揃っている。
理由④:図書館(の一部)は24時間オープン。
理由⑤:キャンパス内にたくさんPCルームがあって、いくつかは24時間空いている。
理由⑥:プリントアウトは安価にできる。
理由⑦:リーディングリストが図書館に提供されていて、必要な本に簡単にアクセス可能。
理由⑧:キャンパスは雑然としている。
その他①:定性的研究など、この世に存在しない。(政治学だけの印象。他の学部は不明。)
その他②:dependent用の英語クラスが充実している。


Colchesterの方が田舎で、Coventryは都会的。学生のファッションもキャンパスの設備も、Coventryの方がどこか洗練されているように思います。
でも、Colchesterの方が学生を勉強させるためのインフラが整っていたような印象。
Coventryの大学の欠点をうまくカバーする方法を見つけながら、充実した学生生活を送っていきたいものです。

(投稿者:Ren)

イタリア語、始めました

2014年10月16日 | 【イギリス生活】学生生活
この秋から通っているリス大学では、学生だけじゃなくて広く地域の方も対象にした様々な言語のクラスが開講されています。
授業料は1年(2時間×19回)で£240。(少人数のクラスだと£320になります。)
レベルも全くの初心者からかなり使いこなせる上級者まであって、いろんなニーズに応えられるようになっています。

実はSakuraとRenが日本にいたとき、イタリア語を習っていました。
イタリア語を勉強していた理由は、Sakuraはイタリアオペラが好きだから、RenはSakuraと一緒の習い事をしたかったから。イタリア語を始めたときは仕事が大変忙しくて、夫婦の会話がほとんどなかった(平日はほとんど帰って来ない、土日はだいたい寝ている。よく喧嘩もしました。。)ので、それへの危機感も少しありました。
Sakuraと違って、単語も文法も何も知らない状態で始めたRenですが、2年間近く(毎週ではなかったけど)教室に通っていたおかげで、日本で受けたIELTSのSpeakingのときに、思わずイタリア語が出てきてしまったほど、イタリア語に慣れることができました。

通っていたイタリア語教室はイギリスに渡るタイミングでやめ、こうしてイタリア語を全く使わない環境になりました。
すると、当たり前のことですが、せっかく少し覚えたイタリア語がどんどんどんどん頭の中から抜けていきます。
もったいない、と思いながらも、去年は毎日毎日忙しくて、なかなかイタリア語を維持する努力をできずにいました。

いまも別に忙しくなくなったわけではありません。
でも、イギリスに1年いて、ヨーロッパ出身の同級生たちが「自分たちの言語+英語+もう一つの言語」を当たり前のように使えることを目の当たりにして、「英語だけしか話せないのでは世界から取り残されてしまう!」と危機感を覚えました。
イギリス生活もだいぶ慣れて気持ちにも余裕ができたことから、せっかくの機会を活用しようと思って、週1回、イタリア語のクラスを受講することにしました。

このクラスは学生以外にもオープンだったので、夫婦2人での習い事。
クラス分けのアセスメントを受けたときに、Renはイタリア語をほぼ全部忘れていたのですが、かなり忘れていたとは言うもののちゃんと話せるSakuraを真似して彼女の後からほぼ同じことを話したところ、Sakuraと同じPost-Beginnerのクラスに入れることになりました。
このクラスにちゃんと出席して、試験に合格すれば「A1」レベルの証明書がもらえるとか。
「A1」はヨーロッパの言語のレベルを測る共通の枠組みの中で一番低いものなので、「日本で2年勉強して、さらにあと1年勉強してもA1なのか・・・」と思わないわけでもないけど、証明書を無事にもらえるように頑張って勉強していきたいと思います。

クラスは先週から始まったのですが、早速大量の宿題が出されてしまいました。
趣味も兼ねて通っているのに、予想以上に負担が重い。。
今日の夕方に2回目があるのだけど、宿題がまだ終わっていないので、ちょっと焦ります。

(投稿者:Ren)

Mark Blyth, Austerity: The History of a Dangerous Idea (Oxford University Press, 2013)

2014年10月15日 | 
最近本の紹介をしていませんでしたが、久しぶりにあまり日本語で紹介されていなさそうに思われる、Mark Blyth, Austerity: The History of a Dangerous Idea (Oxford University Press, 2013)を取り上げようかと思います。



本書における著者の主張は「緊縮政策は行うべきではない」という一言にまとめることができるかと思います。
著者は最近のサブプライム危機及び欧州危機の原因と現状を確認(第2章及び第3章)し、現在の状況において緊縮政策は有効でなく、むしろ状況を悪化させるのだから行うべきでないと主張します。(経済学の知見が僕にはあまりにも乏しいので断定することはできないけれど、著者はケインズ経済学の立場に立っていると思われます。)

行うべきでない理由は下記2点。
(1)緊縮政策の有効性は理論的に否定されている(特に4章及び5章)
(2)緊縮政策の有効性は歴史的に否定されている(特に6章)

本書の「売り」はもちろんこの4章~6章にあります。
著者は緊縮政策の思想的淵源をAdam SmithやDavid Humeまで遡って語っていきますが、僕が最も興味深く読んだのは、Alberto Alesinaの登場と彼の「栄枯盛衰」を描いた箇所(pp.167-177、pp.205-216)です。
Alesinaや彼と一緒に緊縮財政が経済成長にむしろ寄与することを主張した論者たち(Francesco Silvia Ardagna、Guido Tabellini、Roberto Perotti、・・・)がみんなMilanoにあるBocconi大学の卒業生だったというトリビア(知られざる人間関係(?))はもちろん、一時期飛ぶ鳥を落とす勢いだった(と僕はいろいろな論文を読んで思っていた)Alesinaたち(というか、Bocconi学派の人たち)の研究が最近はその計量分析手法の疑義等から批判されているということは、経済を勉強されている方にとっては旧知に属することかもしれないけど、僕は本書で初めて知りました。
著者の「IMFが緊縮財政が・・・危険思想であることを思い出したときAlesinaの時間は終了した」という評価(p.215)が妥当かどうかは分かりませんが(今度、経済を勉強している友人に聞いてみよう。)、現在の世界経済を見通す上でこのAlesinaらの栄枯盛衰の物語は知っておいたほうがよさそうな気がします。

著者の専門は国際政治経済学。
経済学を専門とする人ではないのに、サブプライム危機や欧州危機の原因を分かりやすく丁寧に説明し、緊縮財政と経済成長をめぐる最近の経済学の学説まで鮮やかに整理する著者の力量に敬服しました。

Oxford University Pressから出ている本ですが、筆致はそこまで固くなく(academic writingのルールに厳格には沿っていない)、学術書と新書の中間くらいな印象です。
いままでよく分かっていなかったことが整理されたり、新しいことを知ることができたりと、知的にわくわくしながら楽しんで通読できました。
経済学を勉強している方にも、僕のような経済状況を理解していたいと思う素人にもおすすめできる良書だと思います。

(投稿者:Ren)

Renを導いたブログの話

2014年10月13日 | 【イギリス生活】学生生活
この秋から通っているリス大学のキャンパス内にはいくつもカフェがあります。
それぞれに良さはあるのですが、勉強する場所として最近Renが気に入っているのが、Arts Centre(という大きなコンサートホールがあるのです)内にあるカフェ。
隣のテーブルとの間が広い点と明るくて本を読んでいても目が疲れない点がお気に入りポイントです。

ところで、Renが大学生だった頃(だから、もう何年も前のことです)、面白くて定期的にチェックしていたブログがありました。
そのブログを書いていたのは、社会人経験を経てイギリスの大学院で政治学を専攻していた方で、日本の政局についてのユニークな分析のほかに、イギリスの大学院で授業がどんなふうに行われるか、イギリス人とどうやって付き合うべきか、といったことがとても分かりやすく紹介されていました。
イギリス人には礼儀正しく接するべきだということ、社会人経験があると深夜まで勉強することが全く苦ではない(仕事もだいたいいつも深夜までやってたし)ということ、その他、授業やエッセイの準備の心構えなど、そのブログから学んだことがどれだけ役に立ったか、それがどれだけ僕のイギリス学生生活を助けてくれたか分かりません。
このブログで僕が紹介している学生生活に関することは、その方の亜流に過ぎません。

ただ、そのブログを読んでいたときは、まさか自分が将来イギリスに留学するなんて、それも政治学を勉強しに行くなんて、夢にも思いませんでした。
留学自体にも全く興味がなくて(海外旅行すらも特に行きたいと思っていませんでした。それを一変させたのがSakuraとの出会いと彼女と言ったウィーンの衝撃。)、ただ「そんな世界もあるんだなあ」と興味深く読んでいました。
でも、その方のブログの内容はなぜか記憶に残っていて、「イギリスで政治学を勉強する」と僕が考えるようになる過程でその影響があったことは間違いありません。

そして、その方が通っていた大学こそ、「芸術会館」(すなわちArts Centre)で有名な「芸術会館大学」。
リス大学に初めてやってきたときに、キャンパスの中心部で立派なArts Centreを発見し、「これがあの方が言っていた「芸術会館」か!!」と興奮したものです。
その方がよく過ごされていたというArts Centreのカフェで、その方がもう何年も何年も前に書かれたブログを読んだ僕が勉強している。

ちなみに、その方はリス大学で修士号及び博士号を取得し、いまは日本の大学で教員をやっていらっしゃるようです。
その方と同じ道を歩むとはいまのところ思っていないのですが、僕はまるでその方に導かれるようにしてここに来たんだな、と感慨にふけってしまうのです。

(投稿者:Ren)


懐かしのチョコレートドーナツ

2014年10月04日 | 【イギリス生活】
前の大学(ウサギがいっぱいいたので、「ウサギ大学」としておきましょう。)にいたときSakuraとRenが頻繁に通っていた売店に、チョコレートドーナツが置いてありました。
そこではドーナツ1つが35pであるところ、5つで£1.29(4つ買うよりも安い!)。
手作り風の味で甘さも控えめでありながら、値段も手ごろなので、よく5つセットを買っていました。

そのドーナツが、いまの大学(リスがいっぱいいるので、「リス大学」と呼ぶことにします。)のスーパーに置いてあるのを発見。
懐かしくてつい思わず買ってしまいました。
なんとなくウサギ大学周辺でしか作っていないと思っていたので、びっくりです。

リス大学にはカフェがいたるところにあるので、その中の一つで買ったラテと一緒にいただきました。とても懐かしい味でした。



リス大学に来てもう2週間ほど経ちましたが、実はいまでもウサギ大学のことを「うちの大学」と無意識に呼んでしまいます。
リス大学が「うちの大学」になるまであとどのくらいかかるでしょうか。

(投稿者:Ren)

Tier 4ビザの更新の話(6)

2014年10月03日 | 【イギリス生活】
2通の封筒がSakuraとRenのもとに届きました。
より正確にいうと、これらはもうちょっと前に僕たちの前の大学の寮に届いたのですが、大学の事務が空いている平日に前の大学まで出かけていってそれらを受け取るのは非常に困難だったので、知人にお願いして転送していただいたのでした。(ありがとうございました!)

前の住所に届くようなものを注文した覚えはないし、どなたかが僕たちに何かを送ってくれたということも聞いていないので、おそらくやっとビザが来たと思っていました。
一点、気になっていたのは、転送をお願いした知人が「この薄さだとパスポートは1つではないか?」と言っていたこと。
いやいや、だって僕たちはちゃんと2人分まとめて申し込んだし、パスポートも2人分提出しているのだから、きっと気のせいですよ。
そう信じながら、そう願いながら、2通の封筒が手元に届くのを待ちました。

そして、ようやく僕たちの手元にやってきた封筒。
わくわくしながら開封したところ、、、

1通目。
あれ?Renのパスポートしかない。

2通目。
あれ?Renのビザしかない。


・・・???

・・・!!


どうしてSakuraのパスポート&ビザが来ていないか良く分かりません。
「dependentビザも同時に申し込んだのですが、それって、まだ審査中ですか?それともパスポート紛失してしまったりしてます?」
というメールを当局に出してみたのですが、返事を出してくれるかどうか。

ということで、いよいよビザ更新の話も今日でラストかと思っていたのですが、まだ続きそうです。


今日のまとめ。
・本人とdependentを同時に申し込んでも、ビザが同時に来るとは限らない(?)
・去年まではビザはパスポートに貼られていましたが、今年からはどうやらビザがICチップ付きのカードになっている

(投稿者:Ren)

指導教授との初ミーティング

2014年10月01日 | 【イギリス生活】学生生活
今週からついに博士課程のコースが始まりました。
始まったと言っても、授業は週に1コマしかないし、その授業も今週は行われないので、まだ始まった実感はありません。
修士課程のときは授業についていくことだけ考えていればなんとかなりました(それで良かったのかは不明ですが)が、博士課程になるとほぼすべて自分で計画を立てて勉強していかないといけないみたいです。
指導教授からの指導をペースメーカーとしてうまく活用していこうと思います。

ということで、早速今日、指導教授と初めて会ってきました。
初ミーティングだから、挨拶とか世間話だけかな、などと思っていたのですが、もちろんそんなことはなく、何を明らかにしたいのか、その仮説をどう実証するのか、というような研究内容の話が中心でした。
先生からは「君の研究計画書(Research Proposal)を読んで感銘を受けたよ」と最初にお世辞を言ってもらったものの、その後は僕のプランの不明瞭な点や疑問点をたくさん指摘されてしまいました。
あまりにもボロボロだったので、先生に僕を入学させたことを後悔させてしまっていないかかなり不安。。

ただ、先生はとても親身に話をきいてくれたし、支離滅裂な僕の説明から少しでもポジティブな面を引き出そうとしてくれたし、30分強話しただけだけど、すごく良い人であることが伝わってきました。
渾身の研究内容は早速粉砕されてしまいましたが、指導教授が素晴らしい人であることが分かって安心できたことが今日の最大の収穫です。

(投稿者:Ren)