ちわー
、錯乱のジジイです。
大変お待たせをしましたが、ここからは先日にアップしたタイワンシロチョウの記事からの続きです。
そう!
『羽化と言えば…』の続き
という事で、そのタイワンシロチョウと時を同じくして羽化しているのが、この大きなバナナセセリ。
まぁ、飼育していた理由は大きなバナナセセリが好きだからなのですが、その前に…
先の八重山渡航で見つけた、この一頭のメスが始まりでした。
と、いうのが…
バナナセセリの幼虫は時期と場所が合えば、そこそこの数が得られる。
だって、
『こっこよー ここ ここ 』みたいな感じで独特の巣を作って自己アピールしているものだから直ぐに見つけることができる。
しかーし!
その卵を実際に見たことがあるかと聞かれると… 簡単には答えられない。
いや、あるにはあるけど、その卵は未授精だったり産卵から既に数日が経過してたりして決して美しい卵とは言えない。
そこで…
産卵直後の美しい卵を画像に残したい。
そう思って島に滞在している間に強制採卵をし、その卵を撮影したものが👆これ。
いやぁ~ 、本当に美しい
そして大きい。
では、そのバナナセセリの卵がどれくらい大きさかというと…
👆こんな感じ。
スケールのメモリが1mmだから2mm近くはある。
おまけに、このバナナセセリは人為的に運ばれた外来種の上にバナナの害虫ときたものだから、撮影が終わったからと安易にフィールドへは放せない。
そこで直線距離で1200㎞離れた自宅で飼育していたのですが、そいつらが次々と羽化しているのです。
そして、それだけで事は終わらず…
こんなものも島で撮影してました。
これは強制採卵したオオシロモンセセリの卵。
拡大して見るとプリン型をした卵の縁がフリルみたいなっていて面白い。
で、つい調子こいて採卵していたものだから…
はい!
想像された通りで、このオオシロモンセセリもバナナセセリと同様に次々と羽化しています。
そんでもって…
沖縄県や鹿児島南部の諸島からは防疫上の問題から甘藷の持ち出しができないので、八重山で捕獲したリュウキュウムラサキを生きたまま運び自宅にて強制採卵。
その甲斐あって多くの卵を得て、今は自宅で育てているサツマイモの葉っぱを食べて育っています。
ただ、毎年のように同じ顔
(タイプ)をしたリュウキュウムラサキを飼育してどうするの?
そこが問題なんですよねぇ…
で、最後はクチナシの実。
はい、察しの通りでイワカワシジミの幼虫が、このクチナシの実の中に入っています。
そんこんなで、いろんな虫?
いや、いろんなチョウを飼育中。
このブログでは飼育馬鹿には終わりが無い!
なーんて何時も強がってはいるけど…
歩ける人は歩いて、そして走れる人は走って虫を追っかけてください。
ただ、このジジイのように車椅子のお世話になる側の人間にとっては、それは難しい。
だから…
一発勝負でメスを捕らえて、それを元に
“動かない卵”を産ませたり、
“動きの鈍い幼虫”を捕らえては育てて箱
(標本箱)を埋めているんだけど、これが飼育馬鹿の正体ですよ。
沖縄のお笑い芸人、護得久栄昇じゃないけれど… わかるよね