こんにちは、Renです。
今回もウィーン旅行記を書いていこうと思います。
今日のテーマは、「シーズンオフのウィーン音楽事情」。
こういうテーマは本当はSakuraのほうが的確なことを書いてくれると思うのですが、素人の目も必要かなと思うので、僕が書いてしまおうと思います。
僕たちがウィーンを訪れた8月中旬~下旬は、音楽はシーズンオフでした。
ウィーンフィルのコンサートもオペラも何にもやっていません。
でも、ウィーンは音楽で溢れていました。
ウィーンには毎日夕方くらいになるとストリートで音楽を奏でる人が現れます。
本格派の中には、若者数人のグループで弦楽&木管でクラシック音楽を奏でる人たちやアップライトピアノを持ってきてショパンを情熱的に弾く人、バイオリンで美しい音色を響かせる人などもいました。
もちろん、そうじゃない人たちも結構いて、微妙な歌声を披露してくれたおじさんとか、レストランの近くでアコーディオンを鳴らして、あとから「お金を貰って音楽をやってるんだ」とお金をせびる青年とかも。
このように質はバラバラだったけど、ウィーン中心部にいるといろんなところで音楽を聞くことができて、音楽に困るということはありませんでした。
音楽が文化として根付いているんだねーってSakuraとよく話していました。
この点で一番びっくりしたのは、ある広場近くを散歩していたらそこにワルツが流れていて、たくさんの人たちがリズムに合わせて躍っていたこと。
彼ら彼女らはお金のためじゃなくて、ただ楽しむためにワルツを踊っていました。
文化が根付いているというのはこういうことを言うのかと、理解しました。
また、シーズンオフのこの期間、ウィーン市庁舎前の広場で毎晩フィルムコンサートが催されていたことを触れないわけにはいきません。
ものすごく大きなスクリーンにちょっと前にやっていたクラシックやジャズのコンサートやオペラが適切な音量で上映されるのです。
そこにはイスがたくさん並んでいて、自由に座ってそのコンサートたちを楽しむことができる。
面白いなと思ったのは、このフィルムコンサートには若者からお年寄りまで本当にたくさんの人が来ていたのだけど、スクリーン前に並べられたイスが全席埋まることはなかったことです。
みんなどこにいたのかというと、近くのベンチで友人とお酒とおつまみを飲み食いしながらしゃべっているか、たくさん出ている屋台からいろんな食べ物・飲み物を買って、仲間で盛り上がっていました。
きっと若い人なんかは、フィルムコンサートに行くことを口実に、仲間で盛り上がったり、デートしたりしてるんでしょう。(みんなコンサートなんか聞いてませんでしたし。)
なんというか、日本の花火大会に近い楽しみ方をしているのかなと思いました。
こういうところはどこの国でも同じですね。
さて、ウィーンの音楽事情を語る上である意味欠かせないのが、これから述べる「ウィーン・モーツァルト・オーケストラ」です。
昼間、オペラ座の周辺にはモーツァルトに扮した人がいっぱいいます。
彼らは観光客と思しき人を見つけると、必ず声をかけてきます。
そして、こちらが日本人だと分かると「コンニチワー」とか「スミマセン」とかと言ってきます。
彼らに応じて足を止めてしまうと大変です。
チケットを売ろうとガツガツ来られてしまいます。
その中の一つが、この「ウィーン・モーツァルト・オーケストラ」のコンサート。
このコンサートの売りは、オーケストラ団員たちが「モーツァルト時代の様式」の鬘&コスチュームで演奏を行うことと、コンサート会場が楽友協会ホールというすごく豪華なところであること。
http://www.mozart.co.at/index_jp.htm
面白そうだなと思って、ホテルでチケットを取ってもらって(偽モーツァルトたちからは買いたくなかった)、このコンサートに行くことにしました。
コンサートには、たくさんの観光客。
会場の楽友協会も大変美しいし、席に案内してくれる方も豪華なドレスを着ていて、気分を盛り上げてくれました。
ただ、コンサート内容は、、、正直、微妙。。
クラシックど素人のRenでも凡庸に聞こえてしまう演奏でした。(決して下手というわけではない。)
これはクラシックのコンサートを聴きに行くというよりもショーを観に行くという気持ちで行くべきだと思います。
実際、ショーとして観た場合、このプログラムはとても楽しかったです。
演奏される曲は誰もが知っている有名な曲ばかりだったし、指揮者をはじめとして出演者はコミカルな動きを取り混ぜながら観客を楽しまそうとしてくれます。
楽友協会で音楽を聴くというのはなかなかできることではないので、このコンサートに行って損をするとまでは言えないんじゃないかなと思いました。
ただ、Renはここに行った後、「今度は絶対シーズン中に来よう!!」って思いました。
おまけ。
偽モーツァルト対策。
コンサートの翌日以降に彼らに会ったとき、「そこならもう行ったよ」と言うようにしたら、殆どの人がすぐに退いてくれました。
他の街でもそういう人に会ったら、「昨日行きました」とか「もう行った」とかととりあえず言ってみるのも手かもなと思いました。
ただし、「いやいや、これは違うコンサート(君が行ったコンサートとは違うもの)だよ」と切り返してくる人もいたので、万能の言葉ではなさそうですけどね。
(つづく、かな。)
(投稿者:Ren)
今回もウィーン旅行記を書いていこうと思います。
今日のテーマは、「シーズンオフのウィーン音楽事情」。
こういうテーマは本当はSakuraのほうが的確なことを書いてくれると思うのですが、素人の目も必要かなと思うので、僕が書いてしまおうと思います。
僕たちがウィーンを訪れた8月中旬~下旬は、音楽はシーズンオフでした。
ウィーンフィルのコンサートもオペラも何にもやっていません。
でも、ウィーンは音楽で溢れていました。
ウィーンには毎日夕方くらいになるとストリートで音楽を奏でる人が現れます。
本格派の中には、若者数人のグループで弦楽&木管でクラシック音楽を奏でる人たちやアップライトピアノを持ってきてショパンを情熱的に弾く人、バイオリンで美しい音色を響かせる人などもいました。
もちろん、そうじゃない人たちも結構いて、微妙な歌声を披露してくれたおじさんとか、レストランの近くでアコーディオンを鳴らして、あとから「お金を貰って音楽をやってるんだ」とお金をせびる青年とかも。
このように質はバラバラだったけど、ウィーン中心部にいるといろんなところで音楽を聞くことができて、音楽に困るということはありませんでした。
音楽が文化として根付いているんだねーってSakuraとよく話していました。
この点で一番びっくりしたのは、ある広場近くを散歩していたらそこにワルツが流れていて、たくさんの人たちがリズムに合わせて躍っていたこと。
彼ら彼女らはお金のためじゃなくて、ただ楽しむためにワルツを踊っていました。
文化が根付いているというのはこういうことを言うのかと、理解しました。
また、シーズンオフのこの期間、ウィーン市庁舎前の広場で毎晩フィルムコンサートが催されていたことを触れないわけにはいきません。
ものすごく大きなスクリーンにちょっと前にやっていたクラシックやジャズのコンサートやオペラが適切な音量で上映されるのです。
そこにはイスがたくさん並んでいて、自由に座ってそのコンサートたちを楽しむことができる。
面白いなと思ったのは、このフィルムコンサートには若者からお年寄りまで本当にたくさんの人が来ていたのだけど、スクリーン前に並べられたイスが全席埋まることはなかったことです。
みんなどこにいたのかというと、近くのベンチで友人とお酒とおつまみを飲み食いしながらしゃべっているか、たくさん出ている屋台からいろんな食べ物・飲み物を買って、仲間で盛り上がっていました。
きっと若い人なんかは、フィルムコンサートに行くことを口実に、仲間で盛り上がったり、デートしたりしてるんでしょう。(みんなコンサートなんか聞いてませんでしたし。)
なんというか、日本の花火大会に近い楽しみ方をしているのかなと思いました。
こういうところはどこの国でも同じですね。
さて、ウィーンの音楽事情を語る上である意味欠かせないのが、これから述べる「ウィーン・モーツァルト・オーケストラ」です。
昼間、オペラ座の周辺にはモーツァルトに扮した人がいっぱいいます。
彼らは観光客と思しき人を見つけると、必ず声をかけてきます。
そして、こちらが日本人だと分かると「コンニチワー」とか「スミマセン」とかと言ってきます。
彼らに応じて足を止めてしまうと大変です。
チケットを売ろうとガツガツ来られてしまいます。
その中の一つが、この「ウィーン・モーツァルト・オーケストラ」のコンサート。
このコンサートの売りは、オーケストラ団員たちが「モーツァルト時代の様式」の鬘&コスチュームで演奏を行うことと、コンサート会場が楽友協会ホールというすごく豪華なところであること。
http://www.mozart.co.at/index_jp.htm
面白そうだなと思って、ホテルでチケットを取ってもらって(偽モーツァルトたちからは買いたくなかった)、このコンサートに行くことにしました。
コンサートには、たくさんの観光客。
会場の楽友協会も大変美しいし、席に案内してくれる方も豪華なドレスを着ていて、気分を盛り上げてくれました。
ただ、コンサート内容は、、、正直、微妙。。
クラシックど素人のRenでも凡庸に聞こえてしまう演奏でした。(決して下手というわけではない。)
これはクラシックのコンサートを聴きに行くというよりもショーを観に行くという気持ちで行くべきだと思います。
実際、ショーとして観た場合、このプログラムはとても楽しかったです。
演奏される曲は誰もが知っている有名な曲ばかりだったし、指揮者をはじめとして出演者はコミカルな動きを取り混ぜながら観客を楽しまそうとしてくれます。
楽友協会で音楽を聴くというのはなかなかできることではないので、このコンサートに行って損をするとまでは言えないんじゃないかなと思いました。
ただ、Renはここに行った後、「今度は絶対シーズン中に来よう!!」って思いました。
おまけ。
偽モーツァルト対策。
コンサートの翌日以降に彼らに会ったとき、「そこならもう行ったよ」と言うようにしたら、殆どの人がすぐに退いてくれました。
他の街でもそういう人に会ったら、「昨日行きました」とか「もう行った」とかととりあえず言ってみるのも手かもなと思いました。
ただし、「いやいや、これは違うコンサート(君が行ったコンサートとは違うもの)だよ」と切り返してくる人もいたので、万能の言葉ではなさそうですけどね。
(つづく、かな。)
(投稿者:Ren)