チョウの卵を得ようと強制採卵をするも、その産卵させる植物に事前に付いている卵もある。
それが、このツマムラサキマダラ。
製造過程から必然的に派生する物を副産物と呼ぶならば、このツマムラサキマダラは副産幼とでもいうのだろうか?
しかーし!
それだけで事は終わらない。
先に産卵された卵のために強制採卵したものより孵化が速い。
そして、先に孵化したツマム(ツマムラサキマダラ)の幼虫は後から産卵された卵を食べる。
これがエサ不足であれば理解ができる。
けど…
いくら周囲に柔らかな餌が豊富にあったとしても、卵の方を先に食べるという超悪癖を持っている。
これってスジグロカバマダラやカバマダラとかの幼虫もやらかしてくれるんですよねぇ…
まぁ、このツマムの類は成長コスパが良いとは言え、条件の良い餌を後に奪い合う事になる前に “邪魔者には消えてもらいます!” って事なのかもしれない。
と、いう事で…
今回はツマムの幼虫一匹に大切なマルバネルリマダラの卵を2つも食べられちゃいましたよぉ。
可哀そうだからと、安易に情けなんかをかけるもんじゃないですね。
見てろよぉ!
爺ちゃんの大切な卵を盗み食いをした罰として、羽化したら磔刑に処してやる。