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錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

手入れの要は丁子油

2025年03月23日 | 雑記(ひまつぶし)
日本刀という代物は玉鋼を幾重にも重ね鍛えた金属でできている。
そんなの誰でも知ってるよ!
よって手入れを怠ると酸化して直ぐに錆びる。
そこで、定期的なメンテが必要となりフトモモ科のチョウジノキ(クローブ)から製油した丁子油をコーティングして錆を防ぐんだけど…
この丁子油ってヤツは結構な難物で酸化により劣化もするし、製油法の違いでか固かったり柔かったりと癖がある。


そして今月の始めに買い求めた一振りの刀を手入れをしていたところ、これまで使っていた丁子油の伸びが悪い事に気付く。
思えば暦は3月であるにも関わらす寒い日が続いていので固くなったか?それとも劣化?
だから新たな丁子油を幾つか手配してみました。
すると伸びの悪い固い油もあれは、さらっと刀身になじむ油もある。
まぁ、固目の油と柔らかい油は気温の高い低いで使い分けすれば無駄にはならないのでイイんだけれど、固い油を半端に拭き残そうものなら硬化して油が刀身に焼き付くように覆うのでマジで厄介。
ちなみに…
そんな時は無水エタノールで刀身に付いた固い油を完全に拭き取ってます。


で、そうやって手入れを終えたのが👆こちら…
塗りムラもなく油が良く伸びてくれ、この爺はご満悦。
もう、気持ちイイ~って感じですよ。


で、この後は元の鞘に収め秋の涼しい風が吹く頃まで刀袋の中でお休みさせるのですが、爺さんは刀は生き物だと思っているので時々は鞘から抜いて状態を確認しています。
例えは悪いけど刀はよく喋りますからね。
そして人それぞれかと思いますが…
この互の目乱れ刃が爺さんにとって大のお気に入り。

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