SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

Locorotondo旅行記(4) バロック建築の街(?)、Martina Franca

2016年10月29日 | 旅行
SakuraとRenが足を伸ばして出かけたもう一つの街が、Martina Francaです。
AlberobelloもLocorotondoの隣町でしたが、Martina FrancaはAlberobelloと反対方向の隣町です。
ここに行こうと思ったのは、『地球の歩き方』に載っている観光地であったことや、そこにMartina Francaはバロックの街で、AlberobelloやLocorotondoと雰囲気が違って面白い、というようなことが確か書いてあったからでした。
でも、実際行ってみると、雰囲気にそんなに大きな差を感じることなく、「街が大きくて、教会はたくさんあって立派だけど、(Locorotondoと比べて)人が多いだけ」というのが正直な感想でした。

違いが良く分からなかったのは建築のことが全然分かっていないためだと思います。
芸術でもなんでも、ちゃんと味わったり楽しんだりするためには知識が必要で、これまで建築様式だったり建築の思想の勉強を全然してこなかった自分の知の浅さを痛感しました。
なかなか自分の専門外の分野に手を拡げる余裕がないのだけど、このままではいけない。ちょっとくらいは勉強しよう。

さて、上記のような感想だったので、実は街並みにそんなに感激せず、写真はあまり撮っていません。
数少ない写真のうちから旧市街を撮ったものをご紹介すると、こんな感じ。





写真を改めて見てみると、確かにLocorotondoとかとはだいぶ雰囲気が違うかも。
どうして「あまり変わらない」なんて思ったのだろう。。

この街は教会がとても多くて、たくさんお邪魔してきたのですが、その中でも特に見事だったのがBasilica di San Martinoという教会です。



ちょうどこの日は結婚式が行われていて、居合わせた他の観光客の人たちと一緒に、しばし見学しました。
こういうものに出会えると、ちょっと得した気持ちになれますね。



結婚式が終わった数時間後に中に入ると、こんな感じのところでした。





イタリアの教会はイギリスのと比べて色が鮮やかですね。
これはやっぱり天候の違いなんでしょうか。

ちなみに、Martina Francaから、Locorotondoを遠くに望むことができます。



(分からないと思うので、かなりズームします。)




Martina Francaで最大の心残りは、名産のCapocolloを食べなかったこと。
マーケットにも行ったのに、なぜ買うか食べるかしなかったのか。本当にもったいなかったです。

(投稿者:Ren)

Locorotondo旅行記(3) 足を伸ばしてAlberobelloへ

2016年10月08日 | 旅行
この旅行期間中、SakuraとRenはほとんどずっとLocorotondoを散歩していたのですが、せっかくだからと思って、2か所にだけ足を伸ばしに行きました。
その一つが今回ご紹介するAlberobelloです。



この街の旧市街には、綺麗な、よく手入れされたトゥルッロがたくさん建っていますが、その貴重さからここはユネスコの世界遺産に登録されています(1996年)。
確かに、旧市街はどこもかしこもトゥルッロだらけで、この日の真っ青な空と相俟って、非常に見事な景観を形成していました。





トゥルッロの教会まであります。



日本の方にとても人気があることも肯ける、とても綺麗な街でした。
しかし、やはり観光地であるため、観光客相手のビジネスがとても発達しています。
お土産屋の方に日本語で話しかけられたり、お店の看板が日本語で書かれているものまであったりもします。
観光に訪れるにはとても良いけれども、何日も落ち着いて過ごすような場所ではないのかなと思いました。((注)Locorotondo好きのバイアスがかかっています。)

レストランも旧市街の中は観光客向けになっていますが、この街に行かれる方に是非おすすめしたいのが「Ristorante-Pizzeria 'Gli Ulivi'」(http://www.ristorantegliulivialberobello.it/



場所は、リンク先を確認していただければと思いますが、旧市街から少し離れた場所にあります。
少し歩かなければならないものの、地元の人に大人気のお店らしく、僕たちが入った後、すぐに満席になっていました。
このレストランは、出てくるものすべてが本当に美味しくて、滞在期間中いろんなレストランに行ったけれども、ここを超える料理は出てきませんでした。(それでいて、とてもリーズナブルです。)
ここに結局1回しか行けなかったことが、今回の旅行における僕たちの最大の心残りの一つだったりします。

(投稿者:Ren)

Locorotondo旅行記(2) Locorotondoのおすすめワインショップ

2016年10月03日 | 旅行
Locorotondoに行くことがあれば是非立ち寄っていただきたいのは、このワインショップです。



この店にはプーリア州で作られたワインとオリーブオイルがたくさん並んでいます。
ワイン専門店なのでちょっと入るのにびくびくしてしまうかもしれませんが、10ユーロ以内で買えるようなものもたくさんあるので安心です。

このお店では、店主のおじさんがワインやオリーブオイルについて、その該博な知識と誠実な人柄(高価なものは全然おすすめしてきませんでした!)で情熱的に教えてくれます。
唯一の難点は、このおじさんはイタリア語しか話せないこと。
でも、おじさんがゆっくりと丁寧に教えてくれるので、イタリア語レベルがまだA2の勉強が始まったばかりのlower intermediate(自己評価)なRenでも、3割くらいは理解することができました。(Sakuraは半分以上分かっていた模様。さすが!)
おじさんにおすすめしてもらって、テイスティングもさせてもらったオリーブオイル&ワインを味わう日が楽しみで仕方ありません。

不覚なことに、このお店の名前は忘れてしまいましたが、地域の名店「Trattoria Centro Storico」の隣にあります。
ちなみに、このTrattoriaでは是非、AntipastoにCapocolloを食べてみてください。
Capocolloは、Martina Franca名産の生ハムみたいなサラミですが、これは本当に絶品です。
このお店は外国人もたくさん訪れるからか、英語も通じます。

(投稿者:Ren)

Locorotondo旅行記(1) Locorotondoに行ってきました

2016年10月02日 | 旅行
南イタリアのプーリア州にある小さな街、Locorotondoに行ってきました。



実はRenにとってはこれが初めてのイタリアです。
知り合いがLocorotondoにあるトゥルッロ(この地域の伝統的な住居)のオーナーを紹介してくださったおかげで、ローマやミラノやヴェネツィアやナポリを経験する前に、この素晴らしい街に来ることができました。
(ただし、実際にはそのトゥルッロは中心部からかなり離れた場所にあって、周りはオリーブ畑&ぶどう畑で、街灯が皆無な夜は真っ暗でプラネタリウムのような星空が広がっていました。)

Locorotondo自体は日本ではそこまで有名ではないのかもしれませんが、Alberobelloの隣の駅の街なので、たまにブログでこの街のことを書いてくださっている方がいらっしゃいます。
その皆さんが、Locorotondoのことをとても綺麗な街だと紹介してくださっているので、出かける前からすごくわくわくしていましたが、来てみると想像していた以上に素晴らしいところでした。

旧市街の丁寧に白く塗装された建物と、綺麗に掃除された街路と、丹念にケアされた植物と、南イタリアの陽光が組み合わさった素晴らしさはとても写真では伝えきれませんが、いくつか貼り付けだけしておきます。









迷路みたいな旧市街の小路のどこに行っても綺麗で、毎日Sakuraと散歩しても飽きませんでした。
また、ここはただ綺麗なだけではなく、素晴らしく安全でもあります。
僕たちはその街の安全度を、人々の歩く速度やバッグの持ち方で判断していますが、ここでは夜中でも人々がバッグのファスナーを握りしめないでゆっくり歩いていました。(ちなみに、子どもたちも夜中まで遊んでいます。)

ここをAlberobelloのついでに訪れる方がどうやら多いようですが、それはあまりにももったいないことだと思います。
むしろ、Locorotondoをメインにして、ついでにAlberobelloに行くプランの方が良いんじゃないかとすら思います。

次回は、そのLocorotondoにおけるmust-goなお店をご紹介します。

(投稿者:Ren)